今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、神の国アフトクラトルの四大領主の一角「ハイレイン」について解説します。
ハイレインは強力な部下を従えて三門市に大規模侵攻を仕掛け、ボーダーや街に甚大な被害をもたらした敵の首魁。
かろうじて撃退はしたものの、多くの隊員がハイレインらに連れ去られてしまいました。
恐らく、今後主人公たちにとって最大の敵となるだろうハイレインという男について、その人物像や能力などについて深掘りしていきましょう。
ワールドトリガー、ハイレインのプロフィール(声優含む)
目的のためには手段を選ばぬ冷徹(根暗?)なアフトクラトル四大領主の一角
所属 | アフトクラトル |
年齢 | 29歳 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 180cm |
血液型 | 不明 |
星座 | 不明 |
職業 | 不明 |
好きなもの | 優秀な駒・陽動・分断・家族・穏やかな暮らし |
声優 | 佐々木望 |
ハイレインは大規模侵攻編で登場した敵国アフトクラトルの遠征部隊の隊長にしてアフトクラトル四大領主の一角・ベルティストン家の当主。
自らもブラックトリガーを有する強力な戦士であると同時に、虎視眈々と母国での勢力拡大を狙う策士でもあります。
外見は一見すると穏やかで落ちついた雰囲気の青年。強化人間の証である「角」と合わさって、作者のデザインイメージは「竜」だそうです。
性格は極めて冷静かつ慎重。常に次善の策を準備して立ち回り、失敗しても構わないという前提で動くため、想定外のことが起きてもほとんど動揺することがありません。
同時に、目的のためならば同胞であろうと容赦なく切り捨てる冷酷な人物で、大規模侵攻を起こした真の目的がそもそも部下を切り捨てることだったというのですから……(詳細は後述)。
そのやり口から、部下であったエネドラからは「根暗」と称されていましたが、まあ確かにあんまり友達はいなさそうだなぁ(偏見)。
ランバネインは弟、ミラは結婚相手?
人間関係を見てみると、まず大規模侵攻に同行したランバネインはハイレインの弟にあたります。
ランバネインは豪快で明るい雰囲気の人物なので正直あまり似ていませんが、領主のお兄ちゃんが家のために根暗に陰謀を巡らせて苦労している分、弟のランバネインは自由にのびのびと育ったんでしょう。
また、部下であり補佐役でもあるミラは、ハイレインの結婚相手の候補であることが明かされています。
ただし、これはまだ確定でなく、政略的に(優秀なブラックトリガー使いを身内に取り込むため)
ハイレインかランバネインの結婚相手になる予定ということのようですね。
ただし、この件についてはハイレインもランバネインも実は腰が引けているという噂が(詳細はミラの紹介記事をご覧ください)。
ワールドトリガー、ハイレインの強さ
神の国の領主の名に恥じぬ実力、「ハイレインの恐怖」とは?
トリオン | 40 |
攻撃 | 18 |
防御・援護 | 28 |
機動 | 7 |
技術 | 8 |
射程 | 7 |
指揮 | 10 |
特殊戦術 | 5 |
合計 | 123 |
これがハイレインのパラメーターです。
ブラックトリガー使いらしくノーマルトリガーとは隔絶した力の持ち主で、パラメーターを見ると防御・援護能力に長けたバランス型ですね。
また、ブラックトリガーの印象が強すぎて影に隠れがちですが、ハイレインの指揮能力は忍田本部長や東と並んで作中トップタイ。
このパラメーターはボーダーが測定した評価値なので、実際の戦術指揮能力はもっと上かもしれません。
これだけ見れば、味方を的確に援護する優秀な指揮官といったところなのでしょうが、ハイレインはただそれだけの男ではありません。
アニメやモンストコラボで「ハイレインの恐怖」と銘打たれた彼の真価は、そのブラックトリガーのインチキ具合にあるのです。
「わくわく動物野郎」、ブラックトリガー「卵の冠(アレクトール)」
ハイレインの持つブラックトリガーは、まさしくトリガー使いにとっての天敵です。
ブラックトリガー:卵の冠(アレクトール)
トリオンを卵生の生物の弾にして撃ちだす能力を持ったブラックトリガー。
今のところ、「鳥」「魚」「トカゲ」「蜂」「くらげ」といった形態が確認されていて、弾速はそれほどでもないが、とにかく物量が凄まじい。
最大の特徴として、弾にはトリオン体をキューブに変えてしまうという能力があり、人であれ武器であれ、トリオンでできたものは無力化されてしまう。
手足に一発喰らった程度では即キューブ化されることはないが、その部位は変形して使い物にならなくなる。
また、キューブからトリオンを取り込むことでトリオン体の修復やトリオンの補充も可能と、作中唯一の自己回復能力持ちでもある。
対戦した出水がハイレインのことを「わくわく動物野郎」と呼んで話題になっていましたが、そんなかわいいものじゃないですよね。
唯一、攻撃がトリオン体にしか効かないという欠点はありますが、ハイレインにダメージを与えるには結局トリオン体じゃないといけませんから、弱点というほどでもありません。
というか、ボスにベホマ覚えさせちゃダメだろ……
ワールドトリガー、ハイレインが仕掛けた大規模侵攻とは
表向きの目的は優秀なトリオン能力者、次代の「神」の確保
さて、そんなチート野郎ハイレインが、自身を含め4名もの希少なブラックトリガー使いを率いて三門市(玄界)へ大規模侵攻を仕掛けた理由、それは次代の「神」となり得る優秀なトリオン能力者を確保することでした。
アフトクラトルは強大なマザートリガーによって構成されている星で、マザートリガーを動かすためには「神」と呼ばれる優秀なトリオン能力者が必要となります。
アフトクラトルの「神」は寿命を迎えつつあり、新たな「神」となり得る優秀なトリオン能力者を確保するため、総力を挙げて他国を侵攻している……というのが表向きの理由。
「神」になり得るほどのトリオン能力者など、そうそう存在するものではありませんし(作中では偶然にも千佳がいたのでその候補になりましたけど)、ハイレインはそんな不確かな可能性にかけるような男ではありません。
真の目的はヒュースとエネドラの排除
ハイレインには元々「神」候補にあてがあったのです。
それはヒュースが仕えるエリン家の当主。
ハイレインの真の目的は、エリン家の当主を「神」とする上で障害となるヒュースを排除することにありました。
「神」と言えば聞こえは良いですが、要はマザートリガーを動かすための生贄。
主君に忠誠を誓うヒュースが邪魔にならないはずがありません。
大規模侵攻は、運良く「神」候補が見つかれば良し、見つからなければヒュースを排除するという、二段構えの作戦だったわけです。
そしてそのついでに、トリガー角の影響で人格に問題が出ていたエネドラを処分してブラックトリガーを回収することも計画の内。
これも、上手くいこうが上手くいくまいが、どうとでもなる内容ですね(ついでで処分されたエネドラは、同情の余地はないものの哀れ)。
強いだけでなく、この冷酷にして慎重な立ち回り、本当に恐ろしい男です。
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