今回は荒川弘先生が少年ガンガンで連載中のダークファンタジー「黄泉のツガイ」から、影森家の長男「影森ヒカル」について解説します。
影森ヒカルは影森家当主の長男であり、現実を描き換える特殊な能力を持つツガイ使い。
一般人寄りの完成の持ち主で影森の裏稼業を嫌い「波久礼ヒカル」のペンネームで漫画家として活動しています。
しかし一方で周囲からは次期当主とみなされ、密かに畏怖されているフシも。
本記事ではそんな影森ヒカルのプロフィールや強さ(ツガイ)、正体を中心に解説してまいります。
「黄泉のツガイ」影森ヒカルのプロフィール
基本プロフィール
影森ヒカルは影森家に所属するツガイ使いの一人です。
外見は眼鏡に恰幅の良い体型が特徴の人の良さそうな青年。
性格は温厚かつ一般人寄りの感性の持ち主で(疑義有り、詳細は後述)、殺伐とした影森の稼業を嫌がり、「波久礼ヒカル」のペンネームで漫画家として活動しています。
ただクリエイターらしく創作物への拘りが強く、半端なモノを創ってしまった際は目の色を変えてリテイクしようとする面倒くさい一面も。
殺伐とした世界に生きるアサやガブちゃんに漫画家のアシスタントさせ、一般人として暮らしていける術を身につけさせようとするなど、良心的な人物として描かれていますが……?
影森家当主の長男にして次期当主?
影森ヒカルは影森家当主・影森ゴンゾウの長男です。
弟が二人いますが全員母親は別々。
次男のアスマは胡散臭い笑みで何か企み(誤解)、三男のジンは影森の実働部隊を束ねています。
影森ヒカルは影森家内で特に稼業に関わっている様子はなく、本人も影森の殺伐とした稼業に関わることを嫌がっている様子。
にもかかわらず周囲は当然のように影森ヒカルを次期当主とみなしており、そこに疑義を挟む者はいません。
適性や担っている役割で言えば三男のジンの方が跡を継ぐのに適当だと思いますし、ただ長男というだけで務まる立場ではないでしょうから、恐らく影森ヒカルには次期当主に相応しい何かがあるのだと思われます。
「黄泉のツガイ」影森ヒカルの強さ(ツガイ)
ツガイ:黒白(ベタとホワイト)
影森ヒカルのツガイは「黒白(こくびゃく)」と言い、可愛らしい黒と白の毛玉のような見た目をしています。
名前は黒い方が「ベタ」で白い方が「ホワイト」。
現実を上書きし、描きかえる特殊な能力を有しており、干渉したいところにホワイトが修正液をかけて、ベタの能力で自由に上書き。
作中では破壊された屋敷を一瞬で修復していました。
直した直後は白黒で色がついていませんが、放っておけば周りの色が侵食して元通りに。
観察眼と想像力がものを言うツガイで、漫画家である影森ヒカルとの相性は抜群です。
波久礼先生に殺される?
今のところ便利で特殊な能力を持つツガイ使いではあるものの、特に荒事に向いているとは思えない影森ヒカル。
しかし周囲はことあるごとに「波久礼先生に殺される」と口にするなど影森ヒカルを畏怖している模様。
また誰も影森ヒカルが影森家を継ぐことに異論を挟んでいないことから、あるいは彼にはとんでもない実力が隠されているのかもしれません。
ツガイの能力的に言えば「BLEACH」の零番隊の和尚みたいな、とんでもない強さを持っている可能性は否定できませんが……
「黄泉のツガイ」影森ヒカルは漫画家(波久礼先生)
影森ヒカルは「波久礼ヒカル」のペンネームでプロの漫画家として活動しており、身内からも「波久礼先生」「波久礼君」などと呼ばれています。
その作品は映画化もされており、かなり大勢している模様。
ハートフル幸せマンガの名手で、殺伐とした影森家に生まれた自分を嫌い、自分の理想の平和な世界を描いたら売れたそうです。
作中ではアシスタントになった立川マコトが「なんでこんないい話描けるんですか……」と思わず涙ぐんていました。
ちなみに作業場は影森家内にある「スタジオはぐれ者」。
屋敷内には一般人は招けないのか、アサとガブちゃんがよくアシスタントとして手伝っています(荒事に巻き込まれるリスクがあるのに何で出ていかない?)。
「黄泉のツガイ」影森ヒカルは本当に善人?
ファンの間で影森ヒカルは、そのいかにも実力を秘めていますという匂わせと、所々に漂う怪しげな雰囲気から何らか裏があるのではと疑われることがあります。
当初影森家内に内通者の存在が示唆されていたことも大きかったですね。
ただ内通者は黒谷アキオであったことが判明し(アスマは裏切ったふりをしていただけ)、今のところ影森ヒカルは白。
実際、影森ヒカルは長男でその気になれば影森家を牛耳れる立場にありますから、影森家を裏切っている可能性は低いと思われます。
ただし、影森家を裏切っていなくともユルとアサの力を狙っているという可能性は否定しきれず……
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