ワールドトリガー遠征選抜試験(最新221、222話のネタバレ含む)隊長選出理由、臨時チーム一覧、上層部の狙いを考察

 ジャンプスクエアで連載中のワールドトリガー(以下、ワートリ)から、第203話から始まった遠征選抜試験について、これまでに判明した試験の内容、ボーダー上層部の狙いなどについて考察していきたいと思います。

 チームシャッフル、A級隊員による審査・評価とか、ただ隊員がだべっているだけでワ民の心を熱くするこの展開、流石ワートリ、流石葦原先生です!

 なお、本記事は最新221、222話までのネタバレを含みます(随時更新予定)。

  1. ワートリ、遠征選抜試験の試験内容
      1. チームシャッフル、臨時チーム結成(ドラフト形式、204~205話)
      2. 第1試験①「1週間の閉鎖環境試験」(207、208、211、212話)
      3. 第1試験②「特別課題①部隊をシャッフルした理由を考えよ」(209、210話)
      4. 第1試験③「戦闘シミュレーション①」(213、214、215)、水上が暴走?
      5. 第1試験④「戦闘シミュレーション②」(216、217、218、219、220話)
      6. 第1試験⑤「特別課題②B級ランク戦の各試合が~」(217、218、219話)
      7. 第1試験⑥「幕間・二日目夜」(221、222話)、髪下ろした姿が貴重!
      8. 第2試験「最長36時間の長時間戦闘試験」
  2. ワートリ、遠征選抜試験でのボーダー上層部の狙い、隊長選出基準
      1. 疑問点①一部のA級隊員だけ第1試験から参加
      2. 疑問点②テスト参加者が多すぎる
      3. 予想:遠征部隊だけでなく、残留部隊とその隊長候補の適性を測るための試験
  3. ワートリ、遠征選抜試験のチーム分け、特性、評価
      1. 歌川1番隊、男性恐怖症と守銭奴をどこまでコントロールできるか?
      2. 王子2番隊、王子と生駒のボケ2枚看板
      3. 柿崎3番隊、影浦と犬飼の関係、「真の悪」別役太一を抱えた爆弾部隊
      4. 北添4番隊、何となく16歳縛りで……菊地原の目が死んでる
      5. 来馬5番隊、飴と鞭の体育会系部隊
      6. 古寺6番隊、落ち着いた優等生部隊?
      7. 諏訪7番隊、修と香取の仲がどうなるか……いいね!
      8. 二宮8番隊、「コスト制限オーバー」「バカの持ってきたバイキングの皿」
      9. 水上9番隊、嘘つきブロッコリーを夫人は支えがいがないと判断したようです
      10. 村上10番隊、何はともあれ、ひゃみさんの「うむ」がかわいい
      11. 若村11番隊、若村と甘えんボーイヒュースの成長が見どころ

ワートリ、遠征選抜試験の試験内容

チームシャッフル、臨時チーム結成(ドラフト形式、204~205話)

 まず試験実施の前段階として、B級の試験参加者たちは試験を受けるための臨時チームを結成しています。

<レギュレーション>
①戦闘員4人、オペレーター1人の5人編成チームを全部で11チーム結成する。
②隊長およびオペレーターは本部が指名する。
③3つのプールに分かれた隊員を隊長が順に指名していく。
④指名の順番はプールごとにくじ引きで決める。
⑤元々同じチームだった者同士はチームを組めない。
⑥A級隊員から歌川、古寺、菊地原、木虎が参加する。
⑦オペレーターの宇佐美、橘高、人見は運営の補助に回る。

 臨時隊長が11名選出されますが、このメンバーは全くバラバラで何を基準に選ばれたのか、初見では全く想像がつきません(考察は後述)。

 臨時隊長たちは上記の情報に加え、2つの試験内容(後述)を踏まえ、メンバーを選んでいくことになるのですが……いや、実に色んな思惑が絡んできて実にワ民の心を沸き立たせる内容でした。

 ちなみに⑤のくじは、トリオンにより細工がされていて順番は本部が仕組んでいたことが後に判明しています(諏訪はこれを苦手な相手どうしを組ませるためだと考察していました)。

第1試験①「1週間の閉鎖環境試験」(207、208、211、212話)

 遠征艇内での環境を想定した試験で、遠征艇内の設備の内容を覚えてもらいつつ、長期遠征の適性を審査するものです。

 この試験に参加するのは先に結成した11の臨時チームのみで、残るA級隊員は彼らを審査する側に回ります。
 そして上層部はそのA級隊員の審査内容をチェックして合否を決める、つまりA級隊員の審査内容そのものを審査するということですね。

