「ダンジョン飯」翼獅子(よくじし)~その正体は悪魔? 狂乱の魔術師との関係や真の目的、その最後~

 今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、物語の黒幕「翼獅子(よくじし)」について解説します。

 翼獅子とは狂乱の魔術師に力を与え、物語の舞台であるダンジョンを作らせた存在。

 かつては黄金の国で守護獣として崇められていましたが、現在は狂乱の魔術師によって書物の中に封印されています。

 当初はお助けキャラのようにライオスたちを助けてくれましたが、後に全ての元凶であったことが判明した翼獅子。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや正体(悪魔)を中心に解説してまいります。

「ダンジョン飯」翼獅子のプロフィール

引用元:ハルタ

基本プロフィール(種族、年齢など)

種族悪魔
年齢不明
誕生日不明
出身地異次元
家族構成不明
体格可変
好物人の欲望
苦手とくになし
声優

 翼獅子とは、物語中盤から登場する物語のキーキャラクター。

 翼の生えた雄ライオンの見た目から翼獅子と呼ばれていますが、その正体は悪魔という異次元の存在です(悪魔についての説明は後述)。

 迷宮の主である狂乱の魔術師に力を与え、ダンジョンを作らせた存在ですが、現在は狂乱の魔術師によって書物に封印され、その力だけを利用されている状態。

 夢を通じてライオスたちに接触し、その冒険を手助けして狂乱の魔術師を倒させようとしました。

 基本的には穏やかで紳士的な言動をとり、フランクで人間臭いコミカルな口調が特徴。

 一見友好的に見えますが、その本性はやはり「悪魔」であり、決して人類にとっての味方ではありません。

黄金の国の守護獣?

 翼獅子は元々、千年以上前にダンジョンに封じられた「黄金の国」の守護獣として崇められていた存在です。

 像の中に、さらに書物として封印されていましたが、狂乱の魔術師が封印を解き、その力を利用していました。

 翼獅子は未来を予知する力を持つとされ、狂乱の魔術師を倒す者の存在も予見。

 狂乱の魔術師を倒すためには翼獅子の力を借りる必要があるといった伝説も伝わっており、物語の中で当初は聖獣的存在として扱われていました。

 ただ、後に判明する翼獅子の正体を考えると、こうした伝説というのも翼獅子が意図的に流したものだったんだろうな、と。


「ダンジョン飯」翼獅子と狂乱の魔術師

 翼獅子は黄金の国の平和繁栄を目指す狂乱の魔術師に力を与え、ダンジョンの中に黄金郷を作り出させた存在です。

 当初、両者の関係は比較的良好だったようですが、うまくいかない黄金郷の運営にいら立った狂乱の魔術師との間に関係の亀裂が生じ、翼獅子は頭と胴に分けて書物に封じられ、その力だけを狂乱の魔術師に利用されていました。

 これだけ聞くと、翼獅子は純粋な力の塊で、狂乱の魔術師に利用されただけという印象を受けますが、そもそも狂乱の魔術師を唆し、欲望を肥大化させて黄金郷を生み出させたのは翼獅子。

 翼獅子はある目的のために狂乱の魔術師に力を貸し、虎視眈々と彼の隙を窺っていました。

「ダンジョン飯」翼獅子の正体・悪魔とは?

 翼獅子の正体は悪魔です。

 この世界における悪魔とは、異次元に存在する無限の魔力がこの世界の人間や生物と意思疎通を行うために作り出した人格。

 そのため世界のいたるところに悪魔は潜んでおり、翼獅子はあくまでその一つにすぎません(悪魔は大元では全てつながっているため、翼獅子は端末の一つ。カナリア隊隊長ミスルンを唆したヤギとも同一の存在)。

 生物の欲望を食らうことで力を増していく存在であり、単純な生理的欲求より複雑に折り重なった欲求が折り重なった欲望を「美味」として好みます。

 その本質は無限の魔力そのものであるため、人類が倒したりどうこうできる存在ではなく、ダンジョンに封印することでしか対処することができません。


「ダンジョン飯」翼獅子の目的

 翼獅子の目的は人類の欲望を食すことです。

 彼ら悪魔は人類の複雑な欲望を至高の美味と感じており、人々の欲望をかなえてその欲望を育てた上で、最後はその欲望を食い尽くしてしまいます。

 全ての欲望を食い尽くされた人間は生きたいという欲望もなくなるため廃人化。

 狂乱の魔術師の隙をつき、千年にわたって熟成された彼の欲望を食らい、廃人化させた時の表情はまさしく悪魔そのものでした。

 翼獅子の最終目的は人類の欲望を永遠に食い続けること。

 世界中の時を止めて、自分の世界に閉じ込めた人々に幸福な永遠の夢を見せ、その欲望を永遠に食らい続けることでした。

 非常に厄介な存在である翼獅子ですが、一方で悪魔である彼には「悪意」が無いと作中で断言されており、人の欲望をかなえる彼はある意味では人類の救済者でもあります。

 実際、物語のラストで翼獅子の夢から解放された人々の多くは、夢だったのかと残念がる様子を見せていました。

「ダンジョン飯」翼獅子の最後(どうなった)

 狂乱の魔術師の欲望を食らい、廃人化させた後、さらなる人類の欲望を食らうため今度はマルシル、ライオスに目を付けた翼獅子。

 翼獅子は二人の欲望を利用してダンジョンの外へと侵攻し、世界中の人々を永遠の夢の世界へ堕とそうとします。

 ライオスの欲望を叶える代わりにライオスの肉体を手に入れ、自分自身が迷宮の主となり、無制限に力を使えるようになった翼獅子。

 その企みは見事達せられたかと思われましたが、ライオスの「魔物になりたい」という欲望を叶えたことで、翼獅子の思惑は最後に狂わされてしまいます。

 ライオスは翼獅子によって「僕の考えた最強の魔物」に変身。

 その魔物は、無限の魔力そのものである翼獅子には単純な強さでは及ばなかったものの、ある特性を備えていました。

 それは食べたものの欲望を消化する能力。

 ライオスによって「欲望を食べたいという欲望」が消化されてしまった翼獅子(=悪魔)は存在意義を失いこの世から消滅してしまいました。

 ただこの部分についてはハッキリ明言されておらず、後にファリンの精神世界に登場したことを考えると、翼獅子(悪魔)は無限の魔力そのものなので完全に消滅したわけではなく、人類に関わる動機を失い、欲望から解放されて世界そのものと同一化してしまったという方が正確な気がしますね。

【まとめ】「ダンジョン飯」キャラクター一覧



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