今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、作者「古舘 春一(ふるだて はるいち)」先生について解説します。
古舘先生は今や言わずと知れた大人気漫画家ですが、公に性別や素顔を公開しておらず、プライベートに関しては何かと謎の多い作家さん。
ファンはその素顔を探ろうと限られた情報を元に様々な考察を巡らせてきました。
そんなファンの間で根強く語られているのが古舘先生の女性説。
本記事では女性説が流れる理由や、判明している古舘先生のプロフィール、現在について深掘りしてまいります。
「ハイキュー‼」作者/古舘春一のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、年齢、出身地など)
生年月日(誕生日) | 1983年3月7日 |
年齢 | 39歳(2022年11月現在) |
性別 | 非公表 |
出身地 | 岩手県九戸郡軽米町 |
出身校 | 仙台デザイン専門学校 |
「ハイキュー‼」の作者・古舘春一先生は岩手県出身の漫画家。
年齢や出身地などは公表しているものの、性別や素顔は一切非公表としておられる作家さんです。
高校卒業までは岩手県で過ごし、中学高校はミドルブロッカーとしてバレーボール部に所属。
しかしバレーでは良い成績を残せず未練が残っており、漫画家を目指す際には同時にバレーボール漫画を描くことを目標としていたそうです。
高校卒業後は仙台デザイン専門学校に入学。
そのまま宮城県のデザイン系の会社に就職し、約8~9年間を宮城県で過ごすことになります。
ちなみに会社の面接の際には「漫画家になるのでその内に辞めると思います」と宣言しており、古舘先生も「良く雇ってくれたなぁ」とインタビューで回顧していました。
漫画家としての経歴
会社員として働きながら漫画を描き続けていた古舘先生ですが、初めて「週刊少年ジャンプ」編集部に漫画を持ち込んだのは25歳とかなり遅め。
しかしその後の展開はかなり早く、初持ち込みと同じ年の2008年、JUMPトレジャー新人漫画賞で「王様キッド」が佳作受賞。
「王様キッド」はジャンプ公式サイトに作品が掲載されました。
正式デビューは翌2009年の「赤丸ジャンプ」に掲載された読み切り「アソビバ。」。
その後、同2009年に週刊少年ジャンプに読み切り「詭弁学派、四ッ谷先生の怪談」が掲載され、2010年にはそれを連載版にリメイクした「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。 」で初の連載を獲得します。
同2010年に「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。 」の連載が終了。
2011年には2度に渡って「ハイキュー‼」のプロトタイプの読み切りを発表し、2012年に満を持して「ハイキュー‼」の連載を開始。
「ハイキュー‼」は瞬く間に大ヒットとなり、2020年に惜しまれつつも8年間の連載に幕を閉じます。
「ハイキュー‼」作者/古舘春一は女性?
女性説が流れた理由は?
名前は完全に男性名の古舘先生ですが、ファンの間では「女性なのでは?」という噂が根強く流れています。
この説の理由は大きく二つ。
①絵のタッチが女性的。
②古舘先生が頑なに素顔を隠している。
①に関しては完全に感覚的な話ですが、線の細さとか雰囲気が女性的だという意見。
絵だけで性別を判別できるはずがないのですが、確かにそう感じる部分はあります。
そして女性説が流れる最大の要因は②、古舘先生が頑なに素顔をや性別に繋がる情報を表に出さないことです。
顔を晒さない作家さんは珍しくありませんが、古舘先生のそれは徹底しており、声や顔以外の部分についてもほとんど表に出ることがありません。
そうした頑なな姿勢が、ファンに「女性では?」との疑惑を強く抱かせる結果となっています。
実際どうなの?
では実際のところどうなのか、というと……ネット上ではほぼ女性で間違いないと言われています。
漫画講座「ジャンプ流」の付属DVDに古舘先生がカラー作画をする手元の映像が出ていたのですが、その手が非常に細くて女性的。
こういう綺麗な手の男性がいないとは言い切れませんが、バレー経験者の男性ならもっと荒れていそうですよね。
では、仮に古舘先生が女性だとして、どうして頑なに性別を隠しているのでしょうか?
その理由は女性漫画家に対する風当たりが非常に強いからだと考えられます。
「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴先生や「鋼の錬金術師」の荒川弘先生等、女性漫画家が少年漫画でヒットを飛ばす例は今や珍しくありません。
が、世の中にはまだまだ「女性が描いた少年漫画」に抵抗を感じる人も多く、ネット上のコメントを見ると「女が描いているから」とか、理由にもならない理由で作品を貶している人が存在します。
そうした理不尽な批判から作品を遠ざけるため、性別を敢えて隠しているというのは十分に考えられる理由です。
実際どうなのかは分かりませんし、一部には「素顔を晒さないのは卑怯だ」などと意味不明な発言をする人もいますが、作家さんにはそれぞれ考え方がありますので、古舘先生が作家業を続けやすいスタイルをとるのが一番だと思われます。
「ハイキュー‼」作者/古舘春一の現在(次回作は?)
古舘先生は現在どうしてるの?
古舘先生は2020年に「ハイキュー‼」の連載が終了して以降、新作漫画の発表は行っていません。
古舘先生は個人でTwitterなどはしておらず、近況など詳しいことは分かりませんが「ハイキュー‼」の公式Twitterでは折に触れてイラストやコメントを発表しておられます。
漫画連載が終わっても、つい先般は十周年イベントや記念画集の発売もありましたし、劇場版も控えていますから「ハイキュー‼」は終わっていません。
もうしばらくは「ハイキュー‼」に関わっていくことになりそうですね。
次回作はどうなる?(いつ頃?)
とは言え気になるのは古舘先生の次回作。
古舘先生はまだまだお若いですから、当然次の事も考えておられるはず。
仮に週刊連載はもうキツイということになっても、月刊誌とかweb連載とか、選択肢は色々とあります。
ここでファンブックに掲載されている「ハイキュー‼」連載終了後の古舘先生のインタビューを振り返ってみると、そこにはこんなコメントがありました。
「今、例えば」
「『バレーボール以外で」
「漫画を描いてください』」
「と言われたとしても」
「次に描くものがない」
一先ず「バレー漫画を描く」という目標を達成し、やり切った状態にある古舘先生。
描きたいテーマが思いつかない状態にあるようです。
「だから勉強は大事」
「自分も時間はできたし」
「大学いこうかなー(笑)」
なので、そのとっかかりを掴む為にも、しばらく漫画以外の色んなものを学び、長期の充電期間に入りたいと発言しています。
担当編集者さんも、落ち着くまで年単位で時間がかかるかもしれないと、じっくり古舘先生が描きたいをモノを見つけるまで待つつもりのようです。
とは言え、既に週刊連載が終了して2年。
古舘先生の気持ち次第ではあるのですが……
【追記】2023年4月創刊の「勉タメジャンプ」で新作が登場!
少年ジャンプが本気で作る本気の学習漫画誌「勉タメジャンプ」の新創刊が発表。
2023年4月1日の発売になるのですが、そこに古舘先生の新作が掲載されることが決まりました。
タイトルは「犬と英語」。
なんてことのない犬の暮らしを見ながら、英語が学べるゆるゆるな作品だそうです。
コメント