 閉鎖環境でのチームワークや頭脳が試される内容です。

 現時点で判明している試験内容は、

 ①共通課題1人400問(全員共通、1人1,000点、回答必須)
 ②分担課題1チーム1,000問(1チームで5,000点、可能な限り回答)
 ③戦闘シミュレーション(パソコンによる他部隊とのシミュレーション、詳細不明)
 ④特別課題(いつ、何が、どれだけ課されるかはその時まで不明)

 ①、②を閲覧・回答できるのは朝9時から夜7時までの10時間だけ、①については常識問題やボーダーならではの戦術問題、心理テストまで内容は様々です。

 また、朝9時から夜9時まではトリオン体でいること、というルールがあります。

 細かい所では、遠征艇内はベッドがシングル、ツイン、カプセル、オペレーター用と4種類5人分あり、全員一度はカプセルベッドを使うというルールもありました(香取が「個室がいい!」「諏訪さんのあとヤダ」「アタシのあとに諏訪さんが入るのもヤダ」と早速ワガママ全開でした)。

 後、食料は7日間の試験に対して4日分未満とかなり少なめ。
 これは、トリオン体の消化吸収効率が極めて良いため、1日2食で十分という事情があったようです(ここでも香取は「メガネは断食でいいわね」と香取節全開)。

<2021年8月4日追記>
 初日は修のトリオン不足が影響し諏訪隊が最下位。香取の顔が凄いことになってましたが、冷静に(?)修が遅れを取り戻せば中位ぐらいにはなれると、怒鳴り散らすのは我慢していました。

 ヒュースがいる若村隊が下から二番目、遊真がいる歌川隊が下から三番目と、文字の読めないネイバー組が予想通り足を引っ張っていましたね。

 ヒュースは状況的に認められているはずだからと、カンニングで共通課題の遅れを取り戻すことを提案しますが、どうなんでしょう?
 普通の隊員がするなら問題ないかもしれませんが、この場合上層部にヒュースを弾く口実を与えるだけ、という気がしますけどね(追記:若村もそれを危惧してカンニングを採用しませんでした)。

 初日2位だった古寺(隊長)が部隊の個人成績を見て、何かに気づいたのか最下位の諏訪隊長に電話をかけていましたが……?

<2021年9月3日追記>
 古寺が気にしたのは、自分以外の隊員に付けられた「A級評価」が低いのでは、ということだったようです。

 古寺隊は課題処理を優先して特別課題の議論の時間を制限したため、A級隊員が評価をつける機会が少なくなっていたんですね(諏訪隊に連絡したのは、単に最下位だから情報交換しても支障ないと考えただけでした)。

 A級評価は配点の比重としては小さいので気にしなくても良いような気もしますが、古寺は逆に比重が小さすぎることから、A級評価だけでも個別に順位が付けられるのではと考えたようです(悪く無い読みですね)。

 古寺隊は今後積極的に議論の時間を取るよう方針を変更しましたが、隊長が隊員のことをよく考えているということで、隊の空気は悪くありません。



第1試験②「特別課題①部隊をシャッフルした理由を考えよ」(209、210話)

 209話では特別課題が出されていました。

特別課題①
今回の遠征選抜試験が、
なぜ部隊をシャッフルして行われたか、
その理由を部隊全員で考え、
意見をまとめて提出しなさい。(400字以内)

 これについては、参加者からたくさんの意見がありましたので、まずはそれを列挙していきます(後ろの()内は発言者)。

 ①遠征時と同じ環境にしてストレスをかけるため(影浦他)
 ②遠征時の残留部隊の組み合わせを試すため(笹森)
 ③相性の良い隊員の組み合わせを見つけるため(小佐野)
 ④個人の不安要素を洗い出すため(蔵内、二宮)
 ⑤隊員が死亡した場合の部隊の再編成の予行(空閑、ヒュース)
 隊長・幹部候補のテスト(犬飼、弓場、古寺、諏訪、二宮、荒船、蔵内)
 ノウハウを吸い上げるためのデータ収集の場(染井、王子、おまけで木虎)

