「松井優征」~ヒット作を飛ばし続ける天才漫画家、その漫画論と防御力、素顔など~

 今回は「暗殺教室」「逃げ上手の若君」の作者として知られる漫画家「松井優征(まついゆうせい)」先生について解説します。

 松井優征先生は埼玉県出身の男性漫画家。

 打ち切りなくヒット作を飛ばし続けることから天才漫画家と呼ばれ、その「防御力」を重視した漫画論にはファンから納得と称賛の声が集まっています。

 本記事ではそんな松井優征先生のプロフィールや漫画論、素顔を中心に解説してまいります。

「松井優征」先生のプロフィール

基本プロフィール(出身など)

性別男性
生年月日1979年1月31日
年齢46歳(2025年12月時点)
出身地埼玉県入間市

 松井優征先生は埼玉県出身の男性漫画家。

 少年時代は加治丘陵を駆け巡る活発な子供だったそう。

 どのような経緯で漫画家を目指したのかは語られていませんが、セリフや作品構成に並々ならぬこだわりがあり、論理的かつ丁寧な作品作りをすることに定評がある作家さんです。

 一方で基本的な画力に関しては荒い部分が目立ち、本人もそのことを認めて「上手い人には描けない絵を目指す」と語っています。

漫画家としての経歴

 松井優征先生は集英社編集部への持ち込みを経て、2001年に「ラビングデッド」で第51回天下一漫画賞審査員特別賞を受賞。

 その後、「ボボボーボ・ボーボボ」の澤井啓夫先生の元でアシスタント経験を積み、2004年に「魔人探偵脳噛ネウロ」で第12回ジャンプ十二傑新人漫画賞準入選を受賞し、プロデビュー。

 翌2005年には同作の連載が週刊少年ジャンプで始まり、2007年にはアニメ化もされる大ヒット作となりました。

 2012年には「暗殺教室」の連載がスタートし、これもアニメ化、映画化もされる大ヒット。

 さらに2021年には「逃げ上手の若君」の連載がスタートし、これまたアニメ化される大ヒットとなり、現在に至ります。


「松井優征」先生が天才と呼ばれる理由

 松井優征先生はしばしば天才漫画家として名前が挙げられますが、その理由はシンプル。

 ヒット作を飛ばし続けているからです。

 一作の売り上げで先生より上の作家はジャンプにはたくさんいます。

 しかし三作品も連続で10巻以上連載が続き、かつアニメ化もした作家さんは松井優征先生の他にはいません。

 あの「NARUTO」の岸本先生ですら、自信をもって送り出した次作の「サムライ8」が大コケしたことを考えると、デビューから連続してヒット作を出し続けている松井優征先生がどれほど凄い方かよく分かります。

「松井優征」先生と防御力(漫画論)

 松井優征先生はジャンプ漫画学校で講義をしており、そこで語られた「防御力理論」が非常に分かりやすいと話題になっています。

 松井優征先生は漫画の面白さを「読者の脳が得るメリット」と「読者が支払うコスト」の引き算だと例え、前者の攻撃力にあたる部分はセンスや運の比重が大きく、努力だけではどうしようもない部分がある、と。

 けれどお金以外の労力、例えば文字数を少なくして理解しやくするといった「防御力」にあたる部分は努力で補える部分なので、そうした部分を徹底して突き詰めていこう、という内容。

 極めて論理的かつ地道な努力を必要とする内容で、こうしたお話を聞くと松井優征先生は天才というより努力の人なのだなぁと思いますね。


「松井優征」先生の素顔

 松井優征先生はイケメンで有名な漫画家です。

 インタビュー写真などを見ると本当にオシャレでスタイルも良く、俳優さんと言っても通用しそうですね。

 よく対談やインタビュー、番組出演なども行っておられますが、お話も上手で本当にそつがない印象です。

「松井優征」先生は結婚してる?

 松井優征先生は顔出しはしているもののプライベートについてはほとんど語らない、謎の多い作家さんです。

 その為、結婚しているかどうかについても確定的な情報はなかったのですが、2024年に作者コメントで、

「全く偶然ですが妻が北畠顕家の子孫です。性格は真反対だけど猪突猛進型は一緒」

 突然のカミングアウト。

 既婚であることが判明しました。



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