今回は「LaLa」で連載中の人気作「夏目友人帳」から、引退した元祓い屋「拓磨 洋介(たくま ようすけ)」について解説します。
拓磨洋介(以下、タクマさん)は祓い屋としての名取の恩師にあたる男性。
老いの伴って妖を見ることができなくなり、現在は祓い屋を引退しています。
しかし作中ではかつて彼と契約していた三体の式がちょっとした問題を起こしてしまい……
本記事ではタクマさんのプロフィールや登場回(何話)、式の名前や人間関係(名取、月子)を中心に解説してまいります。
「夏目友人帳」拓磨洋介のプロフィール
基本プロフィール(声優など)
年齢 | 不明(50歳前後) |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
趣味 | 不明 |
声優 | 山路和弘 |
拓磨洋介(以下、タクマさん)は引退した元祓い屋で名取の恩師にあたる人物です。
外見はオールバックで鋭い目つきにメガネをかけた初老の男性。
性格は常識人かつ温厚で名取からとても慕われています。
ちなみにメガネは伊達。
かつて契約していた式が問題を起こしたことが切っ掛けで夏目とも知り合い、以降名取と共に夏目にお使いを頼んだり相談に乗ったりしています。
引退した元祓い屋で名取の恩師
タクマさんは三体の式を使役する祓い屋でしたが、年齢を重ねるごとに力が弱くなり、ついに妖を見ることが出来なくなって最近祓い屋を引退しています。
元々それほど力が強い方ではなかったらしく、伊達メガネもガラスを通せばいくらか妖が良く見えるという工夫だったようです。
かつて祓い屋の会合を訪れた高校生の名取に世話を焼き、困ったことがあれば来なさいと名刺を渡したのがタクマさん。
名取のやり方は独学(あるいは名取家の技)なのでタクマさんは名取の師匠というわけではありません。
しかし癖が強くて歪んだ者が多い祓い屋界隈で珍しい人格者であるタクマさんを名取はとても慕っていて、引退した今でも交流を持っています。
「夏目友人帳」拓磨洋介の登場回(アニメ・何話)
「歪みなき世界」
タクマさんの初登場はアニメだと5期8話の「歪みなき世界」。
原作だとコミックス17巻に特別編として収録されているエピソードです。
このエピソードでは高校生時代の名取と的場静司の出会いが描かれており、廃れた祓い屋の家系だった名取家に祓い屋の会合に誘いがあったことから物語は始まります。
その祓い屋の会合で名取に親切にしたのがタクマさん。
そのタクマさんが後日、妖に襲われてしまい、名取と的場が共にその妖を倒す、という名取の駆け出し時代を描いたエピソードです。
「違える瞳」「縛られしもの」
続いてタクマさんが登場したのがアニメだと6期4話、5話の「違える瞳」「縛られしもの」。
原作だとコミックス15巻60~62話に収録されているエピソードです。
ある日、偶然「桜洗塚」と地名が書かれた名取の式を見つけ、気になってそこを訪れた夏目は月子という女性と出会い、屋敷に招かれます。
実はその屋敷の主は元祓い屋のタクマさんで月子はその娘。
屋敷では最近おかしなことが起きていて、月子はそれが父に恨みを持つ妖の仕業なのではと怪しみ、父に内緒でコッソリ名取を呼んでいました。
名取と共に異常の調査をする夏目は、その原因がかつてタクマさんが契約していた式によるもので、月子が張った結界によって屋敷に入れなくなった式がタクマさんに追い出されたと勘違いして暴れていたことを突き止めます。
しかし原因が分かっても、拗れてしまった式の心は今更結界を解いたら何をするか分かりません。
最終的に夏目の力でタクマさんと式との契約は解かれ、式の暴走は止まって屋敷を去って行くことに。
ただ三体いた式の内、最初から結界の内側にいて締め出されることのなかった一体はそのまま屋敷に残り、自分の姿が見えずともタクマの命が尽きるまで彼に仕えるつもりのようでした。
「夏目友人帳」拓磨洋介と式(名前)
タクマさんと契約していた式は三体。
ジンベ
仮面をつけた黒いワカメのような髪をもつ妖。
紅紐
長い前髪で両目が隠れた女性型の妖。
銀露
白髪の老婆のような式で知能が高い。
事件の後もタクマの屋敷に残っている。
タクマさんと式たちの仲は非常に良好で、式たちはタクマさんが自分たちを見えなくなった後も共に主を守ろうと誓い合っていたほど。
だからこそ、悪意のない月子が張った結界に追い出されたジンベと紅紐は裏切られたと勘違いして暴走してしまいました。
銀露だけは結界に締め出されず、知能も高かったため事件を解決しようとする夏目たちに協力してくれます。
「夏目友人帳」拓磨洋介と娘・月子
夏目友人帳 陸 4話 「違える瞳」
月子さん可愛い♪家族思いな優しい子ですね(*≧▽≦)
たとえ誰からも視えなくても側にいようとする妖からは強い想いを感じます(*^^*)
続きが気になります✨#夏目友人帳陸 pic.twitter.com/lu0VWMBR2R— ソラ (@sora_trapnest) May 13, 2017
タクマさんには名取(23歳)と同年代の月子さんという娘さんがいます。
祓い屋の家系で妖の知識はあるものの、妖を見ることはできず父の跡を継げないことを気に病む心優しい女性です。
作中では彼女が張った結界が原因で式が締め出され暴走してしまうのですが、銀露は月子さんが気に病まぬよう、そのこと伏せておくよう夏目に頼んでいました。
ちょっぴり天然なのかニャンコ先生をスコティッシュフォールドと勘違い(何故?)しています。
声優は瀬戸麻沙美さんが担当。
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