 ①、②、③、⑤は特に解説の必要はないとおもいますので、ここでは④、⑥、⑦について解説していきましょう。

 ④は要するに、元の部隊の環境に依存している人間が「単独でも動けるか」を見るためのもの、という意見です。

 修や若村、三浦、影浦、二宮など、戦術的なものだけでなく、自分に必ずしも肯定的ではない人間関係の中で、どこまで能力を発揮できるかを見たい、ということですね。

 修は勿論ですが、確かに影浦や二宮も対人関係には色々問題がありそうです。

 ⑥はある程度予想していましたが、隊長候補・幹部候補のテストですね。

 前者が歌川、古寺、北添、村上、後者が二宮、柿崎、来馬、王子、諏訪あたりだとか。

 ⑦は将来新たな部隊を育成するための知見を隊員から吸い出すための場、という意見ですね。

 これについて詳しく理由を述べていたのが染井です。

 要は新しく部隊を組ませ、その様子を観察することで、各人がそれまで部隊の中で蓄積してきた様々なノウハウを吐き出させ、それを今後の部隊育成のために役立てよう、というもの。

 これは非常に斬新な意見ですが、実際に上層部の狙いを言い当てていたようで、この意見を出した染井は、幹部候補にしてはどうかと上層部から高く評価されていました

 ①~⑦の意見は、概ね数字が大きくなるほど評価が高かったようです。

 ちなみに、これらの意見は上層部の狙いの7割程度を言い当てているとのことでしたから、上層部の狙いはこれ以外にもあるようです。

第1試験③「戦闘シミュレーション①」(213、214、215)、水上が暴走?

 213、214、215話で戦闘シミュレーションのルール概要が判明しました。

 ①他チームと一対一で総当たり。
 ②1日10試合こなす。
 ③演習に使うユニットの性能は各隊の隊員の戦力評価に準ずる。
 ④基本ユニットは各隊の隊員(4人)を模しており、それが各2体の計8体。
 ⑤ヘルプユニットとして、太刀川、出水、当真、風間のいずれか1体を選べる。
 ⑥誰がどのユニットを操作するかは自由。
 ⑦毎試合2体のみトリガー構成を変更できる。

(214、215話での追加分)
 ⑧期間は戦闘シミュレーションが3日間、特別戦闘シミュレーションが2日間。
 ⑨獲得できるポイントは後半になるほど大きくなる。

勝ち引き分け負け
戦闘演習1日目50100
戦闘演習2日目100200
戦闘演習3日目200400
特別演習1日目100100
特別演習2日目150300

 ⑩ユニット能力には行動力、トリオン、攻撃、防御、回避、援護、技術が設定されている。
 ⑪互いに150秒で1ターンの行動を設定、その後15秒で全てのユニットが行動。
 ⑫6ターン経過で試合終了。
 ⑬試合終了後にユニット数に2体以上の差がつけばユニット数の多い方が勝利。
 ⑭行動力の数だけユニットを動かせる。
 ⑮強力なユニットであっても死角から攻撃されると回避も防御もできない。

 シミュレーションだと再現できない戦術も多いですし、修のように戦力評価の低い隊員は少し不利ではありますね。

<能力サンプル>

行動力トリオン攻撃防御回避援護技術
隠岐15865768
香取16696867
13234456

 ただ、どちらかというとユニットそのものの性能より、ユニットをどう動かすか部隊としての戦術能力が試される内容ですから、戦術次第でいくらでも挽回できそうです。

 後半になるにつれて獲得ポイントが増大するということは、遊真が緑川にやったみたいに前半はわざと負けて後半勝つための餌に使う、みたいなこともできそう。
 遊真が自信満々だったことに期待がかかりますね。

 そして水上9番隊は、隊長の水上が隊員にシミュレーションのことを伝えておらず、自分一人で全てのユニットを操作して勝負に挑みましたが……(これは絶対後で揉めるやつ)


第1試験④「戦闘シミュレーション②」(216、217、218、219、220話)

 演習初日の諏訪7番隊は10戦中5戦まで終えて5連敗。
 特に第1戦目の水上9番隊は水上が1人で全てのユニットを操作していたため、連携ミスなども生じず完敗です。

 水上は「一人でやった方が有利」と考えていましたが、まあこれは中学生まで将棋のプロ棋士を目指していた水上だからこその発想でしょうね(普通なら処理しきれないと思います)。

 また、今回は各隊員が持っている「スキル」の効果も一部明らかになりました。

・近接連携(保持者:香取、太刀川ほか)
 このスキルの保有者が斬りかかっている敵ユニットに他の味方が攻撃すると、スキルの保有者が追加で攻撃する(しかも行動力消費無し)

