今回は週刊少年ジャンプの傑作バレーマンガ「ハイキュー‼」から、月島蛍を影から応援するブラコンお兄ちゃん「月島 明光(つきしま あきてる)」について解説します。
月島明光は月島蛍の兄であり、小さな巨人・宇内天満と同時期に烏野高校バレー部に所属していたOB。
当初は彼が高校時代についたある嘘が原因で蛍とはギクシャクしていましたが、バレーを通じて再び兄弟の距離が縮み、和解していくことになります。
本記事では月島明光のプロフィールや過去、因縁の相手・宇内天満との関係性や作中での名言などを中心に解説してまいります。
「ハイキュー‼」月島明光のプロフィール(声優含む)
基本プロフィール(身長、誕生日、年齢、声優など)
所属 | 文房具メーカー勤務/加持ワイルド・ドッグス(社会人チーム) |
ポジション | WS(?) |
年齢 | 22歳(2012年時点) |
誕生日 | 3月8日 |
身長 | 185.2cm |
体重 | 79.5kg |
最高到達点 | ー |
好物 | 葉ワサビしょうゆ漬け |
最近の悩み | 日本酒に慣れない |
声優 | 櫻井孝宏 |
月島明光は烏野高校男子バレー部の1年生ミドルブロッカー・月島蛍の兄。
現在は家を出て仙台で暮らしており、文房具メーカーに勤務しています。
外見は爽やかで明るい雰囲気の青年。
実際、性格も明るく快活、温厚で努力家という非の打ち所の無い好男子ですが、過去のある出来事が切っ掛けで弟に対して負い目を感じており、作中では気弱なイメージが先行していました。
ちなみに蛍からは、普段「兄ちゃん」と呼ばれています(他人に話題に出すときには「兄貴」呼び)。
社会人チームでバレーを続ける
パワー | 4 |
バネ | 2 |
スタミナ | 4 |
頭脳 | 3 |
テクニック | 3 |
スピード | 2 |
※表は最低1~最高5の5段階評価
月島明光は中学時代は主将でエースだったものの、烏野高校時代は補欠。
当時の烏野高校が強豪校だったとはいえ、3年間ベンチ入りすることすらできない平凡な選手でした。
ポジションは不明ですが、エースを目指していたという発言からすると、恐らくはWS(ウイング・スパイカー)だったのでしょう。
とは言え、パラメーターを見るとスピードやバネに欠け、身長も特別高いわけではなく、テクニックも凡庸。
あまりスパイカー向きとは言えず、全体的に中途半端な印象が強いですね。
しかし、明光は高校時代に挫折を経験しながらもバレーを辞めず、社会人となってからも加持ワイルド・ドッグスという社会人チームでバレーを続けています。
バレーに愛されなくとも、バレーへの想いは決して他の登場人物たちに劣るものではありません。
「ハイキュー‼」月島明光と弟・月島蛍
弟の蛍が小学5年生の時、ある事件が起こるまでは、明光と蛍はとても仲の良い兄弟でした。
蛍にとって兄はヒーロー。
しかし、弟の憧れの眼差しと、彼自身の見栄が明光にある嘘をつかせてしまいます。
それは烏野高校でレギュラーとなり、試合でバリバリ活躍している、という嘘。
蛍はそれを信じ、友人の山口たちを連れて明光の応援に向かいますが、そこで見たのは試合に出られず応援席でチームを応援している明光の姿でした(88話ショック)。
明光に裏切られた蛍は「たかが部活」とバレーに対して冷めた態度を取るようになり、明光との関係もギクシャクしてしまいます。
その後、山口の喝を受けて少しずつ前向きにバレーに取り組むようになった蛍。
高校時代に挫折してもバレーを続ける明光とも向き合い、徐々にですが再び兄弟の距離を縮めていきます。
そしてブラコンの明光はそんな蛍の態度に喜び、蛍を社会人チームの練習に連れて行ったり、高価なスポーツグラスをプレゼントしたり、精一杯応援していくのでした。
「ハイキュー‼」月島明光と小さな巨人・宇内天満
月島明光にとって、当時の烏野高校のエースで一歳年下の後輩・宇内天満は因縁の相手です。
宇内天満は低身長ながら、高い跳躍力と技術を活かし、烏野高校を全国の舞台へと導いた「小さな巨人」と呼ばれた大エース。
エースを目指していた明光にとってはライバルだったわけです(特に蛍の認識では)。
宇内が登場するまでは、明光はさぞ宇内に複雑な感情を抱いているのだろうな、と思われていました。
が、実際に春高本戦で宇内と再会すると、明光と宇内の間に全く確執はうかがえず、先輩後輩の普通の関係性。
明光の方にも宇内を特別意識している様子は有りませんでした。
まあ、そもそも明光は高校時代、エースどころかベンチ入りも出来なかった立場。
蛍は「兄が小さな巨人に負けた」という認識なのでしょうが、客観的に見れば、そもそも勝負の土俵にすら乗れてなかったんですよね……
「ハイキュー‼」月島明光のその後(田中冴子とは?)
「ハイキュー‼」では日向たちが烏野高校を卒業し、プロ入りしたその後の姿が描かれています。
卒業後4年目の2018年には、プロ入りした日向と影山の試合を田中冴子と観戦する明光の姿が描かれていました。
変わらず文房具メーカーに勤務しており、冴子や嶋田、滝ノ上といった当時の応援団メンバーとの交流は続いているようです。
登場時のキャラクター紹介文には「加持ワイルド・ドッグス」の記載がなかったので、ひょっとしたらこの時点ではバレーをやり切って、社会人チームを引退している可能性もありますね。
ちなみに田中冴子とは仲良さげでしたが、付き合っているのかなど関係性は不明。
ただ、この時も明光は酒のペースが速い冴子を敬遠している素振りがあり、恐らくは付き合っていないものと考えられます(多分、嶋田たちに冴子を押し付けられた)。
「ハイキュー‼」月島明光の名言
それでは最後に月島明光の名言をいくつか紹介して、シメとさせていただきます。
「気が済むまで」
「本気でやれる場所にいたい」
何故まだバレーを続けているのか、蛍に尋ねられての答え。
高校時代不完全燃焼だったからこその熱いことばですね。
「ウシワカだろうが」
「ベンケイだろうが」
「止めて来いよ」
白鳥沢戦を前に、蛍にスポーツグラスを贈っての激励。
スポーツグラスは高価ですからね。
メーカー勤務の社会人一年生が購入するのは結構な負担だったはずですよ。
「俺の仲間はほっといても勝つ」
「そんくらい信じとけばいいんだ」
白鳥沢戦終盤で負傷し、一時離脱することになってショックを受ける蛍の背にかけた一言。
蛍を励ましているのと同時に、弟がいない間に負けたらただじゃおかないからな、と烏野にプレッシャーをかけているかのようですね。
「うちの弟」
とりあえず、弟が活躍するとドヤるブラコン。
宇内相手にも繰り返し自慢していました。
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