今回は「ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」より、水尾とレイハの幼馴染「川上 純(かわかみ じゅん)」について解説します。
川上純は中学時代に水尾をバレーに誘った少年。
かつては純粋なバレー少年でしたが、不幸な事故とSNSで拡散された情報が切っ掛けでグレてしまい、ついには犯罪にまで手を染めてしまいました。
今後も水尾たちの物語に大きな影響を及ぼすであろう川上純。
本記事ではそんな彼のプロフィールや過去、登場話を中心に解説してまいります。
目次
「ふつうの軽音部」川上純のプロフィール
引用元:出内テツオ(X)
基本プロフィール
中学時代は主人公の鳩野ちひろとも同じ中学に通っていて、水尾をバレーに誘った張本人でもあります。
外見は切れ長の目が特徴の、口や耳にピアスをした危ない雰囲気のヤンキー。
今はすっかり荒んでしまっていますが、中学時代は今とは違って真面目で気さくなクラスの中心にいるようなタイプの少年でした。
水尾とレイハの幼馴染
前述した通り、川上純は水尾春一と巽玲羽の幼馴染です。
彼ら三人は小学校の頃から仲が良く、元々は水尾春一と巽玲羽が先に親しくしていたところに、家が貧乏でボッチ気味だった水尾を気にかけ仲良くなった川上純がそこに加わっていった印象ですね。
中学の時にある事件(後述)が起きるまでは三人は本当に仲が良く、巽玲羽は川上純のお陰で水尾がバレーを始め明るくなったと感謝していました。
ただ現在、川上純は母親と共に神戸に引っ越していて、水尾や巽玲羽とは物理的にも精神的にも距離を置いています。
「ふつうの軽音部」川上純の登場話
川上純の初登場は65話の、水尾春一のハロウィンライブ中の過去回想シーン。
その時点では目が影で隠れていて素顔は明らかになっておらず、「純」という名前と、彼が水尾をバレー部に誘ったということしか描かれていませんでした。
その後、本格的に川上純が登場したのは80~82話。
すっかりヤンキーとなった川上純が、道でぶつかった野呂に因縁をつけ、暴力を奮って煙草を買いに行かせようとしたシーンが描かれていました。
その後、87~89話で川上純の現在と、かつての幼馴染との間で起きた過去の事件の全容が語られています。
「ふつうの軽音部」川上純の過去(事故・事件)
引用元:出内テツオ(X)
川上純が今のようにグレてしまった切っ掛けは、中学時代のある事故と事件にあります。
中学時代、水尾をバレー部に誘った川上純は、府大会出場を目指して水尾と自主練に励んでいました。
しかし川上純は自主練の途中で運悪く居眠り運転をしていた車に引かれて右足を骨折してしまいます。
その後、バレー部復帰を目指して辛いリハビリに耐えていた川上純でしたが、心が折れかけていたところに姉の友人に遊びに誘われ息抜きに。
その際、タバコを渡され持っていたところを彼を嫌っていた同級生に目撃され、写真を撮られSNSに拡散されて喫煙していたとのレッテルを貼られてしまいました(川上純本人はタバコを吸っていたわけではないと否定している)。
その後、周囲からの批判的な目に耐えきれなくなった川上純はグレてしまい、水尾春一と巽玲羽と距離を置き、そのまま母親と共に神戸へと引っ越していきました。
「ふつうの軽音部」川上純の恋愛関係
川上純は元々、巽玲羽に恋愛感情を抱いていて、バレーで府大会に出場したら彼女に告白しようと考えていました。
水尾春一もそのことを知っていて川上純を応援。
ただ、川上純は巽玲羽が水尾のことを好きなのだと思っていて、内心見込みがないとも考えていました。
その後、上述の事故と事件があって川上純は神戸に引っ越していき、残された水尾春一と巽玲羽は付き合うことに。
ただ、その関係は巽玲羽が本当は川上純が好きだったのだと考えた水尾春一によってわずか三か月で終止符が打たれています。
ちなみに、今のところ作中では巽玲羽が川上純と水尾春一、どちらが本当に好きだったのかは判明していませんが、予想としてはどちらかハッキリ割り切れるようなものではなく、双方に好意を抱いていたのではないかな、と思われます。
「ふつうの軽音部」川上純の現在(犯罪)
現在はすっかりグレてしまった川上純。
87話では彼が、特殊詐欺グループの受け子役をして逮捕されてしまったことが判明しています。
この情報は巽玲羽がモデルの仕事で知り合ったカメラマンが川上純の親戚で、そこ経由で知ったもの。
巽玲羽は川上純が引っ越していった後も彼のことを気にかけていたようですが、皮肉にもそのことが彼女に川上純の荒んだ現在の姿を伝えることになってしまいました。
巽玲羽は水尾春一に、もうあいつのことは考えないようにしたと語っていますが、その姿は到底割り切れたようには見えず……




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