今回はアニメ化、実写化もされた大人気漫画「弱虫ペダル」から、ロードバイクへの参戦を表明したMTB王者「雉 弓射(きじ きゅうい)」について解説します。
雉弓射は山で偶然小野田と出会い、彼にMTBの楽しさを伝えた少年。
MTBでIH2連覇中の高校王者であり、小野田に対しては分野は違えど同じ自転車乗りとして強い関心を抱いていました。
MTB編が終了し、このままフェードアウトしてしまうのかと思いきや、その後何とロードバイクへの参戦を表明した雉弓射。
本記事では彼のプロフィールや作中での活躍を中心にそのキャラクターを深掘りしてまいります。
「弱虫ペダル」雉弓射ってどんな奴?
基本プロフィール(誕生日、身長、声優、自転車)
所属 | 陵成学園高校(群馬) |
身長 | 188cm |
体重 | 66kg |
誕生日 | 12月10日 |
タイプ | 不明(クライマー?) |
愛車 | TREK(MTB) |
声優 | ー |
雉弓射は2年目のIH終了後、主人公の小野田坂道が峰ヶ山の旧道で出会ったMTB乗り。
鮮やかな金髪が特徴の長身の少年で、生まれつき眼の色素が薄いため普段からサングラスをかけています。
年齢は小野田と同い年。
明るく飄々とした性格で、語尾に「ヨン」とか「ちゃい」をつけるのが口癖です。
何もない群馬の山奥で生まれ育ち、唯一の家に遭ったMTBで荒れた山道を走って遊んでいたため、荒れた山道、特に冬場で凍った悪路などを得意としています。
群馬県の陵成学園高校に通っていますが、小野田と出会った日はMTBの練習のために父親と峰ヶ山を訪れていました。
MTBで2年連続優勝を成し遂げた「山の皇帝(マウンテンカイザー)」
雉弓射はIHのMTBクロスカントリー部門で2連連続優勝を成し遂げ、周囲から「山の皇帝(マウンテンカイザー)」と呼ばれる有名選手です。
試合出場歴はそれほど長くなく、デビューは2年前の中学3年生の時。
埼玉のレースに短パンTシャツ姿、ボロボロの年代物の車両でフラッと現れた雉弓射は、なんと2位に3分以上の大差をつけて勝利。
その鮮烈なデビューから、そのレースは伝説のレースとして語り草となっているそうです。
参加したレースの展開を見るとレーサーとしてはスロースターターで、どことなく真波山岳に似通った雰囲気の持ち主ですね。
「弱虫ペダル」雉弓射、小野田坂道にMTBの魅力を伝える
峰ヶ山で小野田と出会い、自分のスペアバイクを貸す
主人公・小野田と雉弓射の出会いは休日の峰ヶ山の旧道でした。
荒れたオフロードをロードバイクで登るという無謀なチャレンジを始めた小野田に興味を持った雉は、小野田に自分のMTBのスペアバイクを貸し出します。
「自転車を前にして」
「真剣な目をしてるヤツに」
「悪人はいない」
MTBに跨り、共に峰ヶ山の頂上を目指す雉と小野田。
ここがMTBという新たな可能性を知った小野田の挑戦、MTB編の始まりでした。
小野田に興味を持ち、筑波山でのMTBレースに招待
初めてMTBに乗ったにも関わらず自分に食らいついてくる小野田に興味を持った雉弓射は、小野田に茨城でやるMTBのレースを観に来ないかと誘います。
喜んでその招待を受ける小野田。
そのレースで雉はスタート直後周囲に道を塞がれ遅れてしまった上に敵は強敵・吉丸雷音。
吉丸が想定外の成長を遂げていたこともありギリギリまで追い詰められますが、ゴール前2mで差し切り、見事勝利を果たします。
そしてレース後、雉はこの後に行われる初心者クラスのオープンレースに小野田をエントリーしているので参加するよう告げました。
MTBレースは過酷であり、小野田には最初はゆっくり楽しんで走ってもらおうと考えていた雉でしたが、MTBに跨った小野田の顔を見て思わず欲がでます。
小野田に貸し出すスペアバイクはこれまで全てのレースで勝ってきたものだと伝え、
「そのバイク」
「このレースでも君の手で」
「1番最初にゴールさせてくれないか!」
とんでもない無茶ぶりでしたがそこは主人公小野田。
レース中に凄まじい成長を見せ、見事一着でゴールします。
レース後、期待を込めて雉は小野田に次のレースにも出るかと尋ねますが、小野田はロードバイクの道に戻ることを宣言。
雉もそれを温かく見送り、MTB編は一先ずの完結を見せました。
「弱虫ペダル」雉弓射、ロードバイクへの参戦を表明
小野田にロードバイクへ参戦しMTBとのW制覇を目指すと宣言
MTB編の終結と共にフェードアウトしていくと思われた雉弓射ですが、彼はある秋の日に突然、小野田を訪ねて寒咲自転車店に姿を現します。
どうも携帯を壊して小野田への連絡手段を失っていたようで、小野田との話題に出ていた寒咲自転車店をたよりにここを訪れたのだとか。
ちなみにこの時応対した寒咲幹は「幹ちゃんプロファイリング(初登場)」によって雉が一流の自転車乗りだということを見抜いていました。
ちょうどそのタイミングで小野田がロードバイクのメンテナンスに寒咲自転車店を訪れ、雉と小野田は寒咲通司の勧めでメンテの間、試乗車を借りて丘の上のカフェで時間を潰してくることに。
道中の道で軽いレースを楽しむ雉と小野田。
そしてその帰り道、雉は来年ロードバイクに参戦し、MTBの3連覇と併せてIHのW制覇を目指すことを宣言したのです。
ロードバイクはチーム戦、所属は? → MTB軍団集結!
MTB界から刺客として参戦を表明した雉弓射ですが、ロードバイクはチーム戦。
IHに出場するなら群馬県代表として予選を勝ち抜く必要がありますが、しかし彼が通う陵成学園高校には自転車競技部自体が存在しませんでした。
果たしてどうするつもりなのかと思っていたら、何と雉はMTB経験者の知り合いを集めて自転車競技部を一から設立してしまったのです。
その中には、他校からわざわざ転校までしてきた雉の弟子・壱藤丹貴(いちふじにたか)の姿も。
ロードバイクとMTB、種類は違えど同じ自転車経験者ですから、相当強力なメンバーが集まりそうですね。
3年の夏は千葉総北、箱根学園、京都伏見の三つ巴に、雉率いる陵成学園がどのように割り込んでくるのか……今後の展開に目が離せませんね。
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