今回は「webコミックアパンダ」で連載中のおひとりさま車中泊コメディ「廃バスに住む」を紹介します。
この作品は元々作者のイチヒ先生が個人Twitter上で公開していたところ「何故か美人教師が廃バスに住んでいる」という独特の設定で話題沸騰となった作品。
絶妙に”地に足が付いてない”空気感とマイペースさが魅力で、とにかくずっと読んでいられる現代コメディです。
本記事ではあらすじや登場人物の紹介、実写CM(女優さん誰?)などを交えつつ、その魅力を語っていこうと思います。
「廃バスに住む」あらすじ(概要)
高校の美人英語教師、雨森はづきは何故か空き地に捨てられた廃バスに住んでいます。
切っ掛けは住んでいたアパートの水道管が破裂し、その修理と復旧のためにアパートから一時退去を求められたこと。
新しい住まいを探していた雨森先生は、空き地に捨てられていた廃バスを見つけ、何故かそこに住み着いてしまったのです。
駅徒歩大体20分、勤務先5分くらい、バストイレなし長細ワンルーム、扉ナシ、じゃりゅうダークヘルズドラゴン(トレーディングカード)付きの誰かのひみつきち。
何とはなしにそこを気に入って、マイペースに日々を過ごす雨森先生。
元々その廃バスをひみつきちとして使っていた生徒の大家くんとも仲良くなり、廃バス生活を更に満喫していきます。
学校では山崎先生と仲良くなり、教師生活も充実。
廃バス生活は不便なこともありますが、雨森先生はそんな非日常をマイペースに楽しんでいました。
しかし廃バスはあくまで仮の住まい。
元々住んでいたアパートの修繕工事も完了し、廃バス生活にも終わりが近づいてきて……?
「廃バスに住む」主な登場人物
雨森はづき
高校に勤務する女性英語教師。
黒髪ショートカットで、黙っていれば朝ドラ女優に間違えられるレベルの美人。
かなりのマイペースかつ天然で、時折意味不明な捏造ストーリーを口走ることがある。
そのマイペースな性格のためか交友関係は狭く、シリをマブと呼んでいた(そしてそのマブをうっかり投げて破壊してしまう)。
水道管の破裂により住んでいたアパートから一時退去を求められたことを切っ掛けに、廃バスで一人暮らしを始める。
大家
雨森先生が勤務する高校に通う男子生徒。
元々廃バスを”ひみつきち”として利用していた先住民で、その縁から雨森先生と親しくなる。
かつて雨森先生をうっかり「姉ちゃん」と呼んでしまい、それに雨森先生が悪ノリして「ナイショにしようって言ったじゃん」と返したことで、校内では「弟くん」と呼ばれている。
帰宅部。
小柄でかわいい雰囲気の少年で、高坂カレンという女生徒に好意を持たれている。
山崎香織
雨森先生と同じ高校に通う女性教師。
職員室では雨森先生の隣の席で、不思議ちゃんな雨森先生に興味を持って話しかける。
首元までの長さの髪をソバージュにした三白眼の若い女性で、常識人。
女バスの顧問をしている。
当初は雨森先生のマイペースっぷりに戸惑いを隠せずにいたが、何だかんだ雨森先生の奇行を笑って受け入れることのできる度量の大きい女性。
カラス
廃バス周辺に住んでいるカラス。
いつも雨森先生の食べ物を狙っている。
ただ彼(彼女?)なりに何らかのルールがあるようで、廃バスに入っている限りは襲い掛かってこない。
「廃バスに住む」実写CM(女優さんは誰?)
「廃バスに住む」はコミックス1巻の発売に併せて実写版CMが放送されたことでも話題になっていました。
このCMを見て「廃バスに住む」を手に取ったという方の話もよく聞きますよね。
ちなみにCMで雨森先生役を演じていたのは太田江莉奈さん。
太田江莉奈さんは1996年生まれ、サンミュージック福岡に所属する福岡出身のローカルタレント。
リポーターやモデル、MCなどマルチに活躍しています。
主な出演作は、九州朝日放送の情報番組「アサデス。」、登山番組「山旅日記」などで、山旅日記では実際に山ガールとして登山に挑戦するなどアクティブな一面を見せています。
「廃バスに住む」感想&評価
とにかく空気感が絶妙でずっと読んでいられる
「廃バスに住む」はマイペースな雨森先生の日常(非日常?)を描いた作品で、分類で言えばシュールコメディ。
とにかく空気感と設定の”地に足のついて無さ”が絶妙な作品です。
普通に考えればうら若い女性が廃バスに住むとかあり得ないんですが、ひょっとしたらそういう変な女性がこの世界に一人ぐらいいるのかもしれない。
そんな絶妙な現実とフィクションのバランスの上に、この作品は成り立っています。
また延々と続く不思議ちゃんの日常を描いているのではなく、区切られた時間内での廃バス暮らしであるという点も、今後がどうなるのか物語に強い引きを生み出しています。
こんな人におすすめ
何となく面白い漫画を読みたいと思っている方。
まずこの作品をwebコミックアパンダで試し読みしてみてください。
一話読んですぐ次が気になったら、間違いなくこの作品はあなたにハマります。
読者の傾向を見ると、何となく20代以下の若い方に共感を得ている印象がありますね。
個人的には読み手を選ぶタイプの作品ではないと思いますので、漫画のジャンルや傾向に関して強いこだわりがないのであれば、まず試し読みだけでもしてみてはいかがでしょうか。
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