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「兄の嫁と暮らしています。」感想&評価(ネタバレ注意)~この二人の関係は果たして何と呼べば良いのだろう?~

 今回はくずしろ先生がヤングガンガンで連載中、血の繋がらない姉と妹のどこか切ない関係を描いた「兄の嫁と暮らしています。」について紹介します。 この作品はたった一人の血縁だった兄を無くした高校生の少女と、その兄の妻だった女性が、互いを想い合い、寄り添いながら暮らしていく様を描いた物語。 2人の互いを想い合うからこそすれ違う、ちょっと切ない距離感が尊い良作です。 本記事ではただの家族愛とも百合とも言えない2人と、彼女たちを取り巻く人々との関係が描かれたこの作品の魅力について語ってまいります。
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「いとなみいとなめず」感想&評価(ネタバレ注意)~交際経験0の夫婦が結婚から始めるジレジレほのぼのラブコメディ~

 今回は水瀬マユ先生が漫画アクションで連載中、交際経験0の夫婦が始めるジレジレラブコメディ「いとなみいとなめず」について紹介します。 この「いとなみいとなめず」は、文字通り色んなものをすっ飛ばかして夫婦になった2人が、”夫婦の営みを営めないまま”少しずつ距離を縮めていく物語。 「中学生かよ」とツッコみたくなる純な2人の関係をヤキモキほのぼのしながら見守っていたくなる良作です。 まだ気が早いけど、できればドラマ化して欲しいなぁ……
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「神様のバレー」感想&評価(ネタバレ注意)~アナリストが戦術と詐術で弱小チームを全国制覇へ導く、主人公の呪いとは?~

 今回は「週刊漫画TIMES」で不定期連載中の、選手ではなく指導者を主役としたバレー漫画「神様のバレー」について紹介します。 独特の理論と傲慢な考えを持った指導者・監督が弱小スポーツチームを勝利に導くという物語は、一昔前は珍しかったものの今ではスポーツ漫画の一大ジャンル。野球では「ラストイニング」とかが有名ですね。 漫画的な必殺技・スーパープレーが無い分、そのスポーツの理論をより深く知ることができ、メンタルや人間模様が丁寧に描かれているのが特徴です。 本記事では「神様のバレー」のあらすじや登場人物などに触れながら、その魅力や特徴(呪い)について深掘りしていきたいと思います。
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「山を渡る-三多摩大岳部録-」感想&評価(ネタバレ注意)~大学山岳部でガチ登山家と初心者がおりなす群像劇~

 今回は空木哲生先生が「ハルタ」で連載中、大学山岳部の活動を描いた青春群像劇「山を渡る-三多摩大岳部録-」について紹介します。 この「山を渡る」は、崖登りもこなすガチ登山家の上級者たちが、山岳部存続のために貧弱新入生3人組に登山の魅力を伝えていく物語。 初心者丸出しのピクニックから上級者向けの本格登山、そして学生特有の金銭的な問題まで丁寧に描いた良作です。 本記事では、物語のあらすじや登場人物を中心に、若干のネタバレも交えながら「山を渡る」の魅力を語ってまいります。
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「リボーンの棋士」感想&評価(ネタバレ注意)~打ち切り完結済でも読んで損のない名作将棋漫画、その魅力や結末を解説~

 今回は、「ビッグコミックスピリッツ」で2018年から2020年まで連載された名作将棋漫画「リボーンの棋士」について紹介いたします。 この作品は才能豊かで将棋に全てを捧げてきた男が挫折し、一度は将棋から完全に離れたものの、再び辛く険しい将棋の世界に向き合い、改めてプロを目指すヒューマンストーリー。 ファンからの評価は非常に高かった作品なのですが、将棋、男たちの挫折と苦悩という暗めの題材のせいか単行本販売が伸び悩み、全7巻で打ち切り完結となっています。 本記事では、リアルで天才棋士が活躍する今だからこそ読んで欲しい「リボーンの棋士」の魅力について、ネタバレも含めて語ってまいります。
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「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」感想(ネタバレ注意)~何度も読み返したくなるSFギャグサスペンス~

 今回は浅野いにお先生がビッグコミックスピリッツで連載中の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」、通称「デデデデ」について紹介します。 長くて意味不明なタイトルに釣られて手に取ったこの作品、当初はシュールでかわいいキャラクターと独特の世界観に惹かれて読んでいましたが、物語が核心に近づくにつれその印象は一変。 理解した上で読み返すと、ただただ「凄まじいSFサスペンス作品だなぁ」と。 本記事ではこの作品の魅力について、若干のネタバレも交えて語っていこうと思います。
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「瞬きより迅く‼」感想&評価(ネタバレ注意)~あの「ふなつかずき」が描くエロくない本格空手漫画~

 今回はウルトラジャンプであの「ふなつかずき」先生が連載中の女子高生による本格空手漫画「瞬きより迅く‼」を紹介したいと思います。 「ふなつかずき」先生と言えば「すんどめ‼ミルキーウェイ」や「土下座で頼んでみた」、「華麗なる食卓(ふなつ一輝名義)」などで知られるエロの化身。 しかしなんと、この「瞬きより迅く‼」……エロくないんです。 ふなつかずき先生が「空手を描きたい」とエロを封印して挑んだ意欲作、その魅力をネタバレ付きで語ってまいります。
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「龍と苺」感想(ネタバレ注意)~「響」の作者が描く将棋漫画、人気の一方で「つまらない」「ひどい」と叩かれる理由は~

 今回は「響~小説家になる方法~」で有名な柳本光晴先生が週刊少年サンデーで連載中の将棋漫画「龍と苺」について紹介します。 この作品は天才的な才能を持った女子中学生が将棋界に殴り込みをかける物語で、将棋版「響」とも言われる、非常に柳本先生らしい作品です。 人気作ではあるのですが、一部の読者からは「つまらない」「ひどい」「不快」などと叩かれており、本記事ではその理由について考察していきたいと思います。
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「殺し屋は今日もBBAを殺せない。」感想(登場人物などネタバレ含む)~最強老婆が繰り広げるギャグアクション~

 今回は芳明慧先生が裏サンデー、マンガワンで連載していた痛快ギャグアクション「殺し屋は今日もBBAを殺せない」を紹介します。 ただ最強のBBAが襲い来る殺し屋たちを返り討ちにしていくだけ、意味不明で理不尽なまでにカッコいい無敵BBAの物語。 このBBAが何者なのか、何故殺し屋に狙われているのか、そんなことはもはや大した問題ではありません。 この最強BBAの魅力について、可能な限り語っていくことにしましょう。
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「トップウGP」感想(あらすじ、ネタバレ含む)~バイク好きには人気の一方、打ち切りだ、つまらないと評価が割れる理由は?~

 今回は「ああっ女神さまっ」「逮捕しちゃうぞ」などで知られる藤島康介先生の最新作、「トップウGP」について紹介します。 トップウGPは世界最高峰のバイクレース「MoToGP」に挑む天才レーサーの少年時代を描いた作品で、リアルなバイクデザイン、レース描写で人気の高い作品です。 その一方で、一部の読者からは「つまらない」「打ち切り」といった声も囁かれており、その理由や実際のところどうなのかを中心に語っていきましょう。
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