今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ボーダー屈指の名サポーターにしてコアな人気を博する男「時枝 充(ときえだ みつる)」ついて紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
時枝は作中ではあまり目立ちませんが、その堅実な仕事ぶりと気遣いでコアなワートリファンほど惹きつける不思議な魅力を秘めたキャラクター。今回はそんな彼の地味に凄い活躍について語ってみることにします。
ワールドトリガー、時枝充のプロフィール(声優含む)
広報部隊嵐山隊に所属する、かわいい縁の下の力持ち
ボジション | オールラウンダー(A級5位部隊 嵐山隊所属) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 4月12日 |
身長 | 167cm |
血液型 | A型 |
星座 | はやぶさ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 餅、みかん、猫 |
声優 | 粕谷雄太 |
時枝はA級部隊嵐山隊に所属する隊員として、実は1巻から名前付きで登場している数少ないキャラクターの一人です。
広報部隊に所属しているということもあって、ボーダー内外にその存在が広く知られており、その穏やかで落ち着いた人柄から「とっきー」の愛称で親しまれています。
外見は眠そうな目が特徴の品の良い少年。驚いた時もほとんど表情を変えることがなく、本当に16歳かと疑いたくなるほど落ち着いています。
広報部隊として入隊試験や指導などで人一倍忙しくしており、作中での登場回数は地味にトップクラス。
あの眠そうな目や落ち着いた態度は、本当に疲れて表情筋が動かなくなっているだけなのではと疑われるほどです。
「眠そうな目のキャラはデキるキャラ」を地で行く気遣いの男
作者の葦原先生には「眠そうな目のキャラはデキるキャラ」というイメージがあるらしく、時枝はまさにそれを体現したキャラクターとなっています。
初登場では修に突っかかって興奮する木虎をなだめて場をおさめたり、風間と修が対戦した際もさりげなく人払いをしたりと、目立たないところでしっかり気遣い。
ランク戦の解説でも高い分析能力と分かりやすい説明を行っており、しかも特定のチームに不利にならないよう、分かっていても一部の戦術(修によるワイヤー戦術の仕掛け)の解説を避けるなど、一つ一つの行動が本当に丁寧でそつがないんです。
何て言うかこの気遣いと配意、絶対16歳じゃあり得ないですよね……世の新入社員連中に教えてやって欲しいわ……
ワールドトリガー、時枝充の強さ
目立たないけれど堅実に役割を果たす名サポーター
トリオン | 7 |
攻撃 | 7 |
防御・援護 | 9 |
機動 | 7 |
技術 | 8 |
射程 | 4 |
指揮 | 4 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 48 |
これが時枝のパラメーターです。
オールラウンダーとして非常にバランスよく、高水準にまとまったものとなっており、まさにA級隊員といったところでしょうか。
変幻自在のブレードトリガー「スコーピオン」による接近戦、アサルトライフルタイプのガンナートリガー、そしてテレポーターを組み合わせた変幻自在のコンビ戦を得意としています。
時枝自身は自分で敵を倒すタイプではなく、味方を援護して味方に点を取らせることが上手いサポータータイプ。
そのサポーターとしての技量はボーダー全体でも恐らく屈指のものでしょう(上位陣の顔ぶれを見ると、純粋なサポータータイプってシューターの出水ぐらいで、そもそもあまり多くないんですけどね)。
ちなみに時枝のトリガー構成は隊長の嵐山と全く一緒。その上、パラメーターも戦術面(指揮、特殊戦術)を除いて全く嵐山と同じなんですね。
嵐山を適切にサポートしてポジションチェンジできるようにするためなのかな、と思うと、こんなところにも時枝の気遣いが現れています。
ブラックトリガー争奪戦ではエース木虎を好アシスト
さて、作中での時枝の戦闘シーンというのは、実はあまり多くありません。
そしてその数少ない時枝の戦闘での活躍というのが、嵐山隊とA級上位混成部隊とのブラックトリガー争奪戦です。
とは言え、ここでも決して時枝は華々しく敵を倒したわけではありません。
やったことと言えば、嵐山と連携して適切に敵に火力を集中させ、そしてエースの木虎を身をていして敵の攻撃から守ったことぐらい。
しかしその木虎を守った行為が、後々敵のエーススナイパーの撃破に繋がり、勝負を決定づけるのです。
木虎を守った立ち回り自体が非常に見事で敵も感嘆していましたし、チーム戦で自分の役割を理解してそれを全うできる隊員というのは本当に得難い存在ですよね。
ワールドトリガー、時枝充の人間関係(嵐山、木虎、佐鳥、菊地原)
嵐山や木虎をしっかりサポート、佐鳥とは幼馴染だけど……
時枝と言えば、隊長である嵐山のサポート役としての印象が強く、実際作中ではこれでもかというぐらい完璧に嵐山を補佐しています。
戦闘はもちろん、新入隊員の案内や現場での判断など、やや情熱的すぎる嵐山を冷静に補っている印象。
また、有能ですが暴走しがちな木虎を宥め、的確にコントロールしていい所を引き出しており、そのあたりの上手さは実に時枝らしいですよね。
逆に全く絡みがないのが佐鳥なんですが、実は彼らボーダーに入る前からの友人であることが明らかとなっています。
同じ隊で昔からの友人なのに作中でほとんど会話もしてないとか、もう少し佐鳥を大事にしてあげようよ、とっきー。
何故か菊地原と間違われることが多いけど……
そんな気遣いの男、時枝ですが、何故かワールドトリガーを読み始めて間もない読者からはA級3位風間隊の隊員、菊地原と間違えられることがしばしば。
菊地原は目つきや体型こそ時枝と似ている部分はありますが、性格は時枝とは正反対の生意気で敵を作るタイプ。
まあ、ボーダーのデータが存在するキャラクターだけでも100名以上存在するワールドトリガーですから、僅かでも属性が被っていたら混乱するのはやむ得ないこと。
この時枝と菊地原の見分けが、ワ民(ワールドトリガーファンの略称)となるための最初の壁と言われています。
時枝と菊地原は普通に仲が良さそうなので、本人たちも間違えられたからと言ってあまり嫌な顔はしないと思いますが。
まずは時枝から、皆さんもワールドトリガーの沼に一緒にハマっていきましょう!
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