「皆川亮二」~圧倒的画力で知られる漫画家、藤田和日郎との友情や素顔(写真)、逸話(エピソード)など~

 今回は漫画界でもその圧倒的画力で知られる漫画家「皆川亮二(みながわりょうじ)」先生について解説します。

 皆川亮二先生は東京都出身の男性漫画家。

 緻密で迫力あるアクション描写、デザイン、表現力が絶賛されており、業界内でも画力の高い漫画家としてしばしば名前が挙がる存在です。

 ストイックな印象がありますが、同業者との交流にも積極的な先生。

 本記事ではそんな皆川亮二先生のプロフィールや交友関係、素顔を中心に解説してまいります。

「皆川亮二」先生のプロフィール

基本プロフィール(年齢など)

性別男性
生年月日1964年7月5日
年齢61歳(2025年12月時点)
出身地東京都墨田区

 皆川亮二先生は「スプリガン」「ARMS」の作者として知られる東京都出身の男性漫画家。

 「重機甲兵ゼノン」で知られる神崎将臣先生の同級生で、高校時代に絵を褒めてもらい漫画を描かないかと誘われたことがこの世界に入った切っ掛けだそうです。

 好きな漫画家は高橋留美子、望月三起也、大友克洋。

 特に高橋留美子先生が大好きで、よく高橋留美子先生の絵を模写し、漫画を描き始めた頃は高橋留美子先生をまねたような漫画ばかり描いていたのだとか。

 好きなのは分かりますが、皆川亮二先生の今の作風は高橋留美子先生とは全然違うのでただただ驚きしかありませんね。

漫画家としての経歴

 皆川亮二先生は1988年に「HEAVEN」で第22回小学館新人コミック大賞少年部門に入選し、これが週刊少年サンデーに掲載されプロデビュー。

 その翌年から漫画原作者のたかしげ宙氏とタッグを組み、週刊少年サンデーで「スプリガン」の連載を開始し連載デビュー。

 その後も「ARMS」「D-LIVE!!」など週刊少年サンデーで連載を続け、サンデー黄金期を支える作家の一人となっていきました。

 「D-LIVE!!」連載終了後は他誌でも連載を持つようになり、「PEACE MAKER(ウルトラジャンプ)」、「ADAMAS(イブニング)」、「海王ダンテ(ゲッサン)」、など高い画力でヒットを量産。

 現在(2025年12月時点)は「月刊アフタヌーン」で「ヘルハウンド」を連載中です。


「皆川亮二」先生の圧倒的画力

 皆川亮二先生は画力の高い漫画家を挙げろと言われたら必ず名前が挙がる圧倒的画力の持ち主です。

 精緻に書き込まれた画面と迫力あるアクション、銃器やメカなどの描写には特に定評があり、独特の映画的表現も秀逸。

 とにかく画力センスが圧倒的で、その画で以ってストーリーと演出に説得力を持たせるタイプの作家さんです。

 この緻密さに加えて筆が速いことでも有名で、同業者も皆川亮二先生の画力には「真似できない」「降参」と白旗を上げています。

「皆川亮二」先生の素顔(写真)

 皆川亮二先生は温和そうな雰囲気の男性です。

 その作風を見ると職人肌の尖った人なのかな、という印象を受けていましたが、実際には非常に人あたりがよく、よくファンの求めに応じて写真撮影に応じたり、サインやイラストを描いている模様。

 SNSなども利用されていらっしゃいますが、プライベートの情報発信はあまりなく、作品情報やイラストが中心。

 結婚しているかどうかやお子さんの有無などは情報が見つかりませんでした。


「皆川亮二」先生と藤田和日郎先生

 皆川亮二先生は色んな作家さんと交流を持っておられますが、その中でも特に仲の良い作家さんが「うしおととら」で知られる藤田和日郎先生。

 お二人は新人コミック大賞の授賞式でも隣同士に座っていたデビュー同期で、高橋留美子先生好きの同士。

 藤田先生は「皆川亮二が同じ世界にいる」と思うだけで元気が出るとまで語っています。

 ちなみにコラ画像で藤田先生を元ネタにした漫画家・富士鷹ジュビロ(島本和彦先生の「吼えろペン」)が、皆川亮二先生に嫉妬して襲い掛かるというネタが出回っていますが、これに関しては普段は温厚でこうしたネタを笑っている藤田先生もブチギレて否定していました。

「皆川亮二」先生の逸話(エピソード)

 皆川亮二先生の逸話と言えば、やはりその圧倒的な画力関連が多いですね。

 小学館の授賞式で同じ新人漫画家だった藤田和日郎先生が、皆川先生の読切の精緻に書き込まれたカットを見て「自分なら丸一日かけても描けない」と思い、皆川先生にどれくらいかかったのかと尋ねたところ、

 「んー。そんなんでもないよ。1時間半くらいかな」

 と発言し絶望させたエピソードはあまりにも有名。

 皆川亮二先生の元アシスタントの大関詠嗣先生が全くの素人だった18歳の時に先生の下に入門したエピソードを漫画にしていますが、皆川先生の指導で大関先生は恐ろしく画力が向上していっています。

 また初対面の大関少年に「生原稿を貸して」と頼まれ、困りながらも貸してしまったエピソードなど、お人好しな話にはことかきません。



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