今回は「おおきく振りかぶって」の作者として知られる「ひぐちアサ」先生について解説します。
ひぐちアサ先生は埼玉県出身の女性漫画家。
青春野球漫画「おおきく振りかぶって」のヒットで一躍有名となりましたが、中高時代はソフトボール部に所属し、大学時代はスポーツ心理学を専攻と、作品を象徴するような経歴の持ち主です。
時折長期休載なども挟むため体調を心配されることもあるひぐちアサ先生。
本記事ではそんな先生のプロフィールや素顔を中心に解説してまいります。
目次
「ひぐちアサ」先生のプロフィール
引用元:アフタヌーン
基本プロフィール(年齢など)
| 性別 | 女性 |
| 生年月日 | 1970年5月17日 |
| 年齢 | 55歳(2025年12月時点) |
| 出身地 | 埼玉県 |
ひぐちアサ先生は埼玉県出身の女性漫画家です。
中学高校時代はソフトボール部に在籍する一方、中学二年生の時に「りぼん漫画スクール」に投稿するなど、かなり早い段階から漫画家を目指して活動していた模様。
大学では漫研に所属し、同人活動も経験。
大学ではスポーツ心理学を専攻していて、ソフトボール経験等活かし「おおきく振りかぶって」の構想を既にこの頃練り始めていたことが語られています(野球漫画を描こうと思った切っ掛け自体は高校時代の近所の野球部の躍進)。
漫画家としての経歴
ひぐちアサ先生は1998年に「ゆくところ」でアフタヌーン四季賞(春)四季賞を受賞。
これが同年「アフタヌーン」に掲載され、プロデビューを果たします。
その後は「アフタヌーン」で「家族のそれから」「ヤサシイワタシ」といった家族ドラマ、恋愛ドラマを中心に作品を発表。
その後、2003年にそれまでとは内容を一新し、高校野球漫画「おおきく振りかぶって」の連載が開始され、これがアニメ化され数々の賞を受賞する大ヒットとなり、現在に至ります。
「ひぐちアサ」先生と「おおきく振りかぶって」
「おおきく振りかぶって」は従来の野球漫画とは全く異なるスタイルで、読者や業界から高く評価された作品です。
内容としては気弱で卑屈な投手の少年が、女性監督が新設したばかりの硬式野球部を舞台に、チームメイトと共に成長していく物語。
弱小野球部が甲子園を目指すという王道の内容ながらスポ根的な要素はほとんどなく、繊細な心理描写と日常要素を取り込んだ斬新な表現方法が当時高く評価されました。
一試合一試合、一球一球の描写が非常に細かくされていて、分かりやすい一方でストーリー展開はかなりゆったりしたものとなっています。
「ひぐちアサ」先生の素顔(始球式)
ひぐちアサ先生はあまり表に出てくるタイプの作家さんではありませんが、全く顔出しNGというわけではなく、少ないながら顔写真なども見つかっています。
これを見ると、非常に穏やかで優しそうな印象の女性ですね。
2010年には埼玉県営大宮公園野球場で、埼玉西武ライオンズと北海道日本ハムファイターズの試合で始球式を行ったことでも話題になっていました(「おおきく振りかぶって」とのコラボ企画)。
始球式ではギリギリワンバンでしたが、見事な投球を披露しています。
「ひぐちアサ」先生と休載(病気?)
ひぐちアサ先生は2010年頃から長期休載を繰り返しており、一部では病気を心配する声も上がっていました。
ただこれは病気によるものではなく、取材・充電期間や出産によるものであったことが後に判明してます。
2011年には長女、2016~2017年の長期休載時には次女を出産。
ひぐちアサ先生は1970年生まれで長女出産時で既に40歳を超えていますから、中々の高齢出産。
体力的なものを考えればもっと休載していてもよいぐらいです。
その後、何度も休載は行っていますが、連載終了などということは全くなく、ペースは落ちても連載を継続しています。
「ひぐちアサ」先生の現在
ひぐちアサ先生はプライベートについてはあまり明かされておらず、娘さんを二人出産したことは分かっていますが、他にお子さんがいるのか、旦那さんについては公表されていません(ネットで時々、全く別人が旦那だとの情報が流れていることがあります)。
「おおきく振りかぶって」の連載も20年を超え、高校野球を取り巻く環境も連載当時は大きく様変わりしていますが、丁寧な取材活動を行いながら連載を続けておられます。
長年にわたる取材活動のお陰で色んな高校野球の監督さんと親しくなり、そうした集まりに参加することを楽しんでいるそうです。




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