・射撃連携(保持者:照屋、出水、蔵内ほか)
 上記近接連携の射程が長いバージョン。近接連携と異なり、追加攻撃には行動力を消費する。

 諏訪7番隊は近接連携を軸に戦術を構築していましたが、水上9番隊の射撃連携に一瞬で壊滅させられていました。

 この他にも「グラスホッパー攻撃」「護衛」「万能適性」などのスキルも名称だけは出てきていましたね。

 5戦目までの諏訪7番隊の戦績は次の通り(()内の数字は前が諏訪隊、後ろが対戦相手のそれぞれの残存ユニット数)。

1戦目:VS水上9番隊 敗北(1:8)
2戦目:VS村上10番隊 敗北(4:6)
3戦目:VS歌川1番隊 敗北(4:8)
4戦目:VS古寺6番隊 敗北(4:7)
5戦目:VS二宮8番隊 敗北(2:9)

 特に二宮隊の強さは香取の目つきがマジでヤバくなるくらい理不尽なものだったようです(香取「プレイヤーを楽しませる気がなさすぎなんですけど?」「これ作ったやつは頭がわるい」)。

 半分の試合を終えて気づきを話し合う諏訪7番隊。

 水上の部隊以外は連携の不発も多く、諏訪隊と大して差はない印象。
 そこで修はコミュニケーションの食い違いを解消するため、敵ユニットへのタグ付けや方角・MAP位置など表現方法の統一を提案します。

 地味な内容ですが、前向きな改善策が出たことで香取の機嫌と顔が回復しました(……良かった! 香取の顔マジで怖かった!)。

 これによりいくらか諏訪隊の連携も改善。

 後述の特別課題②で修はシミュレーションから抜けましたが、初日後半の五試合は2勝2敗1分けと大幅に改善しています。

 初日の戦闘シミュレーションの順位は次の通り。

順位部隊戦績ポイント
1位水上9番隊7勝0敗3分け380
2位二宮8番隊6勝0敗4分け340
3位歌川1番隊5勝1敗4分け290
4位古寺6番隊4勝1敗5分け250
5位タイ北添4番隊3勝4敗3分け180
5位タイ村上10番隊3勝4敗3分け180
7位タイ柿崎3番隊3勝5敗2分け170
7位タイ来馬5番隊3勝5敗2分け170
9位王子2番隊2勝5敗3分け130
10位諏訪7番隊2勝7敗1分け110
11位若村11番隊1勝7敗2分け70

 2日目終了時点での総合順位でも、諏訪7番隊は何とか再会を脱し10位となりました(6位~10位はダンゴ状態)。

 そろそろほかのチームも水上がやっていることに気づいたようですが……(試験中の敵への妨害を有りとするなら、他のチームが水上隊の隊員に戦闘シミュレーションのことを伝えるだけで水上隊は内部崩壊しかねないですね

第1試験⑤「特別課題②B級ランク戦の各試合が~」(217、218、219話)

 演習後半戦が始まろうかというタイミングで特別課題が通知されました。

特別課題②
B級ランク戦の各試合が、
なぜ三つ巴・四つ巴の形式で実施されているか、
その理由を考え、意見をまとめて提出しなさい。
(400字以内)

 しかもこの課題の提出期限は午後6時30分までで、午後7時までは戦闘シミュレーションがありますから、二つの課題を同時進行しなければ間に合いませんね。

 注目すべきは特別課題①にあった「全員で考えて」という文言がない点。

 これを受けてほとんどの隊は、誰か一名を特別課題の担当者に任命し、残りのメンバーで戦闘シミュレーションをこなすことを選択しました。

 例外は元々一人で(こっそり)戦闘シミュレーションをこなしていた水上隊と、休みの時間に全員で一斉に話し合って決めることを選択した村上隊のみです。

 特別課題の担当者は、概ね特別課題への適性、そして他の隊員と役割が被っていてシミュレーションで抜けても他の隊員がカバー可能かどうかを基準に選ばれていました。

 

 さて、この特別課題②には上層部に表向きの意図と裏の意図、二つの狙いがありました。

 まず裏の意図は「役割分担をどう処理したか」というもの。

 担当者をどれだけ早く的確に決めたか、そして揉めた場合はどう解決するかを見たかったようです。

 これについて揉めたのは下位3~4部隊で、大半の部隊はそつなく決めていました。

 諏訪や王子は裏の意図に勘づいて素早く決めたフシがありますし、木虎などは「今回は『全員で話し合って決める』というやり方がリスクを生むケース」と簡潔に説明し、率先して特別課題の担当者に立候補して高く評価されていました。

