今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、「るりるり帝国」のドラム担当「牧田 宗平(まきた そうへい)」について解説します。
牧田宗平は主人公の鳩野ちひろの同級生で同じ軽音部に所属する少年。
一見、丸眼鏡以外に特徴のない地味な少年ですが、作中では幸山厘の手駒として暗躍し、意外な存在感を発揮しています。
ドラムとしても手駒としても地味に優秀。
本記事ではそんな牧田宗平のプロフィールや人間関係、登場話(初登場、何話)を中心に解説してまいります。
「ふつうの軽音部」牧田宗平のプロフィール
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
基本プロフィール
牧田宗平は主人公の鳩野ちひろが通う谷九高等学校の同級生で、同じ軽音部に所属している少年です。
外見は大きな丸眼鏡が特徴の真面目そうな坊や。
軽音部と放送部を兼部しており、パソコンに強いという設定の持ち主です。
作中では「るりるり帝国のドラム担当」、「何らかの理由で厘に協力する男」として登場。
好きな漫画は「闇金ウシジマくん」で、原作者のクワハリ先生からはこのことが厘に協力している理由に少しだけ関係していると語られていました(詳細は後述)。
「るりるり帝国」のドラム担当
牧田宗平は真島るりを中心に1年生で結成されたバンド「るりるり帝国」のドラム担当です。
メンバーは真島るり(ギターボーカル)、進藤(ギターとキーボード)、西山(ベース)に牧田を含めた四名で、真島るり以外は全員男子。
内田桃からは「あの頼りない男子たちをまとめてるるりはほんまにすごいと思う。私なら絶対キレてるから…」と評されるほど冴えない男子が集まっていますが、バンドとしての実力は中々のもの。
1年生バンドの中では鷹見率いる「protocol.」大道さん率いる「Color Circuit」に次いで三番手、四番手ぐらいの技量を有しています(「はーとぶれいく」は比較対象から除外)。
内田桃からも「牧田ドラムうまいなぁ」とドラムの腕は認められており、地味に実力者です。
「ふつうの軽音部」牧田宗平と真島るり
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
真島るりはくりくりお目目が可愛いバンドボーカル。
飛び抜けた美少女というわけではありませんが、明るい性格とキャラクターもあって男子からの評価は高めです。
言うまでもないことですが、牧田たち「るりるり帝国」の男子三人は全員がもれなく真島るりのことが好き。
ただ今の関係を壊したくないというヘタレな彼らは、それぞれ決して真島るりに告白してはならないという紳士協定を結び、その想いに蓋をしています。
「お前ら紳士協定なんてあってもなくてもどうせ告白なんてできねぇだろ」という素朴な疑問はありますが、結んでいるのです。
「ふつうの軽音部」牧田宗平と幸山厘
引用元:『ふつうの軽音部』人気投票
牧田宗平は幸山厘の協力者の一人。
作中では幸山厘の指示で吉田さんとかっきーを二人きりにしたり、彼女の悪辣さを理解した上で協力しています。
牧田宗平が幸山厘に協力する理由は、上述の真島るりに対する紳士協定の存在を知られ、協力するなら真島るりに余計な虫がつかないよう取り計らい、断るなら紳士協定の存在をバラすと脅されたため。
人気投票の紹介では「脅されてるとかではないです」と発言していましたが、脅されてましたね。
ただ牧田宗平は悪人を見ると何故か人間的に惹かれてしまう困った性癖の持ち主(だから闇金ウシジマくん好き)。
悪人である幸山厘には脅されながらも嬉々として協力しています。
「ふつうの軽音部」牧田宗平の登場話(何話・初登場)
初登場は31~33話
牧田宗平の初登場は文化祭前の31~33話。
31話では文化祭ライブに出場する1年生バンド4つの内、「るりるり帝国」のメンバーとして顔と名前、担当楽器だけが紹介されていました。
牧田本人が直接登場したのは32話のラストから33話の冒頭部分。
「吉田商店」の文化祭ライブ出場枠を奪いとるため、メンバーの吉田さんにかっきーに告白させて一時的に気まずくさせようという幸山厘の策略の駒として動き、吉田さんとかっきーを体育倉庫に二人きりにしていました。
地味にうまいドラム、悪への共感
その後、35話では「るりるり帝国」の文化祭ライブシーンで登場。
ここで地味にドラムが上手いということが判明しています。
また72話のハロウィンライブの演奏シーンでは、「るりるり帝国」内の紳士協定の存在、幸山厘に協力する理由などが明かされていました。
なお、牧田宗平は幸山厘だけでなく軽音部内に巣食うもう一人の悪人の存在に気づいていたことが判明。
悪人と悪人の対決を内心楽しみにしているようですが、これは単に牧田宗平が悪人に対する感度が高いから気づいたということなのか、それとももう一人の悪人とも繋がっているということなのか……?
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