今回は「かぐや様を語りたい」のG3井田先生がヤングジャンプで連載中の「まるくん~はたらくマルチーズ~」について解説します。
この作品はドッグカフェの看板犬として働く(?)マルチーズのまるくんの日常を描いたゆるゆる日常系4コマ漫画。
世界最古の愛玩犬でありながら”かっこいい”を目指すちょっとズレたまるくんと、彼を取り巻く人々の日常を描いた作品です。
本記事では物語のあらすじや主な登場人物の紹介を踏まえ、その魅力を深堀してみたいと思います。
「まるくん~はたらくマルチーズ~」あらすじ
この物語の主人公は世界最古の愛玩犬と呼ばれるマルチーズのオス「まるくん」。
ドッグカフェを経営する社長に飼われている「まるくん」は、ドッグカフェ・アルゴスの看板犬として働いて(?)います。
そんな「まるくん」の目標は、海外ドラマでみたドーベルマンのようなかっこよくて頼れる看板犬。
全くかっこいい要素はなく、ただかわいいだけの「まるくん」ですが、できるオスを目指していつも奮闘中です。
しかし動物視点でも特にズレていて頭の悪い「まるくん」はいつも空回り。
微妙な距離感の吉田と徳川の恋を後押ししようとしたり、後輩の前で立派な姿を見せようとしますが、大抵微妙な結果で終わってしまいます。
時々ブサイクになったり、馬鹿だったりと、全くかっこいいオスにはなれそうもありませんが、とりあえずかわいい「まるくん」とその周囲のちょっと面倒くさい人間たちの日常を描いたゆる~いギャグ4コマです。
「まるくん~はたらくマルチーズ~」登場人物
まるくん
本作の主人公で白いマルチーズのオス。
アルゴスというドッグカフェで看板犬として働いている。
作中で登場する動物の中でもかなりおバカ。
海外ドラマに影響されてかっこいいドーベルマンにあこがれているが、全くかっこいい要素はない。
昔ネコと色々あったらしくネコ嫌い(後に克服?)。
ちょいちょい見せるブサイク顔がチャームポイント。
吉田
ドッグカフェ・アルゴスで働く雇われ店長。
チンピラ風の見た目をしているが中身は心優しいオカン。
料理上手かつ作中で最も常識人。
ネコ派なのでそんなに「まるくん」には興味がない。
店員の徳川とじれったい距離感。
徳川
ドッグカフェ・アルゴスで働く女性店員。
人当たりの良いおっとりした雰囲気の美女。
ただ前職はかなりブラックだったらしく、時折社畜時代の闇が顔を見せる。
店長の吉田とはじれったい距離感。
社長
「まるくん」の飼い主でドッグカフェを経営する実業家の女社長。
非常に人格者で経営者としての手腕も確かだが、発言がちょいちょい怪しげになるため、よく今泉からツッコまれている。
志賀
ドッグカフェ・アルゴスで働く男性バイト店員。
「まるくん」より後に入社した後輩。
マッチョかつ心優しい好青年で、かわいい犬が大好きだが、「まるくん」に対してはケガをさせてしまいそうで怖いとちょっと距離をとっている。
団十郎というドーベルマンを飼っている。
「まるくん~はたらくマルチーズ~」感想
ヤングジャンプらしからぬマスコット系4コマ
青年誌であるヤングジャンプらしからぬゆる~いマスコット系ギャグ4コマ漫画です。
こんな「きらら」に載ってそうな作品はヤングジャンプ初ではないか……と、一瞬思いましたがメインが女子高生からマルチーズに変わっただけで、ノリはG3井田先生の前作「かぐや様を語りたい」のままですね。
マスメディア部の二人がマルチーズに変わり、「まるくん」に代わって吉田と徳川に微妙な恋愛要素をぶん投げた印象。
そう考えると、徳川が時折見せる闇が、もう早坂にしか見えなくなってきた……
こんな人におススメ
あたま空っぽにして隙間時間にふわ~っとゆる~く(頭の悪い擬音)読める漫画です。
というか基本的に中身はないので、そういうのを求めている方にはおススメしません。
絵はかわいらしく、話も分かりやすくて読みやすいので、本当に気楽に読めて時々クスッとしてしまう作品。
疲れてる方に息抜きとして読んでいただきたい作品です。
雑誌だけでなくweb版でも最新話が公開されているので、通勤時間に気軽に読めるところもよいですね。
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