 全部隊で一番早く担当者を決めたのは、隊長権限で絵馬を指名した二宮さんでしたが、二宮さんがどこまで考えて判断したか分かりにくく、また選んだのがこうした課題が苦手そうな絵馬ということで、特段評価の対象ではありませんでした。

 ちなみに評価が最低だったのは決められず黙り込んでしまった若村隊長で、真木からは「ー3点:存在感ゼロ」と厳しい評価を頂いてましたね。

 

 表向きの意図、特別課題②の回答内容に関する採点基準は次の4点に触れているかどうか。

①ランク戦の戦況を複雑化することで、鍛えられる要素・能力に言及している
②ランク戦が1対1(部隊)だった場合のデメリットに言及している
③それらの要素が、防衛任務や組織の活動に関連付けられている
④それらの要素が、近界(遠征先)での活動や戦闘に関連付けられている

 どのチームも比較的しっかり回答できていましたが、苦戦していたのは北添(他に任せれる人間がいなかった)と絵馬(二宮に隊長権限で指名された)。

 ただそれでも①と②にはしっかり触れていたようです。

 意外にできていなかったのが、全員で話し合うことを決めた村上隊。

 この隊だからこそ短時間で①、②まではしっかりまとめれたようですが、蔵内や誰か一人に任せればもっとできた可能性が高いです。

 メンバーに気を遣い過ぎるというのが、この部隊の欠点なのかもしれません。
→220話で氷見が上手く村上にやり方を示してフォローしていました。

 他の部隊は③あるいは④までしっかり触れており、比較的高評価でしたね。

 

 ちなみに、この頃になると各臨時部隊内での不和や問題が浮き彫りになりつつありましたが、その意味で安定感があったのは生駒さんを擁する王子2番隊。

 生駒さんの存在によりメンバーは適度に肩の力が抜けており、隊長である王子もコントロールしやすそうです(生駒さんをフォローする形でメンバーがまとまっている印象がありますね)。

 何だかんだ生駒さんは偉大だなぁ……


第1試験⑥「幕間・二日目夜」(221、222話)、髪下ろした姿が貴重!

 特別課題②の出来を巡って頭を悩ませる絵馬と木虎、影浦と犬飼の不和、そして成績が良すぎることで隊員たちについた嘘がバレそうになっている嘘つきブロッコリー。

 まず木虎が東と連絡を取り、特別課題②の回答について答え合わせをしますが、やはり東の回答は他の隊員の一歩先を行っており、自信家の木虎も唸っていました。

 東も、木虎の貪欲さ、そして二宮が試験の場を使って絵馬や雨取を鍛えようとしている姿を見て、普段の流儀を捨てて積極的に絵馬にアドバイスをしています。

 東はいつも指導者的な立ち位置ですが、そんな彼が後輩たちに影響を受け、変わっていく姿というのは珍しかったですね。

 そして、珍しくズバズバ厳しい発言をして影浦ともめていた犬飼。

 犬飼は感情と顔が一致しない自分の性質を影浦が嫌っていることを理解して、敢えて本音で喋っていたようです。

 喧嘩している今が過去一で良好な関係というのもこの二人らしくて良いですね。

 そしてとうとう隊員たちに戦闘シミュレーションの存在を隠していたことがバレそうになる嘘つきブロッコリーこと水上敏志。

 他の部隊に比べて飛びぬけて水上7番隊の成績が良かったため、流石に照屋たちも怪しんでいました。

 口八丁でその場を切り抜けた水上。

 荒船と今は水上の暗躍を察して黙認しているので、仮に水上の嘘がバレても致命的な破綻だけは避けられそうです。

 ……というか、髪下ろした照屋ちゃんかわええ。

 小荒井も前髪下ろした方がイケメンやん。

第2試験「最長36時間の長時間戦闘試験」

 詳細な内容は第2試験の前に発表される予定のため、現時点では不明です。

 ただ、長時間連続しての戦闘となるので、トリオン量の低い人間や、バッグワームを使うスナイパーのように常時トリオンを消費する装備を使う隊員は不利と想定されています。

 また、第2試験からは残るA級隊員たちも参加することになっています。


ワートリ、遠征選抜試験でのボーダー上層部の狙い、隊長選出基準

 この遠征選抜試験での上層部の狙いや臨時隊長選出基準を考察する前提として、まず試験における2つの大きな疑問点を整理しておきましょう。

疑問点①一部のA級隊員だけ第1試験から参加

 何故A級隊員から歌川、古寺、菊地原、木虎の4人だけ第1試験から参加しているのでしょうか

 単純に試験の人数合わせという可能性もありますが、この4人が選ばれたことには理由があるはずです。歌川、古寺は臨時隊長として、菊地原、木虎が隊員として参加していることも気にかかりますね。

