今回は「ジャンプ＋」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、邪視に憑りつかれた少年「ジジ（本名：円城寺仁）」について解説します。
ジジは主人公の一人・綾瀬桃の初恋の少年。
イケメンでハイスペックではありますが、かなりウザイタイプの残念なチャラ男です。
しかし中身は非常に気の良い少年で、霊力に関しても天才的な資質を秘めていることが後に判明していきます。
本記事ではそんなジジのプロフィールや過去、彼に憑りついた妖怪・邪視との関係性を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」ジジ（円城寺仁）のプロフィール
引用元：林士平
基本プロフィール
ジジ（本名：円城寺仁）は主人公の一人・綾瀬桃（以下、モモ）の初恋の少年です。
見た目は明るい雰囲気のイケメン。
しかし中身は「黙っていれば……」を地で行くようなウザイタイプのチャラ男で、登場早々モモたちや読者を呆れさせていました。
ウザイことにさえ目を瞑れば非常に気の良い人間で、モモをめぐる恋のライバルであるオカルンとも男同士の友情を築いていくことになります。
幼い頃にモモが祖母の星子から教わった”おまじない”を馬鹿にしてモモを傷つけてしまった過去を持ち、その後モモとは疎遠に。
しかし高校生になってあるオカルト事案に巻き込まれ、星子に助けを求めてモモの家に居候することになります。
鬼頭家によって両親ともども生贄にされそうになる
ジジの一家は、お父さんが大学で火山の研究をしていることもあり、ある温泉地に引っ越していきました。
しかし引っ越し先の家では不気味な怪異が現れ、ジジの両親は自殺未遂を起こしてしまいます。
お祓いをお願いしたものの、今度は頼んだ霊媒師が5人中3人自殺。
ベテラン霊媒師が最後に紹介したのが、モモの祖母・星子だったというわけです。
実はその温泉地は「大蛇信仰」のある土地。
火山にすむ大蛇が腹を空かせると噴火が起こると信じられており、その地を牛耳る「鬼頭家」という一族が、密かに大蛇に生贄を捧げ続けてきたという歴史がありました。
そしてこの度、生贄として選ばれたのがジジたちの一家。
ジジが引っ越した家の地下空間には、その大蛇と呼ばれる存在が棲みついていたのです（オカルンはそれをUMA「モンゴリアンデスワーム」、ターボババアは「くらがり」と呼称）。
しかし実際には噴火と大蛇は無関係、生贄は全く無意味な凶行で……
「ダンダダン」ジジ（円城寺仁）と邪視
邪視に憑りつかれたジジ
大蛇信仰をめぐるオカルト事案に巻き込まれたジジは、邪視という妖怪に憑りつかれてしまいます。
邪視とは見た者を自殺に追い込んでしまう妖怪。
元ネタは「2ちゃんねる」発祥の都市伝説と言われています。
邪視は元々200年前に鬼頭家によって生贄に捧げられた少年で、それが強い恨みを持って妖怪化したもの。
その亡骸はジジが引っ越した家の地下に封じられていました。
邪視の悲惨な過去と無念に同情してしまったジジは、遊びたいという邪視の想いに応えてしまい、その身体を乗っ取られてしまいます。
ジジの身体を乗っ取った邪視は、三眼の極めて強力な妖怪として顕現。
その恨みのまま人間を皆殺しにしようと暴れまわります。
邪視を封印するも水に濡れると……（乱馬1/2かよ）
ジジに憑りついた邪視は、最終的にオカルンやモモ、その場にいた多数の協力者たちの手により、辛うじて捕獲されます。
しかし邪視の力は強力で、星子たちの手を以てしても完全に祓うことは叶いませんでした。
ジジの中に封印された邪視はジジが水に濡れると封印が解けて表に出てしまう状態。
逆にお湯だと元に戻るので、まんま「乱馬1/2」ですね。
非常に危うい状態にあるジジと邪視。
しかし精神的に幼い邪視は、自分と互角に戦ったオカルンのことを気に入り、彼が遊んで（戦って）くれるならと、徐々に協力的になり、落ち着きを見せつつあります。
「ダンダダン」ジジ（円城寺仁）は天才？（霊力）
言動は馬鹿っぽいジジですが、実は霊力に関しては天才的です。
ターボババア曰く「あそこまで天才的に強力な霊力を持ってる奴は滅多にいねぇ」。
星子もジジのことを何度も「天才」と評していました（当初はジジが星子を美人だと褒める度に「天才」と言っていたので口の上手さのことと勘違いされていました）。
おまけにフィジカルも高く邪視の器としては最適。
だからこそジジは邪視に狙われ、だからこそジジの身体を乗っ取った邪視はあれほど協力な怪異となったのです。
「ダンダダン」ジジ（円城寺仁）の恋模様
ジジは幼い頃、心無い言葉でモモを傷つけてしまいましたが、成長した今はそのことを後悔し、モモに好意を抱いています。
しかし一方のモモは完全にジジに愛想を尽かしており、全く異性としては興味がない模様。
まあ、いくら初恋の人だろうとあそこまでウザく成長していたら萎えますよね（モモの好みは「高倉健」のような硬派な男性ですし）。
逆に心中穏やかでないのが、モモをめぐる恋のライバル・オカルンです。
オカルンからすればジジはモモの初恋の人でありイケメン。
しかもモモの家に居候するというのですから、そりゃあ心穏やかではいられませんよね。
ただジジとオカルンの間に友情が芽生えて以降は、二人の間にあまりバチバチした様子はみられません。
オカルンが単純に落ち着いたというのもありますし、ジジも何となくモモとオカルンの気持ちを悟って見守っているようなフシが。
恋愛関係に関して言えば、ジジはひと段落ついてしまった感じですね。
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