今回は「週刊少年ジャンプ」で連載中の剣戟ファンタジー「カグラバチ」より、チヒロを護る剛腕妖術師「薊 奏士郎(あざみ そうしろう)」について解説します。
薊奏士郎は主人公の父・六平国重の旧友で、柴と共にチヒロを擁護する神奈備所属のエリート妖術師。
凄まじい実力者で初期からチヒロの為に活動していますが、その怪しい雰囲気から読者の間で内通者(裏切り)説が絶えない男です。
本記事ではそんな薊奏士郎のプロフィールや強さ(妖術)、作中動向を中心に解説してまいります。
目次
「カグラバチ」薊奏士郎のプロフィール
引用元:『カグラバチ』公式サイト
基本プロフィール
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 不明(40代?) |
| 誕生日 | 4月24日 |
| 妖術 | 己印(コイン) |
| 家族構成 | 父? |
| 好きなもの | ??? |
| 苦手なもの | ??? |
| よく作る料理 | ??? |
| 声優 | ー |
薊奏士郎は神奈備に所属する男性妖術師です。
主人公・六平千鉱(チヒロ)の父親・六平国重の旧友であり、柴登吾とも親友。
その縁で父親を殺されたチヒロの復讐を影ながら手助けしていますが、チヒロが危険な目に遭うことを内心あまり良くは思っていないようです。
外見は普段前髪で右目を隠したメカクレ系男子で、作中では瞳孔に光がなくやや怪しげな印象を与えることも。
戦闘モードに入るとどんなダメージを受けても止まらないバーサーカーのように変貌しますが、普段は落ち着いた雰囲気の常識人です。
神奈備に所属する剛腕妖術師
薊奏士郎は神奈備に所属するエリート妖術師。
神奈備とは「国の脅威となるものの排除」を目的とした妖術師組織で、発足したのは斉廷戦争後。
斉廷戦争中に強力な妖術を扱う小国に対抗するため設立された「対妖術戦略陸軍」という組織が前身となっています。
薊奏士郎は「対妖術戦略陸軍」に当時若干18歳で大佐に昇進したエリート。
その戦闘能力は神奈備上層部の中でも頭一つ抜けており、妖刀を除く最高戦力である香刈緋雪に次ぐものとなっています。
「カグラバチ」薊奏士郎の強さ(妖術・能力)
薊奏士郎の戦闘スタイルは小細工なしのステゴロ。
圧倒的殴殺力(パワー)で相手の小細工を踏み躙り、蹂躙する近接パワーファイターです。
妖術抜きでも十分に強いのですが、妖術を使えばその格闘能力は更に向上。
妖術:己印(こいん)
11円分の硬貨を具現化し、自身の電気信号を操作し血流を促進させることで身体能力を向上させる。
逆に電気信号で相手の筋繊維にダメージを与えることも可能。
強化されたパワーもそうですが、戦いとなると腕を引きちぎられても全く戦意を失わず戦闘を継続するバーサーカーっぷりが怖いですね。
ちなみに妖術の元ネタは実際に民間療法として存在する「11円玉療法」が元ネタ。
元々は医療用の薊家相伝の妖術でしたが薊奏士郎が戦闘用に改悪したため、父親から勘当されてしまったそうです。
「カグラバチ」薊奏士郎と人間関係(薊隊など)
薊奏士郎は六平国重と柴登吾の古くからの友人。
携帯の待ち受け画面は二人とのスリーショットで、その友情と縁から六平国重の隠居や六平千鉱の秘匿に協力しています。
六平千鉱が神奈備上層部の亥猿に攻撃されそうになった際には、千鉱への内通がバレることを承知で彼を庇おうとしていました。
組織内では薊隊の隊長ですが、部下たちは作中で双城と戦い大半が死亡。
現状、部隊としては機能していません。
以下、隊員の概要。
萩原幾兎
薊隊の部隊長。
双城と戦い一命は取り留めるも両足を失う。
真智カザネ
若い男性隊員。
「怪魑(かいち)」という強力な妖術を持つ切り札らしいが、詳細不明。
双城と戦い右腕を失う。
張間梓弓
若い女性隊員。
「岩垂」という地面を自由に操る妖術を持つ。
双城に敗れて死亡した。
具柄一
天狗のような面を被った男性隊員。
身体を硬化させる妖術を持つ。
双城に敗れて死亡した。
卯月清彦
マスクをつけた男性隊員。
「如縛」という対象を拘束する妖術を持つ。
双城に敗れて死亡した。
笠原誠
平凡な見た目の男性隊員。
両手を巨大化をさせる妖術を持つ。
双城に敗れて死亡した。
「カグラバチ」薊奏士郎の作中動向
何故か内通者説が絶えない損な男
薊奏士郎の初登場は原作第7話。
神奈備の動きを六平千鉱や柴登吾に警告し、妖刀の情報を彼らに伝える協力者として登場しました。
ただその怪しげな雰囲気と底知れぬ実力から、味方ではあるものの常に裏切りの可能性が読者の頭に過ぎることに。
神奈備内部に毘灼の内通者がいることが判明した際には、真っ先にその候補として名前が挙がっていました。
実際には薊奏士郎の行動に怪しいところはなく、六平千鉱たちの為に動いているのですが、恐らく作者がミスリードの為に敢えて怪しげに描いているのではないかと思われます。
「曲者処刑場」にて処刑人として奮闘(死亡?)
薊奏士郎の強さが描かれたのが毘灼が神奈備本部を襲撃してきた際。
79話では「曲者処刑場」に誘き寄せられた襲撃者たちを、処刑人として一人で蹂躙しています。
その後、妖刀・真打の力を引き出した毘灼のリーダー・幽(ゆら)と生身で戦い、腕を失い瀕死の重傷を負いながらも戦い続け足止めを敢行。
死亡説が流れるほどのダメージを負ったものの、何とか六平千鉱と座村清市が到着するまでの時間を稼ぐことに成功しています。



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