今回は「ジャンプ+」で連載中の大人気作品「SPY✖FAMILY(スパイファミリー)」から、ボンボンだけど意外とかわいい恋する男の子「ダミアン・デズモンド」について解説します。
ダミアン・デズモンドは国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男であり、「オペレーション梟」の標的。
イーデン校に通うアーニャとは同じクラスに所属しており、アーニャに対していつも憎まれ口を叩いていますが、実はアーニャに恋心を抱く男の子でもあります。
本記事ではダミアンの基本プロフィールに加え、家族との関係性、アーニャとの恋の行方などを中心に語っていこうと思います。
「スパイファミリー」ダミアンのプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、体重、誕生日、声優など)
年齢 | 6歳 |
身長 | 110cm |
体重 | 不明 |
靴のサイズ | 17cm |
誕生日 | 不明 |
所属 | イーデン校1年3組(セシル寮) |
好きなもの | サッカー、漫画、ステラ |
嫌いなもの | ミミズ、ピーマン、国語 |
得意科目 | 歴史(中間考査94点・学年2位) |
苦手科目 | 国語(中間考査50点) |
声優 | 藤原夏海 |
ダミアン・デズモンドは東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男。
外見はややクセのある黒髪と長いマツゲ、垂れ目が特徴です。
性格は傲慢で生意気、典型的なボンボンではありますが、その言動は一本筋が通った男らしいものとなっています。
偉大な父と優秀な兄を持ち、父親に認めて貰いたい一心で学業や校内行事に奮闘する努力家で、兄と同じ「皇帝の学徒(インペリアルスカラー)」を目指しているようです。
作中では、父であるドノバンは東西平和を脅かす危険人物と見做されており、ロイド(黄昏)はアーニャとダミアンを通じてドノバンと接触し、ドノバンの計画を探る「オペレーション梟」を実行中です。
メインプランはアーニャが皇帝の学徒となり、その親たちによる懇親会に参加してドノバンと接触することでしたが、アーニャの学力的にこちらはかなり見込み薄。
アーニャとダミアンが仲良くなって個人的にデズモンド家と接触するサブプランも並行して進められていますが、表向きアーニャとダミアンは喧嘩ばかりでこちらの進捗もあまり芳しくありません。
しかしダミアンは密かにアーニャに恋心を抱いており……(詳細は後述)
ボンボンだが意外と漢気溢れるいい奴
入学初日からアーニャに意地悪をしてトラブルを起こすなど、親の力をカサにきた嫌な奴かと思われたダミアンですが、その本質は意外に漢気溢れるいい奴です。
テストや校内行事には卑怯な手を使わず正攻法で挑んでいますし、ドッジボールの際はその身を挺してアーニャを庇っています。
アーニャが星(8つ獲得すると皇帝の学徒になれる)を獲得した際には、陰口を叩く周囲の子供たちに対し、ダミアンは「イーデン校は不正や手違いで星をくれるような三流校じゃない」と発言し、彼らを嗜めていました。
また、ダミアンは傍らにエミールとユーインという2人の子分を従えていますが、時折彼らを気遣うような発言もしており、ただの威張り散らすだけのガキ大将でもありません。
こうしたちょっとした普段の振る舞いに、ダミアンの優しさや男らしさが滲み出ているんですよね。
「スパイファミリー」ダミアンとその家族(父、母、兄)
国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男
ダミアンの父であるドノバン・デズモンドは謎の多い人物です。
分かっていることはあまり多くなく、
・東国の政治家で東西平和を脅かす危険思想の持ち主だと危惧されている。
・デズモンドグループという財閥のトップ。
・用心深い性格でイーデン校の「懇親会」を除いてほとんど表に出てこない。
息子であるダミアンも普段はほとんどドノバンには会えないようでした。
ダミアンは偉大な父親を尊敬していますが、どうもその想いは一方通行で、ダミアンは父親が自分に興味を持っていないことに寂しい思いをしているようです。
しかしダミアンはそれに腐ることなく、父親に認めて貰うため立派な人間になろうと日々努力を続けているのですが……
母のメリンダからは不可思議な愛憎を向けられる
母であるメリンダもまた、謎多き人物です。
一見すると品の良い穏やかなご婦人。
偶然知り合ったアーニャの母・ヨルとも気さくに接する好人物です。
しかしダミアンが関わると途端に態度を硬化させてしまいます。
ダミアンがバスジャックに遭った時など、彼のことを心から心配していましたが……同時にダミアンの存在を疎ましく思う不可思議な愛憎を抱いていました。
兄のデミトリアスは皇帝の学徒に選ばれたエリート
ダミアンの兄、デミトリアスはイーデン校でも一握りしかいない特待生「皇帝の学徒(インペリアルスカラー)」に選ばれたエリートであり、ダミアンの目標です。
デミトリアスと父ドノバンの関係は不明ですが、少なくとも彼は懇親会で定期的に会うことができており、ダミアンはそのことを羨ましく思っているフシがあります。
つまり兄のように父に認められる立派な人間になる、というのがダミアンの今の目標です。
ダミアンとデミトリアスの関係は特別悪くはないようですが、電話でのやり取りを見ると、デミトリアスの側はどこか素っ気ない印象を受けますね。
デミトリアスが父に興味を持たれないダミアンを見下しているのか、それとも期待を持たせないようにわざと冷たい振る舞いをしているのか、それによってガラリと兄弟の関係が変わってくると思われます。
「スパイファミリー」ダミアンとアーニャの恋の行方
恋のきっかけは右ストレート(ヨル仕込み)
ダミアンがアーニャに恋心を抱くようになったきっかけは、入学初日にアーニャに意地悪をしてしまい、怒ったアーニャに強烈な右ストレートをくらったこと。
何で殴られて恋に落ちるんだと思わなくもありませんが、そこはダミアンの育った環境が影響しています。
今まで何不自由なく育ち、誰も自分に逆らわなかったダミアンにとって、アーニャは生まれて初めて自分を真っ向から見つめ、否定した存在。
そのことがダミアンにアーニャを特別な存在として意識させ、その後泣きながら謝罪してきたアーニャのしおらしさ(ダミアンの勘違いでアーニャは別に悪いと思ってない)に心を撃ち抜かれたダミアンはアーニャに恋に落ちました。
決して、ダミアンが殴られて喜ぶ性癖の持ち主だからではありません(多分)。
ちなみに、アーニャの右ストレートは入学直前にヨルから伝授されたものであり、母親直伝の手料理で男の子の胃袋を掴んだようなものだと曲解すれば、この一連の流れもまぁ……?
恋心を否定しつつもアーニャに振り回されるダミアン
アーニャへの恋心を必死に否定しつつも、ことあるごとにアーニャに振り回されるダミアン。
ダミアンがちょっかいを出さなくとも、アーニャの側からダミアンと仲良くなろうと近づいてくるのですから、ダミアンもついつい勘違いしてしまいます。
工作、ドッジボール、テストといつもアーニャに振り回されて苦労していますが、それでも何だかんだアーニャをフォローして面倒を見ているあたり、ダミアンの人の良さが滲み出ていますね。
ちなみにアーニャは、単に父親のミッションのためにダミアンと仲良くしなければと思っているだけで、(今のところ)ダミアンには何ら特別な感情を抱いていません。
勘違いしているダミアンを憐れむべきか、幼くして男を誑かすアーニャを恐ろしいと思うべきか……う~ん。
アーニャは幼く(実質4~5歳)、恋心を理解するのはかなり先のことでしょうから、その結果がどうなるにせよダミアンの苦労はまだまだ続きそうです。
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