今回は大人気漫画「ゴールデンカムイ」から、この問題作を生み出した作者「野田サトル」について解説します。
野田サトル先生は「週刊ヤングジャンプ」で約8年間に渡って「ゴールデンカムイ」を連載し、数々の漫画賞を受賞した大人気漫画家。
奇想天外なストーリー展開と登場人物の圧倒的な変態性により、読者からは「頭おかしい」「やばい」と大絶賛(?)されています。
一方で、プライベートはほとんど表に晒さず、謎の多い野田先生。
本記事ではそんな野田先生のプロフィールや素顔について徹底解説してまいります。
「ゴールデンカムイ」作者/野田サトルのプロフィール
基本プロフィール(本名、性別、誕生日、年齢、出身地など)
本名 | 野田智 |
性別 | 男 |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明(2012年時点で34歳と苫小牧市議のブログに記載) |
血液型 | 不明 |
出身地 | 北海道北広島市 |
野田サトル先生は北海道出身の漫画家。
「作品と作者は切り離して考えるべき」との考え方の持ち主らしく、顔写真や経歴などは非公表となっています。
判明している情報のほとんどは、野田先生が雑誌インタビューなどで答えた内容がベース。
自画像には「ゴールデンカムイ」の人気(変態)キャラ「辺見和雄」を用いることが多く、コアなファンからは「野田先生」ではなく「辺見先生」と呼ばれることも多いです。
作品は変態性ばかりが目につきますが、野田先生自身は担当編集者曰く「寡黙で意思が強い人」。
「ゴールデンカムイ」でもアイヌ文化や日本軍、料理などについて綿密な取材を行った上で執筆しており、漫画に対しては非常に真摯な人物であることがうかがえます。
漫画家としての経歴
野田サトル先生は2003年に「恭子さんの凶という今日」という読み切り作品でデビュー(別冊ヤングマガジン)。
その後、2006年に「ゴーリーは前しか向かない」という読み切りで「ちばてつや賞ヤング部門大賞」を受賞します。
雑誌で連載作家としてデビューしたのは2011年とかなり時間が経ってから。
「週刊ヤングジャンプ」でアイスホッケー漫画「スピナマラダ!」を連載します。
その後「スピナマラダ!」の連載終了が近づき、担当編集者から「猟師ものを描かないか」と資料を渡され、そこに日露戦争帰りの曽祖父のエピソードを融合させ誕生したのが「ゴールデンカムイ」。
2014年から2022年にかけ、約8年間コミックス31巻に渡って連載された「ゴールデンカムイ」は社会現象を巻き起こすほどの大ヒット。
アニメ化もされ、2022年には映画化も発表されました。
また同作はマンガ大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞、日本漫画家協会賞コミック部門大賞など、数々の賞を受賞しています。
漫画家としての師匠は、久保ミツロウ先生(代表作「モテキ」)と国友やすゆき先生(代表作(「100億の男」)。
23歳の時に久保先生にアシスタントにならないかと誘われ上京し、2年間ほどお世話になったそうです。
また、国友先生の下でもアシスタントをしており、期間としてはそちらの方が長かったようです。
「ゴールデンカムイ」作者/野田サトルの素顔は?
野田サトル先生の顔写真については公開されていません。
「野田サトル」「顔」で検索すると、それらしい男性の顔写真が登場しますが、この男性は野田先生ではなく担当編集者。
2016年のマンガ大賞授賞式に担当編集者が代理出席した際の画像です。
繰り返しますが野田先生自身は顔写真を一切公開しておらず、インタビューで自画像の提出を求められた際も上のプロフィールの項目に掲載した「辺見和雄」の絵を提出しています。
「ゴールデンカムイ」作者/野田サトルは女性?(結婚・出産)
野田サトル先生には、ファンの間で女性説がまことしやかに流れたこともあります。
先にも述べておりますが、野田サトル先生は男性。
これについてはSNSのプロフィール欄などにもしっかり記載されています。
女性説が流れた切っ掛けは2020年2月20日の公式Twitterでの発表。
~本日2/20発売の週刊ヤングジャンプ12号『ゴールデンカムイ』は野田先生が出産のためお休みです~
……野田先生「が」出産!?
こんな面白いネタにファンが食いつかないはずがなく、SNS上は野田先生女性説で大盛り上がり。
元々「ゴールデンカムイ」には筋骨隆々の男たちのセクシーシーンやBL的な展開が多く登場していたことから、野田先生がそっち系の腐女子だという説は、意外に信憑性があったようです。
この話のオチは、野田先生の奥さんが出産するため休載、というもの。
まあ、大体みんな分かった上で騒いでたんだよ。
「ゴールデンカムイ」作者/野田サトルの凄いエピソード
インタビューで吠える「もっと変態を!」
インタビューでキャラクターの「立て方」について質問された野田先生。
先生はただ悪役を悪役で終わらせるのではなく、お茶目だったり崇高な部分があったりと、多面的な性格にするようにしていると答えています。
悪役にただ悪役とレッテルを貼るだけでは作品の質が悪くなってしまう。
創作者として非常に素晴らしい考え方ですね。
しかしそこで終わっておけばいいものを、先生は更にインタビューで吠えています
「変態を!」
「もっと複雑な変態を描かせてくれ!」
……「多面的=変態」じゃねぇだろ。
もはや変態を描きたいがための言い訳にしか聞こえません。
ファンのワンドロ企画に自ら参戦
SNS上でファンがお題に沿ってファンアートを投稿するワンドロ企画。
これらは非公式にファンが楽しんでいるだけのものですが、野田サトル先生は自身の公式アカウントで企画に参加し、ファンを沸かせています。
#ゴールデンカムイ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負
野田先生は新刊が発売されるたびワンドロ企画に参加しており、もはやファンも定例行事として楽しみにしています。
ただ参加するだけでなく、ファンが行儀よくR18ネタを自粛している中、先生自身が辺見和雄のR18ネタをぶっ込んできたことも……
実にファンサービス精神旺盛な方ですね。
休載理由が独特過ぎる!
何らかの理由で連載が休載されることは珍しくありません。
その場合、普通の漫画であれば「作者取材のため」「作者体調不良のため」など、ぼかした案内文が告知されますよね。
しかしゴールデンカムイの休載理由は非常に独特。
女性説が流れた際の「出産のため」を筆頭に「狩猟のため」「試食のため」「珠算のため」「出塁のため」とツッコミどころ満載の内容ばかりなのです。
理由の頭文字を「し」に縛っているフシがあり、どこまで本当でどこまでネタなのかは怪しいところ。
いかがでしたか。
「ゴールデンカムイ」が完結し、次回作を準備中の野田先生。
今後の更なる活躍に期待しましょう。
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