「ハイキュー部‼」感想&評価~どんな話? 「ハイキュー‼」本編との違いや各高校の特徴、日向の顔が描かれない理由など~

 今回は「ジャンプ+」で宮島京平先生が連載中の「ハイキュー‼」公式スピンオフ「ハイキュー部‼」について紹介します。

 「ハイキュー部‼」とはライバル校、脇役たちにスポットを当てたギャグスピンオフ作品。

 「ハイキュー‼」本編ではあり得ないハイテンションでぶっ飛んだ脇役たちの生き様が赤裸々に描かれた内容となっています。

 ただ笑えるだけでなく、キャラクターの新たな魅力を発掘してくれたこの「ハイキュー部‼」。

 本記事では本編との違いや特徴などを踏まえ、その魅力を解説してまいります。

「ハイキュー部‼」とはどんな話?

 「ハイキュー部‼」は「ジャンプ+」で連載中の公式スピンオフ作品です。

 更新は隔週月曜日。

 一話完結型のギャグ漫画で、毎回主役となるキャラクターや高校が変わります。

 メインで描かれているのは梟谷や音駒、青葉城西や稲荷崎といったライバル校ですが、商店街メンバーや谷地さんの家族、本編で主役だった烏野高校がメインとなるエピソードもあります。

「ハイキュー‼」本編「れっつ!ハイキュー⁉」との違い

 「ハイキュー部‼」は「ハイキュー‼」本編とは完全に独立したギャグスピンオフであり、話の整合性などはありません。

 同じ公式スピンオフに「れっつ!ハイキュー⁉」がありますが、あちらは本編のストーリーに沿って内容をギャグに変換したもの。

 対する「ハイキュー部‼」は完全オリジナルストーリーで話の時系列などもバラバラです。

 単にギャグテイストに再構築したというだけでなく、キャラクターの関係性などもかなりの独自解釈が加えられています。

「ハイキュー部‼」なぜ日向の顔が描かれない?

 「ハイキュー部‼」の特徴の一つが、本編の主人公・日向翔陽の顔が描かれないことです。

 「ハイキュー部‼」に日向が登場しないという意味ではなく、頻度こそ少ないもののキチンと登場してセリフも存在しています。

 しかし登場しても、何故か日向の顔は隠れていたりのっぺらぼう。

 影山たち他の烏野高校メンバーの顔はしっかり描かれているにも関わらず、です。

 これについて今のところ公式から明確な理由は語られていません。

 恐らく「ハイキュー部‼」は日向以外のキャラクターが主人公だということを強調しているのだと考えられますが……隠すとかえって目立ちますね。


「ハイキュー部‼」主な登場校の特徴

 それでは「ハイキュー部‼」で特にメインで取り上げられることが多い高校の特徴や本編との違いについて解説します。

梟谷学園高校~木兎と赤葦、白福が5割増?~

 梟谷学園高校のメインはやはりエース木兎。

 とにかく木兎のぶっ飛び具合がマシマシで、それに引っ張られて赤葦の木兎管理能力がぶっ飛んだことになっています。

 他のメンバーだと、白福の大食いクイーンぶりがエグイことになってますね。

音駒高校~大体メインは黒尾~

 音駒高校のメインは大体黒尾。

 ボケもツッコミもこなせる黒尾を中心に、音駒メンバーのシュールな(時々ファンタジー)エピソードが描かれることが多いですね。

 卒業後、大人になってからのエピソードも多めです。

青葉城西高校~岩泉と国見がアホ、及川はどこまで行くの?~

 青葉城西で一番本編と変化が大きいのが岩泉と国見。

 岩泉の筋肉馬鹿度合い、国見の怠け者度合いが天元突破し、完全にギャグ担当に変貌しています。

 メインの及川は太ったり神になったり宇宙人と恋に落ちたりぶっ飛んでいますが、まあ及川なので特に驚きは……

白鳥沢高校~牛若・天童メイン、五色が苦労人~

 白鳥沢のギャグは天然系の牛若と妖怪天童が担当。

 この二人に関しては比較的本編のイメージ通りって感じがしますね。

 ツッコミ役は主に五色で、ひたすら悲惨な目に遭い続けています(特に天童顔の女子しかいない恋愛ゲームに異世界転生した時とか)。

稲荷崎高校~アランのツッコミが冴える、北さんはやっぱり最強~

 稲荷崎高校で一番光っているのがツッコミスター・アランくん。

 ハッキリいってメインの宮兄弟よりオイシイです。

 そして最後に全てをかっさらっていくのは北さん。

 やはりギャグ時空でも北さんは最強ですね。

伊達工業高校~宇宙世紀並の技術力、滑津ちゃんがかわいい~

 工業高校だからと宇宙世紀並の技術力を獲得してしまったのが伊達工業。

 青根のメカメカしさと先輩方のバカバカしさ、二口の毒々しさが光っています。

 そして何よりマネージャーの滑津ちゃんがかわいい。


「ハイキュー部‼」感想&評価

 一言で言うならクソ面白かったです。

 本編との作画の違いに若干違和感を感じる人はいるようですが、個人的にはさほど気にならないレベル。

 ギャグパロディではあるのですが、作者のキャラクター愛がしっかり感じられて違和感なく読むことができました。

 本編で僅かに触れられていたキャラエピソードを深掘りしていく内容が多かったので、キャラクターの個性やクセは意外と本編に忠実。

 一部、伊達工業のマネージャー・滑津舞など、本編でほとんど触れられていなかったため、半オリキャラ化しているキャラクターも存在しますが、それはそれで良し。

 個人的に二口と滑津の軽妙で毒のある掛け合いが描かれた伊達工業編は、「ハイキュー部‼」で一番のお気に入りです。

 「ハイキュー‼」本編は完結していますが、「ハイキュー部‼」の連載は継続中。

 映画やその他企画も進行中で、まだまだ「ハイキュー‼」の世界は広がり続けていますね。

【まとめ】「ハイキュー‼」キャラクター一覧

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました