今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、カブルーの養母「ミルシリル」について解説します。
ミルシリルは故郷と家族を失ったカブルーを拾い育てたエルフの女性。
元カナリア隊副長で隊随一の剣客、ミスルンとはかつての同僚でもありました。
内向的でエルフからは「陰気なミルシリル」と呼ばれ打ち解けず、他種族の子供を拾って隠遁生活を送っているミルシリル。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」ミルシリルのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | エルフ |
年齢 | 189歳 |
誕生日 | 7月25日 |
出身地 | 北中央大陸 |
家族構成 | 父、母、兄、姉、養子多数 |
体格 | 身長150cm前後、BMI 21 |
好物 | フルーツケーキ |
苦手 | 豆、人参、茸、内臓、貝、イチゴ ほか |
声優 | ー |
ミルシリルは故郷と家族を失ったカブルーを引き取り、養子として育てたエルフの女性です。
由緒正しい軍人一家の生まれで、本名は「トール家のミルシリル」。
エルフらしく完璧な美貌の持ち主ですが、基本伏し目がちで暗い雰囲気を漂わせています。
性格は内向的で人形がお友達。
そのことを周囲からからかわれ「陰気なミルシリル」と二つ名を付けられていたこともありエルフを苦手としています。
現在は隠遁しエルフと距離を置く
15年前から同族のエルフと距離を置き、山奥で隠遁生活を送っているミルシリル。
一人孤独に過ごしているかというとそうではなく、彼女は短命種の子供を拾い養子にして育てています。
その最初の養子がカブルー。
ミルシリルは養子たちに対しては非常に過保護かつベッタリです。
ちなみに実家の人たちはミルシリルと違い気さくで社交的。ただミルシリルはそんな家族の社交性を苦手としており、滅多に実家にも近づこうとしません。
「ダンジョン飯」ミルシリルは元カナリア隊
ミルシリルはエルフによる迷宮調査隊カナリア隊の元副長です。
カナリア隊の任務はとても危険なため、女王への忠誠のために差し出された名家出身の看守と、古代魔法に関わった罪人から編成されており、ミルシリルは前者。
剣術と人形の操作を得意とし、特に剣術に関しては「カナリア隊随一の剣客」と評されるほどの実力者でした。
ただやはり仲間とは打ち解けず、基本一人で陰気に過ごしていたようです。
長年にわたってカナリア隊として活動したものの、カブルーの故郷であったウタヤ壊滅の一件で嫌気が差して15年前に引退してしまいました。
なお、担当囚人だったヘルキはウタヤでの報労として赦免、ミルシリルが身元を引き受けています。
「ダンジョン飯」ミルシリルとミスルン
ミルシリルはミスルンとはカナリア隊時代の同僚でした。
ただミルシリルは当時のミスルンのことを、美しく完璧で誰からも愛されていて悩みや欠点の一つもないように思えたため苦手としていました。
ただミスルンは入隊後ほどなくして悪魔に心の隙を突かれ、迷宮の主に。
ミスルンが作り出した迷宮が、とても歪で劣等感や嘘や嫉妬にまみれていたのを見て、ミルシリルはとても驚き、一度ちゃんと彼と話してみればよかったと思ったそうです。
その後、迷宮は攻略されミスルンは救出されましたが、悪魔にほとんどの欲求を食われて死体同然となっていました。
ミルシリルはそんなミスルンに唯一悪魔への復讐心だけが残っているのを見、彼を保護してカナリア隊に職務復帰させています。
「ダンジョン飯」ミルシリルとカブルー
カブルーへの感情は愛玩動物扱い?
カブルーはミルシリルが15年前、迷宮の暴走で壊滅したウタヤで保護したトールマンの男性(当時7歳)です。
ミルシリルはカブルーを養子に取り、彼のことをとても溺愛して育てました。
しかし彼女の愛情は、同じ短命種好きのエルフ・オッタに言わせれば愛玩動物として愛でているだけ。
そのことを当人であるカブルーも否定はしませんでした。
カブルーはミルシリルと暮らすうち「長命種とわかりあうのは無理」と悟ったようですが、同時にミルシリルは自分に注いでくれた愛情が(その種類は別として)本物であることは理解しており、長命種に対して特にネガティブな感情は抱いていません。
カブルーの迷宮行きを猛反対
カブルーはウタヤの悲劇を二度と引き起こさないよう、迷宮探索を希望しますが、ミルシリルはそれに「迷宮はとても恐ろしい場所なんだよ」と大反対。
カブルーに迷宮行きを諦めさせるため、彼に徹底して剣術を叩きこんでいます(結局、カブルーは諦めなかったので厳しく稽古しただけに終わっています)。
結局カブルーは迷宮に旅立ってしまい、ミルシリルは彼の身を案じつつ隠遁生活を続けることに。
ただ、一度我慢ができなくなって「来ちゃった…」とカブルーが拠点にしている酒場の地下を事前連絡なく突然訪れたこともあったようです。
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