「カグラバチ」座村清市~妖刀「飛宗」契約者、その強さ(能力)、娘イヲリとの過去、その初登場と目的など~

 今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、妖刀「飛宗(とびむね)」の契約者「座村 清市(さむら せいいち)」について解説します。

 座村清市はかつて斉廷戦争で活躍した救国の英雄の一人。

 妖刀と引き離され神奈備によって匿われていましたが、実は妖刀は滅するべしと考えており、その為に裏でテロリストと手を結んでいました。

 英雄でありながら一際繊細な精神性と過去の持ち主。

 本記事ではそんな座村清市のプロフィールや強さ(能力)、娘イヲリとの過去や登場話などを中心に解説してまいります。

「カグラバチ」座村清市のプロフィール

基本プロフィール

性別男性
年齢???(40代前半)
誕生日9月7日
妖術妖刀「飛宗」
家族構成妻(死去)、娘
声優

 座村清市はかつて妖刀「飛宗(とびむね)」の契約者として斉廷戦争で活躍した救国の英雄です。

 外見はサングラスをした盲目の壮年男性。

 煩悩を削ぐため、そして肉を絶つ感覚に耐えかねて自ら盲目となった結果、視力以外の感覚が異常に発達しています。

 一件、飄々とした楽しいオジサンですが、非常に責任感が強い繊細な感性の持ち主で、かつて奪った命や犯した罪から強い罪悪感に苛まれています。

 作中では何もかも一人で抱え込んでしまった結果……

過去を悔やむ盲目の英雄

 座村清市は妖刀の契約者の一人として、他の契約者たちと共に斉廷戦争を終結に導いた英雄。

 終戦後は妖刀を六平国重に返却し、妖刀が悪用されることがないよう神奈備により「仙沓寺」にて匿われています(命滅契約により妖刀契約者が生きている限り、他の者はその妖刀と契約できない)。

 まごうことなき英雄ではあるものの、座村清市本人は戦争とは言え人を殺した罪の意識に苦しみ、かつ暴走して大量虐殺を行った妖刀「真打」の契約者・剣聖の姿に、妖刀はあるべきではないと、自分たち妖刀契約者こそが諸悪の根源であると考えるようになります。


「カグラバチ」座村清市の強さ(能力)

居合白禊流の免許皆伝者

 座村清市は六平国重曰く「最速の剣術使い」であり、最速の剣術「居合白禊流」の免許皆伝者です。

 その実力は妖刀抜きの剣術のみで、一時的に妖刀並みの出力を得た妖術使い数人を返り討ちにするほど。

 同じ妖刀使いの漆羽洋児も二人しかいない「居合白禊流」の免許皆伝者ですが、漆羽は座村清市の弟子にあたり、座村清市の方が実力は上です。

 盲目ですが反響定位を利用して音で敵の位置を捉え、その神速の居合で即座に反応。

 敵味方の区別がつかないため共闘が難しいという欠点はありますが、護衛についている巻墨(ますみ)と呼ばれる忍者のような妖術師(メンバーは郎、炭、杢の三人)は気配を絶って行動できるため、座村清市と共闘することが可能となっています。

妖刀「飛宗」の契約者

 座村清市が契約した妖刀「飛宗(とびむね)」は補助型の妖刀で使用時の玄力反応は「黒い鳥の羽」。

 妖術以外にも黒い羽を通して周囲を知覚したり、背中に束ねて飛行することも可能となっています。

妖刀は「真打」を除いて三つの妖術を秘めており、飛宗の能力は以下の通り。

鴉(からす)
黒い羽と自分の位置を入れ替える能力。
この転移能力と抜刀術の組み合わせは凶悪の一言。

梟(ふくろう)
所謂、千里眼の能力。
座村清市が使えば日本全土に常時展開することが可能。

雀(すざく)
状態を元に戻す治癒能力。
刀に纏わせ火力に転用することも可能。

→慈悲の炎
「本領」に触れたことで、雀の効果対象を自分だけでなく他人や物質にまで及ぶようにし、時間差での蘇生まで可能とした異能。



「カグラバチ」座村清市の初登場

 座村清市の初登場は原作50話。

 妖刀の契約者の暗殺を企てた「毘灼」から彼らを守る為、「仙沓寺」を訪れた漣伯理と漆羽洋児。

 二人は座村清市と合流したはいいものの、直ぐに「毘灼」の刺客が「仙沓寺」を襲撃します。

 座村清市はその圧倒的な実力で彼らを迎撃するものの、徐々に追い詰められる結果に。

 そこで伯理が無理をおして妖刀「飛宗」を呼び出し、それを手にした座村清市により戦況は逆転……したやに思われましたが、そこで何と座村清市の裏切りが判明。

 彼は諸悪の根源である自分たち妖刀契約者は死ななければならないと考え、一時的に裏で「毘灼」と手を組んでいました。

 妖刀を取り戻した座村清市は自分を含めた妖刀契約者を殺すために行動開始。

 手始めに漆羽洋児を殺害して(殺した後で妖刀の能力で蘇生させた)その場を去っていきました。

「カグラバチ」座村清市と娘イヲリとの過去

 座村清市には座村イヲリという17歳の娘がいます。

 座村清市は彼女が幼い頃に妻と離婚して別居していましたが、9年前に娘と再会し同居開始。

 妻はその1年後に病で命を落としています。

 イヲリは座村清市と徐々に絆を深めていきますが、戦争の英雄という父の罪により学校でイジメや嫌がらせに遭い、苦しむことに。

 彼女はそのことを隠していましたが、真相を知った座村清市は周囲から座村清市の娘だと認識されないよう妖術をかけ彼女の記憶を封印。

 その後彼女は吉浦イヲリとして一般社会で生きていました。

 しかし座村清市の最大の弱点でもある彼女は本編で「毘灼」に狙われ、それが切っ掛けで記憶を取り戻すことに。

 記憶を取り戻した彼女は、六平千鉱と共に父と対面して己の想いをぶつけることになります。



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