「エクソシストを堕とせない」立花~マモンに心酔する敏腕秘書、その過去や作中動向など~

 今回は「ジャンプ+」で連載中の恋と希望のダークファンタジー「エクソシストを堕とせない」より、マモンの秘書「立花」について解説します。

 立花はマモンに心酔する忠実な女性秘書。

 何ら特別な力を持たない一般人ですが、作中では権力と頭脳を駆使して神父くんたちを苦しめたこともあります。

 ある意味で王としてのマモンを象徴する存在。

 本記事ではそんな立花のプロフィールや人間関係、登場話を中心に解説してまいります。

「エクソシストを堕とせない」立花のプロフィール

基本プロフィール

 立花は作中に登場する「強欲」の魔王マモンの配下の女性です。

 外見はボブカットでいかにもデキそうな雰囲気を漂わせたクールビューティーお姉さん。

 性格は理知的で目的のためなら手段を選ばないタイプですが、マモンに対しては合理性を超えた絶対的な忠誠を捧げています。

マモン配下の一般人

 立花はマモンの配下ではありますが、魔女(=悪魔と契約して人を捨てた元人間)ではなく、能力的には全くの一般人。

 そのため、悪魔や魔力を排斥する奇跡は効果を及ぼしません。

 直接的な戦闘力は持ちませんが、その分、権力と頭脳を駆使した大人の戦いはお手の物。

 作中では一般人を扇動して暴動を起こし、教会やエクソシストたちを攻撃させることで神父くんたちを苦しめていました。

 単純に倒して終わりとはいかない分、神父くんたちにとっては下手な魔王よりもよほど厄介な敵ですね。


「エクソシストを堕とせない」立花とマモン

 立花はマモンに心酔し心からの忠誠を捧げています。

 それが罪だとは理解していても、マモンの下で強欲に思うがままに振る舞う日々は立花にとって何よりも輝かしい日々。

 マモンが神父くんに倒された後は自ら命を絶ってマモンの後を追おうとしたほどです(マモン自身によって阻止されています)。

 マモンは徹底した男尊女卑主義者ですが、同時に「女はモノだが部下は仲間」と語り立花たち部下のことはとても大切にしていました。

 マモンは魔王であり間違いなく「悪」ではありましたが、立花たちにとっては良い「王」だった、ということなのでしょうね。

「エクソシストを堕とせない」立花の過去

 立花は元々内閣府の秘密組織に所属する職員だったそうです。

 ただ立花本人は下っ端でしかなく、碌な仕事はさせてもらえていなかった模様。

 そんな中、彼女はマモンと出会い、その在り方に心酔。

 マモンを手引きして組織を滅ぼし、以降、彼の右腕としてマモンによる政財界の掌握を補佐していました。


「エクソシストを堕とせない」立花と魔女(サバト)

 マモンが神父くんに倒された後、立花はマモン復活のために暗躍を続けていました。

 その為に彼女が手を組んだのが、ヴィルギリウス率いるサバト(魔女たちの集団)。

 これは単純に教会に敵対する同士であるというのもありますが、ヴィルギリウスがマモンの断片(羽)を持っていたというのも大きいようです。

 立花は魔女たちに資金や拠点を提供し、魔女たちは立花の仕事を引き受ける(魔法は証拠が残らないので暗躍に都合がいい)持ちつ持たれつの関係。

 ただ別に立花と魔女は仲間というわけではなく、あくまで利害が一致しているから手を組んでいるだけ。

 基本的に立花が従うのはマモンのみであり、作中ではマモンの命により躊躇なく魔女たちを切り捨てていました。

「エクソシストを堕とせない」立花の登場話

 立花の初登場は第5話。

 正確には第4話で後姿だけがチラと登場し、5話で姿が登場、第6話で名前が判明しています。

 この時の立花はマモンに忠実な秘書の女性という印象で、王としてのマモンの求心力を象徴する存在として描かれていました。

 マモン敗北後は自殺を止められ一旦物語からフェードアウト。

 その後、立花が再登場したのが56話(怠惰編)。

 彼女は監視役の信徒を買収して自由の身となり、マモン敗北からたった半年で権力の中枢に舞い戻っていました。

 そんな立花が手を組んだのがヴィルギリウスたち魔女。

 立花は魔女を利用してその権力を更に伸ばし、一般人を利用することで神父くんたちエクソシストの動きを掣肘。

 人々の「強欲」により復活したマモンと神父くんの決戦の舞台を整えていました。

 ……ただ、この決戦はベルフェゴールによって妨害され、立花は哀れ可愛い人形になってマモンとの再会は叶わず仕舞いとなっています。

【まとめ】「エクソシストを堕とせない」キャラクター一覧



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