今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、七海健人を慕い作中最高の後輩力を持つ男「猪野 琢真(いの たくま)」を紹介したいと思います。
猪野は七海を慕う後輩呪術師として登場し、そして登場するたびに後輩力が天元突破していったキャラクター。
七海を慕っているというワンポイントだけでキャラを確立し、読者に愛される猪野という男について解説していきましょう。
呪術廻戦、猪野琢真のプロフィール(ネタバレ注意)
基本プロフィール(年齢、声優など)
誕生日 | 不明(21歳) |
所属 | 不明(2級術師) |
趣味・特技 | 飲み会 |
ストレス | 無し |
声優 | 林勇 |
猪野はコミック4巻で、七海の任務に同行する後輩呪術師として登場したキャラクターです。
外見は黒いニット帽と上下黒のスウェット姿が特徴的な、三白眼のどこにでもいそうな青年。
大量の改造人間の相手を七海に任され、その数と元人間だという事実にうんざりした表情を見せるも、七海に1級推薦の件を引き受けてもいいと言われると途端に張り切りだすというお調子者でもあります。
作者から「後輩力の高い奴を出したくて」とデザインされたキャラクターであり、その特徴はとにかく先輩である七海を慕うかわいい後輩であるということ(七海との関係は後述)。
その後輩っぷりたるや、とっくに1級推薦を受けれる実力がありながら、推薦を受けるなら七海からと決めて2級術師に留まっているほどです。
趣味が飲み会というのもザルの七海とは相性が良さそうですよね。
実は前日譚(0巻)にも登場、おまけで七海のインタビューも担当
作中では脇役ポジションであり、本編への登場は4巻で僅かに顔を出したのが最初、その後は渋谷事変で七海班として登場するまで出番はありませんでした。
しかし実は、前日譚にあたるコミック0巻では、名前こそ登場しませんがこっそり登場しているんですよね。
はっきり正面から描かれているのは0巻122ページの1コマだけですが、特徴的なニット帽を被った猪野らしき人物が百鬼夜行ではあちこち登場しています。
【追記:劇場版ではガッツリ登場していました】
また、コミック6巻で七海が黒閃の連続発生記録保持者としてインタビューを受けているシーンがありますが、そのインタビュアーが猪野であることがおまけページで明かされています。
多分動かしやすいから、作者からは重宝されているんでしょうね。
呪術廻戦、猪野琢真の強さ(作中での活躍)
実力は準1級以上、術式:降霊術「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」
猪野は等級的には2級術師ですが、七海からは「君の術式なら準1級くらいすぐなれる」と評されており、実力的には準1級以上のものがあると考えていいんじゃないでしょうか(1級には及ばない気もしますが、そこは情報が少ないのでボカシておきます)。
準1級と言えば、庵歌姫やその生徒の加茂、メカ丸と同格ですから、一般的な呪術師としては十分な実力の持ち主と言えるでしょう(特級がバカバカ出てくるので感覚が狂っていますが)。
術式:降霊術「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」
術者自身が霊媒となることで、4種の瑞獣(=吉兆を示す霊獣)の能力を使用可能とする降霊術。
発動条件は術者が顔を隠すこと。
獬豸(カイチ)
奇妙な模様の描かれた角を追尾弾として発射する。
霊亀(レイキ)
呪力のこもった粘性の水を纏い、防御や特殊な歩法を可能とする。
麒麟(キリン)
脳内麻薬を分泌して自身の痛覚を遮断する。
竜(リュウ)
これを目にして生き延びた者はいない(猪野談)。
トレードマークのニット帽はこの術式を使う上で顔を隠すためのものだったわけですね。
4種の能力を見ると……微妙ですね。使いこなせば強いんでしょうけど、あんまり使い勝手が良くなさそうというか。
むしろ、伏黒の十種影法術とかすごい優秀な術式なんだなって、他の術式の強さが強調されてしまう感じで……いやいや、これも準1級ぐらいなれる優秀な術式です(自己暗示)。
渋谷事変では七海に虎杖と伏黒を任されるも伏黒甚爾に……治療により死亡は免れる
渋谷事変では七海から虎杖と伏黒の引率を任され、呪詛師と1対1で戦うことになった猪野ですが、当初はその実力を遺憾なく発揮し、強力な呪詛師相手に互角以上に渡り合います。
しかし、呪詛師の降霊術で最強最悪のバグ、伏黒甚爾と戦うことになってしまい、手も足も出ず一蹴されてしまいました。
まあ、伏黒甚爾はかつて五条悟に土をつけた化け物ですから、最低でも特級クラスじゃないと話にならないでしょうし、これは相手が悪すぎましたね。
救いはこの後、猪野は家入硝子の治療を受けて無事に生き延びたこと、そして「竜」の発動前だったので不敗神話は守られた、ということぐらいでしょう。
呪術廻戦、猪野琢真と七海健人
誰より純粋に七海を慕う後輩
猪野が七海を慕う理由は詳しくは語られていませんが、一度七海の任務を手伝ったのがきっかけとされています。
猪野の額には大きな傷跡がありますが、あるいはその傷痕は七海との任務の際についたものなのかもしれません。
また、猪野は呪術師という血なまぐさい商売柄、筋の通し方には人一倍気を遣っています。
そんな猪野が筋の通し方の判断基準にしているのが「七海サンならどうするか」。
だからこそ、そんな七海に認められずに1級になっても仕方が無いと、七海からの1級推薦にこだわっているわけです。猪野の七海への想いが良く伝わってくるエピソードですよね。
ちなみにこの話、猪野が七海本人の前で堂々と語っています。こんなこと言ってくれる後輩がいたらかわいいでしょうね。
七海の死亡、お下がりでもらえないかと狙っていた腕時計(鈍鉈)
そうして猪野が慕っていた七海も渋谷事変で命を落としています。
七海の死が猪野の心に大きな影を落としたことは間違いありませんが、渋谷事変後も落ち込んだ様子を見せることなく高専の術師として戦い続けています。
猪野には七海が愛用していた腕時計をお下がりでもらえないか虎視眈々と狙っていたというエピソードがあります。
形見として腕時計を受け継げたかは不明ですが、宿儺戦において猪野は七海が振るっていた鈍の鉈(七海の術式が宿った呪具)を使用。
術師としては腕時計以上に重いものを受け継ぐことができたようです。
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