今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、愛すべき厨二オタク「坂田 金太(さかた きんた)」について解説します。
坂田金太は主人公のオカルン(高倉健)と同じクラスに所属する男子生徒。
自分の同類だと思っていたオカルンが突如美少女たちにモテ始めたため、その秘密を探ろうと彼に接近してきます。
痛々しい厨二オタクではありますが、ロボを操る能力は本物で意外と根性のある金太。
本記事ではそんな彼のプロフィールや生態、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」坂田金太のプロフィール
基本プロフィール
坂田金太は主人公のオカルン(高倉健)と同じクラスに所属する男子生徒。
オカルンとは特別仲が良いわけではなかったのですが、オカルンがモモやアイラといった美少女たちにモテ始めたことから、その秘密を探ろうとオカルンに近づき、オカルト絡みの騒動に(自ら)巻き込まれていきます。
外見は眼鏡をかけた二重あごの小太り少年。
性格は一言で言えば自意識過剰な厨二病であり、典型的なオタク。
メンタル面は意外とタフでガッツがあり、窮地で意外な活躍を見せる愛すべき馬鹿です。
一部読者の胸を抉る悲しいオタク(自意識)
坂田金太はとても哀しいオタクです。
彼の生態が詳らかにされているのが99話「おれのターン」。
周囲に良く分からないアピールをするため眼帯を付けて包帯を巻き、足を引きずりながら登校してみたものの、誰も気にしてくれずこっそり眼帯を外す金太。
体育の授業ではサッカー詳しいアピールするものの全く活躍できず、膝が万全ならアピールしてみたり(やはり誰も気にしない)。
挙句成績もあまり良くないようで、数学のテストは32点。30点の人間を見つけて密かに悦に浸っていました。
あまりにも哀しく赤裸々なオタクの生態に、この回を読んだ一部読者からは「もうやめてくれ」と悲鳴が上がっていました。
「ダンダダン」坂田金太の能力(大仏ロボ)
ダンダム? グレートキンタ?
坂田金太は何ら特別な力を持たない一般人。
というか殆どの分野で一般人以下の能力しか持ち合わせていません。
ですが彼はSF系ロボオタクであり、妄想力だけは一級品。
ナノスキンで構築され、イメージによって巨大ロボに変形させることができるモモの家と組み合わさることで、対巨大怪獣戦ではパイロットとしての才能を開花させていました。
ちなみにロボの名前は(勝手に)グレートキンタと命名。
当初はモモのイメージで大仏型でしたが、後に普通のロボっぽい姿に変化しています。
またパイロット時は坂田・ジ・エンド・オブ・ジョイトイ・ペガサス・金太を自称。
端々にガンダムネタ(この世界ではダンダムというらしい)を挟み込んできているところがらしいですね。
意外と役立つSF系オタク知識
坂田金太はロボが無くても、そのSF系オタク知識で役に立つことがあります。
怪獣スーツで透明になったバモラが襲い掛かってきた時には、その光学迷彩の弱点を見破ってオカルンたちに助言。
多方向から視認するという方法でバモラの透明化に対応しています。
それまでオカルンが宇宙人、UMA系知識、星子が妖怪系知識をカバーしていましたが、ここに新たに金太のSF系知識が加わった形ですね。
「ダンダダン」坂田金太は女子にモテたい(下ネタ)
坂田金太は普通に女子にモテたい分かりやすい男です。
そのため当初は、チビで冴えないオカルンが突如モテ始めたことを不審に思い、
「教えたまえ方法を!!」
「美女にモテるやり方を!!」
と真っ向からオカルンを問い詰めていました。ある意味男らしいですね。
そしてオカルンを観察し、オカルンがモモとゴールデンボールの行方について話をしていたことから、モテる秘訣は下ネタだと勘違い。
モモたちに下ネタをかました結果「テメェ死にてぇのか」と激怒させてしまいます。
しかしそこで諦めないのが坂田金太。
彼はオカルンの下ネタ技術を習得すべく、オカルンたちに付きまとい、その結果オカルト関係の騒動に(自ら望んで)巻き込まれていきます。
「ダンダダン」坂田金太の活躍
外宇宙からやってきた美少女バモラとその追っ手・深淵の者(クル)を巡る騒動に首を突っ込んだ坂田金太。
害獣スーツを着たバモラとの戦いでは、大仏ロボへと変形したモモの家を操り活躍しますが、彼はあくまで一般人。
モモたちは金太の存在を無視して深淵の者(クル)と対決しようとします。
しかしモモが祖母の星子に宛てた「助けに来て 東京タワー」という手紙を見つけた金太は、モモたちが自分に助けを求めていると勘違い。
戦場に急行し、誰も彼に期待していなかった状況で巨大ロボ「グレートキンタ」を呼び出してバモラを救い出します。
その後、敵の怪獣スーツの圧倒的な性能の前にあっという間に劣勢になる金太。
しかし彼は窮地においても諦めることはありませんでした。
「(オレには)誇れるものが何もない」
「だがオレには好きなものがある……!」
「ロボットと!」
「美少女!」
「今それが目の前にあるのに」
「怖ぇからって投げ出して逃げたら」
「オレは一生後悔することに」
「なるだろがい!」
そう言って金太は怪獣の背後を取り、パワーボムにより敵を撃破することに成功したのです。
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