「弱虫ペダル」泉田塔一郎~一部で”嫌い””うざい”と叩かれる筋肉スプリンター、その理由、口癖”アブ”の意味、声優など~

 今回はアニメ化、実写化もされた大人気漫画「弱虫ペダル」から、その意味不明な筋肉言語で読者を混乱に陥れたスプリンター「泉田 塔一郎(いずみだ とういちろう)」について解説します。

 泉田は王者箱根学園の誇るスプリンターであり、2年目のIHでは主将として主人公たちの前に立ちふさがったキャラクター。

 ”アブ”という独特の口癖や、各筋肉に名前をつけて慈しむ様子から、”爽やかマッチョ系変態”として読者の心に大きな爪跡を残していきました。

 本記事では、泉田が一部の読者から”嫌い””うざい”と叩かれる理由なども交えて、作中での活躍について語っていきたいと思います。

「弱虫ペダル」泉田塔一郎ってどんな奴?

基本プロフィール(誕生日、身長、声優、自転車)

所属箱根学園
身長171cm
体重62kg
誕生日10月10日
タイプスプリンター
愛車BH(白と青のカラーリング)
声優阿部敦

 泉田塔一郎は王者箱根学園が誇るスプリンター。
 1年目時点では2年生レギュラー、2年目時点では箱根学園主将として主人公たちの前に立ちふさがりました。

 外見は長いマツゲと真面目そうな整った顔立ち、極限まで鍛え上げられた筋肉が特徴で、物語当初は坊主頭でしたが、主将になって以降は少し髪を伸ばしています。

 基本的には極めて生真面目で礼儀正しい性格の持ち主ですが、ただ一点、筋肉に対するこだわりがその全てを台無しにしています。

 有名なのは1年目のIH、初日のスプリント勝負で発したこの意味不明な名言(迷言)。

「ボク自身が筋肉になるんですよ!」

 ……意味は分からないが物凄いパワーワードだ(斬月? 使った後は全ての筋肉を失って一般人になるの?)。

 幼い頃は生真面目で不器用な普通の少年で、今のような筋肉馬鹿になったのは箱根学園に入って先輩の新開隼人に道を示されてから(つまり新開が全ての元凶)。

 ちなみにチームメイトの黒田雪成とは幼馴染で、黒田に対しては公私ともに全幅の信頼を置いている様子が見受けられます。

”アブ”の意味、各筋肉の名前と性格(アンディ、フランク、ファビアン……)

 泉田は自分の筋肉に高名な自転車選手の名前をつけており、本人的には痙攣などを通じて言葉を交わすこともできるそうです。

 これまでに泉田が名付けた筋肉の名前・性格は次の通り。

名前部位性格・補足
アンディ右大胸筋攻撃的で排他的な性格
フランク左大胸筋慎重かつ大胆な性格
ファビアン背筋厳しく偉大な筋肉の父
ペテル左上脚筋最後の筋肉
マーク右上脚筋

 また、口癖である”アブ”は、「アブドミナル・マッスル=腹筋」を意味しており、スプリントの際はアブアブ叫びだしたり、勝負の前に「アブレディ! GO!」などと発言して読者を混乱させていました。

 今のところ”アブ”に関してだけは意思疎通を行っている様子がなく、”アブ”はアンディやフランクと異なり、名前ではないようです。


「弱虫ペダル」泉田塔一郎の人間関係

憧れのスプリンター新開隼人

 2年生にしてレギュラーの座を勝ち取った泉田ですが、箱根学園に入部した際の泉田は決して目立つ存在ではなく、むしろ部の中では底辺に属する選手でした。

 主将の福富に厳しい言葉(「もう自転車に乗らなくていい」)を投げかけられ、部を辞めることさえ考えていた泉田。

 そんな泉田の誤解を解き(「自転車に乗るだけがトレーニングじゃない」)、道を指し示してくれたのがエーススプリンター新開隼人でした。

 新開は泉田の肉体を褒め、速くなりたいなら自分なりの強みを探せと伝えます。

 その言葉を受けて泉田は徹底的に筋肉を磨き上げ、箱根学園でレギュラーの座を勝ち取るまでに成長を遂げました(繰り返しますが、つまり全ての元凶は新開)。

 それもあってか、泉田の新開に対する信望は非常に深く、IH1年目最終日でチームメイトを限界まで引いて脱落した時は、新開の背を見ながら胸中でこう呟いています。

「僕はあなたと走れて今とても誇らしい」

 ……腐の人が大興奮しそうなシーンでした。

敵である田所、鳴子にも激闘を経て敬意を払う

 泉田は自分の力(筋肉)に対する自負が強く、やや他者を見下しがちな傾向があるものの、一度実力を認めれば敵であれ心からの経緯を払います。

 その典型が1年目のIH初日のスプリント勝負。

 当初は2対1にも関わらず協力することなく、無策で挑んでくる田所鳴子のことを「スプリンター失格」と言って見下していましたが、勝負の後は二人の実力を素直に認めていました。