 年若い未熟な隊員というならば他に緑川や黒江がいますし、歌川と菊地原に至っては風間隊として遠征を既に経験していますから、他に理由があるはずです。

疑問点②テスト参加者が多すぎる

 遠征はこれまでA級の中でも選ばれた部隊だけが参加していたミッション。B級中位以上が全員試験に参加というのは候補者が多すぎる様に思います。

 いったいどれほどの規模になるかは分かりませんが、A級とB級上位に限定しても十分人員は事足りるのではないでしょうか。
 候補者を増やしても、明らかに力不足な人間が増えるだけですしね。

 それこそ特定の隊員(例えばアタッカー4位の村上)を個人で選びたいだけなら、個人ポイントなどを基準に選出すればよいでしょうし、学校じゃないんですから、それを不公平だなんだと喚く人間もいないでしょうしね(……いや、修はもし自分が対象外なら喚くかも)。

<2021年7月2日追記>
 参加者を増やした理由の一つに、今後の部隊の運営のために各人が蓄積したノウハウを吸い上げるというものがあったようです(210話)。

予想:遠征部隊だけでなく、残留部隊とその隊長候補の適性を測るための試験

 さて、これらの疑問と試験内容を踏まえて上層部の狙いを考察すると、この試験は遠征部隊を選ぶためだけのものではなく、残留部隊とその隊長候補の適性を測るための試験である、と予想されます。

 城戸司令自身が試験前に隊員の能力試験を兼ねていると発言していましたが、この試験はより具体的に、B級から一部の隊員を個人で遠征部隊に選んだ場合、残る隊員でどのように部隊を再編成するか、その隊長候補や組み合わせについても試そうとしているのでしょう。

 迅が予知により自分は遠征に参加しないことを示唆しており、残留部隊にも相応の危機が発生すると上層部も認識しているのでしょうね。

 つまり、上層部の中では事前にある程度、試験参加者の色分けが出来ているということです。

 ①遠征部隊の分隊長候補
 ②遠征部隊に隊員として参加が検討される隊員
 ③残留部隊の分隊長候補
 ④残留部隊の隊員(能力や相性のみ試験)

 ①の筆頭は二宮、臨時隊長には選ばれていませんが東(審査の必要なし)が該当するでしょう。
 A級の歌川や小寺もこちらでしょうか。

 ②は玉狛第二とか、影浦、生駒、香取、菊地原、木虎あたりですかね。修は何しでかすか分からないので隊長は無理、菊地原や木虎は今の隊長以外の元で能力を発揮できるか、相性的なものを試されているのでしょう。

 ③は香取隊の若村や生駒隊の水上が筆頭でしょうね。隊長が抜けた後、残留部隊を指揮できるかを試されているのでしょう。
 影浦隊の北添も同じ立場ですが、北添は元A級ですから、①にも該当しそうです。

 ④はB級中位以下のほとんどの一般隊員が該当するでしょうね。

 残る臨時隊長が①と③どちらに該当するかは、残るA級部隊で残留を予定しているのがどこか、そして残留部隊に襲い掛かる危機がどの程度のものかに大きく影響されそうです。

 事前アンケートで玉狛第一と木虎以外の嵐山隊は対象になっていなかったので、彼らは残留部隊決定かな?

<2021年7月2日追記>
 209話で、笹森が同様の推測をしています。

 また、元々隊長だった面々については将来の幹部候補をテストしているのでは、という意見もでていました。
 確かに、今後更に組織が大きくなっていけば、幹部選出の必要も出てくるでしょうね。

 遠征・残留を限定せず、隊長適性をテストしているケースもありそうです。



ワートリ、遠征選抜試験のチーム分け、特性、評価

※各隊のメンバーの後ろの数字は、各プールで選ばれた順番を示しています。

歌川1番隊、男性恐怖症と守銭奴をどこまでコントロールできるか?

