「南勝久」~「ザ・ファブル」作者、天才と絶賛される理由とその過去、素顔(写真)など~

 今回は「ザ・ファブル」の作者として知られる「南勝久(みなみかつひさ)」先生について解説します。

 南勝久先生は大阪府岸和田市出身の男性漫画家。

 若い頃は環状族としてブイブイ言わせており、その実体験を活かした生々しい描写で高い評価を得ている作家さんです。

 パワフルな見た目と経歴を持つ異色の天才漫画家。

 本記事ではそんな南勝久先生のプロフィールや過去、素顔を中心に解説してまいります。

「南勝久」先生のプロフィール

基本プロフィール(年齢など)

性別男性
年齢54歳(2025年12月時点)
生年月日1971年5月30日
出身地大阪府岸和田市

 南勝久先生は「ザ・ファブル」の作者として知られる大阪府岸和田市出身の男性漫画家です。

 子供の頃から反骨心が強く、親や誰かにアレをしろコレをしろと言われるのが大嫌いだったそう。

 勉強嫌いで中学卒業後は進学せずに就職し、配管工や木工所勤務など様々な職を転々としていました。

 貧乏生活などを経験し、改めて自分の人生について考えるようになった時、自分の得意なことを活かし、かつ出来るだけ実力主義の世界に身を置きたいと考えた結果、漫画家を目指すことにしたのだとか。

 漫画を描く際には出来るだけリアリティを意識し、実際に自分で経験してみることを心がけているそうです。

 ちなみに、必ず毎日2回お風呂に入るお風呂好き。

漫画家としての経歴

 南勝久先生は1999年に「ナニワトモアレ」で第41回ちばてつや賞準大賞を受賞しプロデビュー。

 翌2000年にはヤングマガジンで同作の連載がスタートし、これがいきなり14年も続くヒット作となります。

 「ナニワトモアレ」の連載終了後、2014年にヤングマガジンで「ザ・ファブル」の連載がスタート。

 これがアニメ化、映画化もされる大ヒット作となり、南勝久先生の名を一気に世に知らしめることとなりました。

 この「ザ・ファブル」はシリーズを変えて現在(2025年12月時点)も連載が続いています。


「南勝久」先生と「ザ・ファブル」


 「ザ・ファブル」は言わずと知れた南勝久先生の代表作で、無敵の天才殺し屋が1年間休業して一般人として暮らしたらどんな風に生活していくのだろう、というところから端を発した作品。

 当初は女性主人公にしようと考えていましたが、長期連載を考えた時、やはり男性主人公の方が自分には描きやすいと女キャラは相棒役に。

 これが佐藤洋子(偽名)の原型ですね。

「南勝久」先生の過去(環状族)

 南勝久先生はかつて環状族としてブイブイ言わせていた過去の持ち主。

 ちなみに環状族とは阪神高速道路1号環状線に出没する暴走族の通称ですね。

 デビュー作である「ナニワトモアレ」はまさにこの当時の実体験を元ネタにした作品。

 南勝久先生は環状族時代、スプリンタートレノ、カローラレビン、シルビアなどに乗っていて、シルビア(S13型)は「ナニワトモアレ」の主人公の愛車にもなっています。


「南勝久」先生が天才と絶賛される理由

 南勝久先生はヤンキー漫画「クローズ」の作者・髙橋ヒロシ先生を始めとした多くの人々から天才と絶賛されています。

 漫画家を志したのが遅いためデビューこそ遅咲きですが、デビュー作がそのまま14年も続くヒット作となり、続いて出した作品が映画化までされているのですから、この評価も当然ですよね。

 とのかくキャラと設定作りが天才的で、キャラが立っているから自然とストーリーも面白くなってくるタイプの作家さん。

 南勝久先生は「紙面上のキャラに針を刺すと、血が出るような」キャラを描きたいと語っておられましたが、そうした生々しくリアリティのあるキャラクターを描くことにかけては他の追随を許しません。

「南勝久」先生の素顔(写真・現在)

 南勝久先生は積極的にプライベートについて発信するタイプではありませんが、普通に顔出しはしていて、インタビューなどでも聞かれれば何でも答えています。

 見た目は漫画家らしからぬ強面の男性で、しかしアシスタントの話ではおちゃめで人情味に溢れるタイプなのだそう。

 まさしく先生の漫画のイメージそのままですね。

 趣味は焚火で、仕事以外の時間は飲むか寝るかで極力ストレスを溜めないようにしているそう。

 結婚しているかどうかなどは情報がありませんでしたが、公表されている生活スタイルなどを見る限り、独身である可能性が高そうですね。



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