今回は「週刊少年サンデー」で連載中の大人気ファンタジー「葬送のフリーレン」から、影なる戦士の神父「クレマティス」について解説します。
クレマティスとは帝都編で登場した影なる戦士の一人。
帝都に潜伏する影なる戦士のとりまとめ役で、主に戦闘指揮官としての役割を担っています。
物腰柔らかで善良そうに見えますが、中身はかなり黒い神父様。
本記事ではそんなクレマティスのプロフィールや強さ、人間関係や登場話を中心に解説してまいります。
目次
「葬送のフリーレン」クレマティスのプロフィール
基本プロフィール
クレマティスは帝国の特務機関「影なる戦士」の一員です。
外見は僧衣を纏った面長で長身の男性。
若く見えますが年齢は40歳前後と思われます。
落ち着いていて誠実そうな雰囲気を漂わせていますが、実際は計算高く酷薄な性格の持ち主。
口を開けば皮肉が多く、ジョークも下手糞なため近しい人間からは嫌われています。
名前の由来はドイツ語でセンニンソウ属の花の名前。
神父にして影なる戦士の戦闘指揮官
ヴォルフたち影なる戦士とは魔力の隠匿に特化した戦士たちで構成される対魔法使い専門の特務機関です。
多くの魔法使いを抱える帝国には、その反乱を防ぐため対魔法使い専門の特務機関がいくつか存在していますが、公式に存在が認められているのは魔導特務隊のみ。
また影なる戦士は16年前に先代皇帝の勅命で組織自体が解体されており、今活動しているのは主に勅命を無視して独自に活動している者たちです(中には組織が解体されたことを知らない者もいる)。
クレマティスは帝都に潜伏する影なる戦士のまとめ役。
身寄りのない子供たちを影なる戦士にスカウトして育成し、組織の存続に貢献してきました。
表向きの職業は神父で孤児院の運営にも関わっていますが、これも恐らく有望な影なる戦士の卵を見出すためと思われます。
「葬送のフリーレン」クレマティスの強さ
クレマティスは影なる戦士の戦闘指揮官であり、女神の魔法を使う僧侶です。
現時点でクレマティスの戦闘シーンはありませんが、シスターロレが彼の後継者として育てられたことを考えると、女神の魔法による魔力探知、通信魔法を用いて後方から支援や戦闘指揮を行うタイプと推測。
女神の魔法の中でも高度とされる回復魔法を使いこなしますが、純粋な僧侶としての実力はザインに劣るようです(クレマティスが見切った瀕死の猫をザインはあっさり治療している)。
ロレは近接戦が出来ませんでしたが、クレマティスがどうなのかは不明。
クレマティスは影なる戦士の年少組の教導役であったことを考えると、僧侶とは言えそこそこ近接戦ができても不思議ではありませんね。
「葬送のフリーレン」クレマティスの人間関係
クレマティスは帝都に潜伏する影なる戦士の中では古株で、まとめ役のようなポジションにあります。
ただ本人の性格や冷徹な戦闘指揮もあってか、仲間たちからは全く慕われていません。
ロレはクレマティスの後継者として育てられ、職場の上司でもありますが、クレマティスに対する態度は辛辣。
イーリス、ルティーネ、ガゼレは少年兵として北の戦場にいたところをクレマティスに救われた過去の持ち主。
しかしイーリスはクレマティスのことを「頭おかしい」と評し容赦なく罵声を浴びせていました。
影なる戦士の指揮官であるレーヴェや、かつて「北の果ての英雄」と呼ばれたヴァルロスとは古い付き合いで、強い信頼関係があるようです。
「葬送のフリーレン」クレマティスの登場話
初登場は129話
クレマティスの初登場は129話。
この回では指揮官レーヴェが女傭兵シュリットに任務を伝達。
そこから帝都に潜伏する影なる戦士たちが仲間同士その情報を伝え合う姿が描かれており、鍛冶屋のクライスを除いて帝都に潜伏中のメンバー全員が登場しています。
影なる戦士たちの戦準備(132~134話)
132~133話では影なる戦士たちが、レーヴェから受けたゼーリエ暗殺任務の役割について打ち合わせ。
また134話ではクレマティスとヴァルロスが個別に話し合う姿が描かれています。
仲間たちから絶妙に嫌われているクレマティスのキャラが伝わってくるエピソードです。
ロレの脱落、レーヴェとの面談(139話)
139話では、前哨戦で使い物にならなくなったロレを見て作戦を練り直しつつ、レーヴェと面談しているクレマティスの姿が。
レーヴェとは以前からの知り合いで、かなり通じ合っている様子が見て取れます。
ゼーリエ暗殺本番、舞踏会に参加(141話~)
141話からはゼーリエ暗殺の本番。
ガゼレ、イーリス、ルティーネを連れてゼーリエも参加する舞踏会会場に堂々と姿を見せていました。
舞踏会のホールは帝国のメンツがかかっているため、そこで戦闘を仕掛けるような愚か者はいないとのことですが、その舞台裏では既に駆け引きが始まっており……
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