「藤田和日郎」~「うしおととら」などで知られる天才漫画家、富士鷹ジュビロとその由来、人間関係など~

 今回は「うしおととら」「からくりサーカス」などの作者として知られる漫画家「藤田和日郎(ふじたかずひろ)」先生について解説します。

 藤田和日郎先生は北海道出身の男性漫画家。

 週刊少年サンデーを中心に数々のヒット作を世に送り出してきた鬼才です。

 漫画家同士の横の繋がりも非常に濃く、島本和彦先生が藤田先生をモデルに描いた「富士鷹ジュビロ」は本人を食うほどの人気キャラ。

 本記事ではそんな藤田和日郎先生のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。

「藤田和日郎」先生のプロフィール

基本プロフィール(出身など)

性別男性
生年月日1964年5月24日
年齢61歳(2026年1月時点)
出身地北海道旭川市

 藤田和日郎先生は「うしおととら」「からくりサーカス」などの作者として知られる北海道出身の男性漫画家。

 子供の頃から本や漫画を読むのが大好きで、それが長じて高校時代は友人たちと自ら漫画研究会を設立。

 高橋留美子先生の短編「闇をかけるまなざし」を読んだことが切っ掛けで漫画家を目指すようになります。

 非常に研究熱心な性格で、アニメ映画「クラッシャージョウ」の舞台挨拶のため、地元旭川に訪れた安彦良和先生に、絵の描き方について質問したこともあったのだとか。

 本名は藤田和宏で、ペンネームは「和日郎」で描いた作品がたまたま会心の出来だったため、験担ぎでそのまま名乗るようになったのだそうです。

漫画家としての経歴

 藤田和日郎先生は大学卒業後「あさりよしとお」先生のアシスタントを経て、1988年に「連絡船奇譚」が「第22回小学館新人コミック大賞」に入選。

 同作が週刊少年サンデー増刊号に掲載されプロデビューを果たします。

 翌1989年には「うしおととら」が「第2回少年サンデーコミックグランプリ」に入賞し、週刊少年サンデーで連載デビュー。

 「うしおととら」はOVA化などもされる大ヒット作となります(連載終了後10年近くたってアニメ化もされる)。

 その後「からくりサーカス」を長期連載した後、活動の舞台を一時週刊少年サンデーから青年誌に移し、再び週刊少年サンデーで「月光条例」「双亡亭壊すべし」などヒット作を連発。

 現在も第一線で精力的に活動を続けておられます。


「藤田和日郎」先生と富士鷹ジュビロ

「吼えろペン」に登場する狂気のピエロ

 藤田和日郎先生と言えば、島本和彦先生の漫画「吼えろペン」に登場する先生をモデルにしたキャラクター富士鷹ジュビロがあまりにも有名。

 主人公のライバル漫画家で、代表作は「からぶりサービス」、漫画をこよなく愛し異常なプロ根性を持つ熱血漫画家で、赤鼻をしたピエロのようなキャラクターです。

 漫画家としては凄く立派なのですが、

「世界中の子供達に愛と何とかを与える前提で一生残る恐怖を…!」
「広げた風呂敷がたためない!」

 など数々の迷言を残し、強烈なインパクトで読者の度肝を抜くことしばしば。

 これはあくまでジュビロの発言で藤田和日郎先生がこのような発言をしたことは一度もないのですが、ファンからはすっかり「藤田先生ってこういう人なんだ~」と「藤田先生=ジュビロ」という図式が定着してしまっています。

藤田先生本人も「ゆるさん」

 この風評被害には藤田和日郎先生本人も「コイツのおかげでどれだけメイワクしたことか」と抗議。

 島本和彦の暴言被害者の会の一人として立ち上がったこともあります。

 ただ実際には、島本先生が流石にこのキャラはやり過ぎだろうと藤田先生の元に事前に許可取りをしに行った際には「俺に描かせろ」とむしろ喜ばれたことが判明しており、こうしたやり取りがプロレス的なあれこれであることは周知の事実。

 そのやり取りを見たファンからは「直接言ってはないかもしれないけど(藤田先生の)本質はついてますよね?」と微笑ましくツッコまれています。


「藤田和日郎」先生の人間関係(漫画家仲間)

仲良し漫画家仲間多数

 藤田和日郎先生と言えば漫画家仲間の横の繋がりが濃いことで有名。

 島本先生は言わずもがなですが、同期の皆川亮二先生とは「皆川亮二が同じ世界にいると思うだけで今でも元気が出る」と語るほどの仲良し。

 また藤田先生のスタジオでアシスタントを経験した方々には、安西信行、雷句誠、福田宏などそうそうたるメンツが名を連ねており、この他にも多くの方がプロデビューを果たしています。

 白井サモエド先生が藤田先生への愛が溢れるあまり、総勢20名以上の作家を集めて作った藤田作品の合同誌「ジュビロ」はあまりにも有名。

 本当にいろんな作家さんから愛されている存在です。

高橋留美子先生への愛

 前述した通り、藤田和日郎先生が漫画家を目指した切っ掛けは高橋留美子先生で、今でも高橋先生こそが最強の漫画家であると語っておられます。

 その高橋先生への愛はとてつもなく深く、初めてお会いした際にはその愛を語り過ぎてしまい、本人に一言もしゃべらせなかったそうです(ホントか?)。

 インタビューや対談では高橋先生への愛が溢れすぎており、この世界に彼より高橋留美子先生を愛している人間はいないのではないかと思うほど。

 髙橋作品の全てを愛していますが、ホラー系の短編を特に好んでいるようです。



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