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
歌川遼志岐小夜子漆間恒(9)空閑遊真(1)巴虎太郎(11)

 オペレーター志岐の男性恐怖症、漆間のディコミュニケーションという欠点を抱えており、それをいかにうまく隊長の歌川がコントロールできるかがポイント。

 歌川は志岐のために意図して外見の幼い空閑と巴を選んだ節があり、それらも含めて隊長の人柄がうかがえます。

 戦闘に関しては風間も「漆間が普段通りの動きをすれば自然と連携になる」と評しており、概ね高評価ですね。

王子2番隊、王子と生駒のボケ2枚看板

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
王子一彰仁礼光辻新之助(3)生駒達人(3)帯島ユカリ(10)

 全員機動力が高く近接戦ができるというコンセプトで王子が選んだ部隊で、トリオン消費を抑えられるため長期戦にはかなり有利。

 辻の女性恐怖症以外チームワークにも懸念はなく、非常にバランスのよい部隊ですが、王子と生駒というボーダー屈指のボケが揃っているため、もはやそちら方面の期待しかありません

 生駒さんの料理が趣味という設定が活かされていましたね。

柿崎3番隊、影浦と犬飼の関係、「真の悪」別役太一を抱えた爆弾部隊

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
柿崎国治藤丸のの影浦雅人(2)別役太一(11)犬飼澄晴(5)

 柿崎が元A級の影浦と犬飼を相性の悪さ(影浦が感情受信体質の影響で、犬飼を一方的に嫌っている)を知りつつ選んだ部隊

 確かに能力的には申し分ありませんが、この二人を果たしてコントロールできるのか、柿崎の器の広さが試されます。

 さらりと「真の悪」別役太一(悪気なくトラブルを巻き起こす男)をくじで選択の余地なく引き当てているあたり、まあ碌なことにはならないでしょう。

北添4番隊、何となく16歳縛りで……菊地原の目が死んでる

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
北添尋染井華外岡一斗(10)菊地原士郎(4)南沢海(9)

 北添が「何となく16歳組で揃えた」部隊。
 同い年の方が気を遣わないだろうという北添の気遣いですが、強化聴覚を持つ菊地原は南沢の騒がしさに辟易としており、開始前から相性の悪さが露呈しています。

 北添の穏やか過ぎる人格が隊長向きかどうかも懸念材料。

 戦闘試験は夜間戦闘が想定されるため、北添の爆撃で灯りを潰せば、菊地原の強化聴覚で一気に優位に立てると期待されています。

 日下部はスナイパーを除く戦闘員の機動力が不揃いであることを懸念していましたが、北添はガンナーとしては射程が長いので、恐らくそこはそれほど不利には働かないでしょうね。

来馬5番隊、飴と鞭の体育会系部隊

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
来馬辰也小佐野瑠衣穂刈篤(7)小荒井登(9)弓場拓磨(2)

 仏の来馬を隊長に、若頭の弓場が部隊を引き締める体育会系部隊
 他の3人も元気があってノリが良く、恐らく何があろうと決して部隊内でトラブルは起こらないでしょうね

 スナイパーを除く隊員の機動力に差異があるため、臨時部隊では機動力と火力を両立させることが難しいと懸念されています。

古寺6番隊、落ち着いた優等生部隊?

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
古寺章平六田梨香奥寺常幸(6)三浦雄太(7)木虎藍(4)

 A級隊員の古寺と木虎が率いる、メンバー全員が落ち着いた優等生部隊

 トリオン量が低いという問題はありますが、スナイパーの古寺以外は機動力が高くアタッカーとして運用できるメンバーのため、長時間戦闘にもある程度は対応可能と思われます。

 チームワークに懸念のない部隊と評されていましたが……成績がふるわなかった時、頭でっかちなメンバーが多いので、一度揉めると後を引きそうな気はします

 ある意味、臨時隊長の中で上層部に最も資質を試されているのが古寺かな。


諏訪7番隊、修と香取の仲がどうなるか……いいね!

