今回は「モンキーターン」「帯をギュッとね!」の作者として知られる漫画家「河合克敏(かわいかつとし)」先生について解説します。
河合克敏先生は静岡県浜松市出身の男性漫画家。
綿密な取材に基づく競技の描写と、少年少女の成長を描いたストーリーに定評のある作家さんです。
現在(2025年9月時点)は漫画連載がなく、その活動状況は不明。
本記事ではそんな河合克敏先生のプロフィールや代表作、現在(引退?)を中心に解説してまいります。
目次
「河合克敏」先生のプロフィール
基本プロフィール
性別 | 男性 |
生年月日(誕生日) | 1964年5月2日 |
年齢 | 62歳(2025年9月時点) |
出身地 | 静岡県浜松市 |
出身校 | 静岡県立浜松湖東高等学校 |
河合克敏先生は「モンキーターン」「帯をギュッとね!」の作者として知られる静岡県出身の男性漫画家。
競艇など専門分野の技術や知識を上手く読者に伝わるよう、かつそれをドラマチックに表現することに定評があります。
静岡県出身ということもあり、大の車好きでバイク好き(スズキ車を気に入っている)。
週刊連載漫画家としてはかなり遅筆で、モンキーターンは毎週13ページの連載だったことで知られています。
漫画家としての経歴
河合克敏先生は師匠でもある上條淳士先生(上條と村瀬葉子の共作)のアシスタントを経て、1987年週刊少年サンデー増刊号で「爆風ガールズ」が掲載されプロデビュー。
その後、1988年に柔道漫画「帯をギュッとね!」がコミックグランプリを受賞し、週刊少年サンデーで連載デビュー。
この作品が全30巻にも及ぶ長期連載となり、一躍人気漫画家の仲間入りを果たします。
その後、1996年から代表作でもある競艇漫画「モンキーターン」が週刊少年サンデーで連載開始され、これがアニメ化もされる大ヒット。
その後も「とめはねっ!鈴里高校書道部」「うどんちゃん」などコンスタントにヒット作を飛ばし続けておられます。
「河合克敏」先生と「帯をギュッとね!」
この作品は、柔道部の無い高校に進学した主人公たちが柔道部を立ち上げて活動していく青春スポーツ漫画。
当時のスポーツ漫画と言えば熱血スポ根のシリアスな作品が大半でしたが、この作品はコミカルかつ分かりやすい作風で人気を博しました。
河合克敏先生自身、柔道五段だった父の影響で柔道経験を持ち、作中では柔道に関する細やかな解説が加えられています。
なお、物語の舞台となる浜名湖高校は先生の出身校である浜松湖東高等学校がモデルとなっています。
「河合克敏」先生と「モンキーターン」
河合克敏先生の代表作でもある異色の競艇漫画「モンキーターン」。
元野球少年の波多野憲二が競艇選手となり、波乱万丈の選手生活を送る物語で、競技だけでなく恋愛やヒューマンドラマとしての要素もふんだんに盛り込まれています。
元々河合克敏先生は競艇には詳しくありませんでしたが、当時の編集長から競艇漫画を描かないかと打診され、綿密な取材を経てこの作品の執筆に取り組んでいます。
最近だとパチンコやパチスロにもなったことで話題になっていましたね。
「河合克敏」先生と「とめはねっ!鈴里高校書道部」
この作品は帰国子女ながら達筆な少年と、柔道部のホープで字の下手な少女が、先輩の策略で廃部寸前の書道部に入部させられ、書を通じて成長していく青春ストーリー。
恋愛要素あり、リアルな高校生活あり、競技要素ありの河合克敏先生らしい内容となっています。
先生の取材力をベースに書の奥深さが余すところなく表現されており、2010年にはNHKでドラマ化もされていました。
「河合克敏」先生の現在(引退?)
河合克敏先生は2020年に「うどんちゃん」が完結して以降、作品を発表しておられません。
イベントなどでチャリティ色紙を寄稿したり、弟子の倉薗紀彦先生の「ムーンリバーを渡って」に帯コメントを出したりと、お元気ではあるようですが、漫画家としての活動は停止中。
先生ももう還暦を超えているので、一部には引退説も流れています。
ただ現時点で明確に引退を宣言したといった情報はなく、今は長い充電期間ということも考えられます。
これに関しては先生のお気持ち一つ、何が切っ掛けでどちらに転ぶか分かりませんので、ゆっくり見守っていくしかありませんね。
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