今回は山口つばさ先生が「アフタヌーン」で連載中の青春アートストーリー「ブルーピリオド」から、八虎の悪友の一人「歌島(うたしま)」について解説します。
歌島は主人公の矢口八虎の悪友の一人。
いつも八虎、恋ヶ窪、純田の四人でつるんで馬鹿やっています。
いい加減なチャラ男ですが、意外に仲間想いでメンバー内のムードメーカー。
本記事ではそんな歌島のプロフィールや人間関係、その後の進路などを中心に解説してまいります。
「ブルーピリオド」歌島のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、年齢、身長、声優など)
誕生日 | 3月28日 |
年齢 | 16歳(初登場時、八虎と同学年) |
身長 | 178cm(小柄) |
所属 | 八虎と同じ高校(高校名は不明) |
声優 | 橘龍丸 |
歌島は主人公・矢口八虎と同じ高校に通う悪友の一人。
恋ヶ窪、純田と共に八虎と四人でつるんで行動しています。
外見は眼鏡で爽やかな雰囲気のイケメン。
ただし眼鏡は伊達であり、口を開けば途端にいい加減さとだらしなさが露呈する典型的な顔だけチャラ男です。
ノリが良く、良い意味で空気を読まない性格で八虎グループのムードメーカー。
特にやりたいこともなく、その日、その時が楽しければいいというタイプです。
コピーバンド「マチエールズ」のギター
本編には全く登場していませんが、歌島はコミックスカバー裏の四コマでコピーバンド「マチエールズ」でギターを担当していることが判明しています。
顔が良いためかメンバー1のモテ男と紹介されていました。
ただ本編で歌島が音楽をやっている描写は全くなく、本人も特に音楽がやりたいわけではない様子。
恐らくはモテたいがためにバンドをやっていただけで、高校卒業後は普通にバンドも解散したのではないかと思われます。
「ブルーピリオド」歌島と八虎たち
意外に仲間想いなムードメーカー
歌島たち四人組は傍から見ればかなりヤンチャですが、しかし実は歌島以外のメンバーは結構真面目。
実は繊細で思い悩むタイプの八虎。
友達想いで人情派、実家の豆腐屋を継ぐ予定の純田。
見た目はヤクザながら、パティシエになるという夢を追う恋ヶ窪。
本当に何も考えていないのは歌島だけです。
ただ八虎にとってはこういう軽くて空気を読まない存在はとても貴重。
一緒になって悩んでくれる恋ヶ窪とは対照的に、八虎と適度な距離感で接し、気分を軽くしてくれるのが歌島です。
ただ歌島も決して八虎をどうでも良いと考えているわけではなく、八虎が藝大に受かった際には大喜び。八虎のことをずっと案じていました。
あるいは意図的に深刻にならないよう振る舞っているのかもしれませんね。
卒業後も変わらぬ交友関係
歌島を含めた八虎たち四人組の交友関係は高校卒業後も続いています。
進路がバラバラのため高校時代のように頻繁に会うことは難しいようですが、藝大の学園祭に遊びに来たり、休みには一緒に旅行に行くことを計画したりと、とても仲良し。
折々に触れて作品に登場し続けており、歌島たちと八虎の友情の深さが感じとれます。
「ブルーピリオド」歌島はモテない?
歌島はコミックスカバー裏の四コマで、「バンドメンバー1のモテ男」「後輩の女子からモテる」と紹介されていました。
ただ一方で「クラスの女子からは全くモテない」とされており、女子から「うざいんだけど」「ちゃんとしてよ」と白い目で見られる様子が描かれています。
このことから、歌島は彼の中身を知らない関係の薄い相手からは普通にモテる、ということがうかがえます。
それでも後輩からモテるなら十分だろうと思われていましたが、高校の卒業式の日「誰が第二ボタン一番になくなるか競おうぜ」と楽しそうにしていた歌島に近づいてくる女子はゼロ。
後輩からもその中身を見抜かれ、最終的にただただ顔が良いだけのモテない男になっていました。
「ブルーピリオド」歌島の卒業後の進路
高校卒業後、歌島はフリーターとなって「STAR FRONT COFFEE」というカフェで働いています。
一応、大学進学予定で受験はしていたようですが、成績が悪い上にほとんど勉強をしていなかったので受験は全滅。
しかし別に大学に行きたいわけでもなかった歌島は落ち込むことなく、浪人せずフリーターになることを選択しました。
特にやりたいこともないので、軽く「カフェ店員でもやろっかなー」と。
当時、藝大の合否が不明で思い悩んでいた八虎が、その軽い歌島の考え方に救われていた様子が描かれています。
ちなみに、適当に始めたカフェ店員ですが、意外に相性が良かったのか山口先生のX(旧Twitter)では「コーヒーメーカー買っちゃおうかな」と呟くその後の歌島の姿が描かれています。
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