隊長オペレーター第1プール第2プール第3プール
諏訪洸太郎宇井真登華隠岐孝二(8)三雲修(10)香取葉子(3)

 諏訪が勘で選んだ、修と香取という非常にワクワクする組み合わせを実現したドリーム部隊

 修のことをイラつきながらも意識し敵視する香取と、敵視されて明確に苦手意識を持っている修(アンケートでは一緒に遠征に行きたくない相手に香取を挙げている)が、閉鎖空間でどんな展開を巻き起こすのか、ラブコメにならずとも非常にワクワクします(二度目)

 宇井と隠岐も傍観者系で非常に良し。

 唐沢からは隊長経験者が3人いる部隊として期待されており、太刀川からは修と香取と2人のスパイダー使いがいることから「ハマればなんか起きそう」と評されていました。

 香取が早速「もぎゃぁぁ」とワガママ全開でかわいいなぁ。

 香取が文句ばっかり言っていますが、文句を言っているうちは機嫌がいい証(本当に機嫌が悪くなるとコミュニケーションを拒んできます)。

 だらけていても課題処理能力は香取がトップみたいですし、やっぱり香取をどれだけのせれるかがカギになってきますよね。

二宮8番隊、「コスト制限オーバー」「バカの持ってきたバイキングの皿」

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二宮匡貴加賀美倫東春秋(1)雨取千佳(2)絵馬ユズル(8)

 二宮がパワーバランスも遠慮のかけらもなく東、そしてトリオンモンスターの千佳を指名して結成したチーム

 ユズルは二宮的にはどうでも良かったようですが、ユズルの「千佳と同じチームになりたい」という願望をくんで指名していました。

 パワーバランスのおかしいチームですが、くじの順番が操作されていたことを踏まえると、東に関しては「一番東に頼らない」二宮にわざと上層部が指名させたと考えられます

 実力、能力的には申し分ないものの、不愛想な二宮が千佳やユズルとコミュニケーションをとれるかが周りからは懸念されています(多分、上層部もそこを試している)

 ただ、二宮もユズルの想いをくんで色々気遣っていますから、案外問題なさそうですね。

 二宮以外スナイパー3枚という極端な編成ですが、オペレーターの加賀美はスナイパー3人編成の荒船隊所属なので、ある意味慣れた組み合わせ。

 戦闘試験に至っては、二宮か千佳がガードに回って、残るメンバーでフルアタックすれば無双で来てしまいそうですが……他の部隊がそれにどう対処するかが見物です。

水上9番隊、嘘つきブロッコリーを夫人は支えがいがないと判断したようです

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水上敏志今結花荒船哲次(4)樫尾由多嘉(5)照屋文香(7)

 頭の良いメンバーが集まったチームで、閉鎖環境試験で好成績をとり、逃げ切りを狙うつもりだと隊長の水上は発言しています。

 これに対して柿崎夫人こと照屋は「戦闘試験は自信がないってことですか?」と発言するなど不満げな様子。

 また、水上は第1試験早々に隊員に与える情報を改ざんし、都合の良い情報だけを与えています。ある意味合理的な判断ですが、恐らくこれが後々(照屋あたりに見抜かれて)トラブルを巻き起こすことが考えられますね(情報統制は民主主義国家においては下策)。

 多分、水上はあまり隊長にしてはいけないタイプ(そして生駒さんは案外偉大)。

 隊長経験者である荒船が水上の行動を見透かした上で、いざとなれば自分と今でフォローすれば良いと考えているので、致命的な破綻は免れそうです。

村上10番隊、何はともあれ、ひゃみさんの「うむ」がかわいい

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村上鋼氷見亜季堤大地(5)熊谷友子(8)蔵内和紀(6)

 村上も含め、各部隊の補佐役をつとめる人格者が集まったチーム

 小南が「このチームがもめていることが想像できない」と発言するなど、安定感が高く閉鎖環境試験での好成績が期待されています。

 村上はオペレーターの氷見の能力的にどんな編成でも問題ないだろうと、その時に一番いいと思った隊員を指名したそうです。

 どうでもいいですが、村上の評価を受けての氷見(ひゃみ)さんの「うむ」って偉そうな感じがかわいい

若村11番隊、若村と甘えんボーイヒュースの成長が見どころ

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若村麓郎細井真織半崎義人(11)笹森日佐人(6)ヒュース(1)

 恐らく最も期待されていない隊長と、閉鎖環境試験で足を引っ張るだろうヒュースのいる一番の問題児チーム

 戦闘試験についても、個人の戦闘力は高いものの若村の指揮能力について懐疑的な目が向けられています。

 ただし、言い換えれば最も伸びしろのあるチームでもあり、若村もヒュースもそれぞれの殻を破ろうとしている気配がうかがえます

 恐らくこの遠征選抜試験での台風の目となる存在でしょう。

 ……しょっぱなから字が読めないヒュースが足を引っ張っている。

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