今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、デンケンの孫ポジに収まった少女「ラオフェン」について解説します。
ラオフェンはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験者として登場した魔法使いの少女。
一次試験ではデンケン、リヒターとパーティーを組み、フリーレンたちと対決しました。
試験外でもデンケンと仲が良く、何故か孫のように甘やかされていたラオフェン。
本記事ではラオフェンのプロフィールや強さ(魔法)、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「葬送のフリーレン」ラオフェンのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
ラオフェンはフリーレンとフェルンが参加した一級魔法使い試験の受験生として登場した女性魔法使いです。
見た目はお団子頭が特徴の年若い少女。
中華風の衣装を身に纏い、身軽な武闘家のような雰囲気を漂わせています。
デンケンを「爺さん」呼ばわりしたり、口調こそやや生意気なところはあるものの、基本的には心優しい少女。
作中ではフリーレンに痛めつけられそうになったデンケンを見捨てられなったり、魔物に殺された受験生の遺体を木から降ろしてやろうとしたりと、善良な部分が目立ちます。
1級魔法使い試験の一次試験でデンケン、リヒターとパーティーを組み、そのままデンケンに餌付けされる形で試験の最後まで彼らと行動を共にしていました。
名前の由来はドイツ語で「走る」。
声優は石上静香さんが担当。
南側諸国の山岳民族出身
ラオフェンは戦乱続く南側諸国の山岳民族の出身です。
ただそれ以上の詳しいバックボーンや1級魔法使い試験を受験した動機などは不明。
南側諸国に関してもフェルンが元々そちら出身の戦災孤児といった程度の情報しかありません。
ただラオフェンが得意とする魔法はその山岳民族に伝わる民間魔法ということでしたから、彼女はある種の戦闘民族の生まれなのかもしれませんね。
「葬送のフリーレン」ラオフェンの強さ(魔法)
得意魔法は高速で移動する魔法
ラオフェンは魔法による高速移動を得意とする魔法使いです。
高速で移動する魔法(ジルヴェーア)
目に見えないほどの高速で移動する魔法。
非常に強力な魔法ですが、作中では高速移動しながらの攻撃は行っておらず、何らかの制約がある模様(高速移動中の攻撃は反動が大きい or 触れた相手も加速させてしまう?)。
また魔力消費も相応に大きく、ラオフェンの魔力ではあまり多用は難しいようです。
未熟な三級魔法使いだが相性次第で格上にも届きうる
ラオフェンはまだまだ未熟な三級魔法使い。
高速で移動する魔法(ジルヴェーア)も完全に使いこなせているとは言えず、使用すれば魔力の痕跡が残ってしまいます。
単純な実力で言えばデンケンはおろかリヒターよりも下。
ただラオフェンは魔法の性能が非常に尖っているため、相性次第では格上相手にも十分届きうる魔法使い。
1級魔法使い試験の二次試験では後に1級魔法使いとなったメトーデの複製体を一対一で相手取っていました(メトーデは多彩な魔法を相手に合わせて使うタイプなのでスピードでゴリ押しされるのが苦手ということなんでしょう)。
「葬送のフリーレン」ラオフェンと1級魔法使い試験
1級魔法使い試験の1次試験はパーティー単位に分かれての隕鉄鳥(シュティレ)捕獲・争奪戦。
ラオフェンはデンケン、リヒターと同じパーティーとなり、デンケンの指示でフリーレンパーティーが捕獲した隕鉄鳥を奪う作戦に出ます。
高速で移動する魔法(ジルヴェーア)によりフリーレンの手から隕鉄鳥を奪うラオフェン。
ラオフェンが潜伏する間、デンケンとリヒターがフリーレンたちの足止めを行いました。
しかしデンケンはフリーレンに敗北し、フリーレンはラオフェンをおびき出すためにデンケンを痛めつけようとします。
それを放っておけなかったラオフェンはデンケンを救出しようとし、あっさりフリーレンに捕らえられてしまいました。
そのまま試験不合格になるかと思われたラオフェンたちでしたが、フリーレンたちに敗れた後、他のパーティーから隕鉄鳥を奪い取りギリギリで一次試験を突破します。
二次試験の迷宮攻略では、デンケン、リヒター、メトーデらと手を組んだラオフェン。
迷宮のボスは侵入者の複製体を操る「水鏡の悪魔(シュピーゲル)」で、受験生たちはフリーレンとフェルンが本体を攻略するまでの間、複製体の足止めを行うことに。
リヒター、ラヴィーネ、エーデルなど脱落者はでたものの、ラオフェンは無事に二次試験も突破しましした。
しかし最終となる三次試験は大陸魔法協会のトップ・ゼーリエによる面接。
ある意味で最も実力のごまかしが効かない試験であり、ラオフェンはここで不合格となってしまいました。
「葬送のフリーレン」ラオフェンとデンケン
ラオフェンは一次試験で一緒になったデンケンに孫のように可愛がられ、試験外でも一緒に行動しています。
1級魔法使い試験の合間の休息時、ラオフェンの手にはいつもデンケンに買ってもらったドーナツ入りのバスケットが抱えられており、完全に餌付けされていました。
また、ただ甘やかされるだけでなく、56話では試験に落ちたリヒターを不器用に気遣うデンケンをそっとフォロー。
「ごめんね。爺さん不器用なんだ」
「お前はデンケンの何なんだよ…」
リヒターのツッコミ込みで、このトリオは非常に良好な関係を構築していました。
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