 御堂筋が田所を侮辱した際も、

「あの人は強かった」
「信念を貫き強い意志と肉体でグリーンゼッケンを獲得したんです」
「彼は強いスプリンターだ」

 と激昂していました。

 自分にも他人にも厳しいからこそ嫌味なことも口にしますが、決して意地の悪い人間ではないんです。


「弱虫ペダル」泉田塔一郎の活躍と名言、一部で嫌われる理由

一部で”嫌い””うざい”と叩かれる理由は手嶋たちを上げるための役回りが原因?

 決して悪い人間ではなく、むしろ生真面目で素直と言える泉田ですが、一部のファンからは”嫌い””うざい”と叩かれることもあります

 それが一番顕著だったのが、2年目のIH初日の山岳賞争い。

 総北は小野田が集団に飲み込まれてしまったため、箱根学園が真波を出したのに対し、総北は手嶋が飛び出します。

 この時、真波と手嶋の実力差は誰の目にも明らかだったこともあり、泉田は手嶋を嘲笑。
 山岳賞争いの後も手嶋の敗北は予想通りと総北のメンバーを煽っていました。

 この態度がファンから「自分も悩んでた時期があったのに他人を見下すなんて」「去年は田所さんのために怒ってくれたのに」と嫌われたみたいなんです。

 ただ、田所の場合は自分が戦ってその実力を認めたからこそ、御堂筋が侮辱したことに怒っただけ。

 手嶋の場合は特に泉田が認めるような要素はそれまでのところありませんでしたし、無謀な勝負に挑む姿を見れば泉田が嘲笑するのはごくごく自然です。

 真波から手嶋の振る舞い(トラブルを起こした真波を待っていた)を聞いた後は手嶋にその態度を謝罪していましたし、性格が悪くなったとかでもないです。

 まあ、物語的に言うと手嶋の奮闘を際立たせるために泉田は嫌味な役回りを割り振られたとも取れますから、このことをとらえて”嫌い””うざい”と批判されるのはかわいそうな気がしますね。

王者復活を期した2年目IH、岸神小鞠との激闘、リタイアによるスプリントリザルト

 1年目のIHで敗北し涙を流し、主将として王者復活を期した泉田。

 最後にその活躍を名言と共に振り返っていきましょう。

「あなた方は軟弱だ!」

 3年生の追い出しレース、IHで敗北した3年生たちを敢えて侮辱するかのごとき発言をし、自分たちがその汚名をそそいでみせると宣言した泉田。

 泉田は憧れのスプリンター新開に勝負を挑み、見事に勝利。

 自分の憧れを超えて、新主将として力強く一歩を踏み出します。

 そして挑んだ2年目のIH。
 初日はスプリント、山岳、ゴールとすべてのゼッケンを獲得し、王者復活を印象付けたかに見えた箱根学園。

 しかしそれでも泉田は、昨年初日のスプリントリザルトで自分が敗北したことを悔やみ続けていました。

 そして2日目のスプリント勝負、京都伏見の筋肉マエストロ岸神小鞠との変態対決に勝利し、スプリントリザルトを獲得した泉田は、その勝利を以ってようやく王者復活を宣言します。

「すまなかったね……待たせてしまって」
「箱根学園はここからが本当の意味での王者復活だ!」

 最終日はキャプテンとしてチームのために献身的に皆を引き、最後の山をチームメイトに託して戦線離脱した泉田。

 伝わってきた結果は昨年と同じ真波の敗北でした。

 しかしこの1年間の真波の想いと苦労を知る泉田は、静かにその結果を受け入れます。

「テントに戻ったら誉めてやろう」
「この1年を……これまでの道のりを……思いきり」

 3日目はスプリント勝負に参加していなかった泉田ですが、スプリントの1~3位がリタイアしていたため、繰り上げでスプリントリザルトを獲得していました。

 表彰式前のテントで、小野田くんにいい勝負だったと感謝する泉田。

 敗北しながらも黒田の3位、真波の2位を称え、そして、

「小野田くん……キミたちのあとは、ボクらの山岳賞とスプリント賞の表彰だ」
「拍手をくれるかい?」

 できることなら素直に拍手を送りたかった小野田くん。
 しかし勝者である彼が敗者を称えることについては、当然躊躇いもあったでしょう。

 恐らくそれを察して、ただ互いを称え合おうと声をかける泉田。

 悔しいはずのこの場面で、この態度。

 まさしく王者と呼ぶに相応しい振る舞いでした。



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