「ネズミロワイアル」感想&評価(ネタバレ注意)~パクリ・著作権侵害に言及された話題作、あらすじや主な登場人物など~


 今回は「ヤンマガweb」で「ムムリン」の作者として知られる佐々木順一郎先生が連載中の「ねずみロワイアル」について解説します。

 この作品はタイトル通り、ネズミたちによるバトルロワイアル。

 絵はかわいいのですが、登場するネズミたちが良くも悪くも人間くさく、読んでいて思わずウッとしてしまう作品となっています。

 本記事では「ねずみロワイアル」のあらすじや主な登場人物、著作権侵害やパクリについて言及された経緯などを踏まえ、その魅力を深堀りしたいと思います。

「ねずみロワイアル」あらすじ

 この作品の舞台は、ネズミが人間のように暮らしている世界。

 主人公の西部マサルたちどこかの学校に通っているネズミの子供たちは、修学旅行だと思って連れていかれたある島で、先生から突然「今から皆さんには殺し合いをしてもらいます」と告げられます。

 島に取り残される生徒たち。

 28日後にやってくる迎えの船に乗れるのは5人だけ。

 突然の出来事にうろたえる西部ですが、一部のネズミたちは自分が助かるために殺し合いを始めてしまい、また協力して生き残ろうにも殺し合いをしなければ首に嵌められた首輪が爆発してみんな死んでしまいます。

 極限状態の中で、西部はどんな決断をし、果たして最後まで生き延びることが出来るのか?

「ねずみロワイアル」パクリ・著作権侵害?

 この「ねずみロワイアル」はタイトルも内容もアレなので、一部読者から(本気ではないと思いますが)パクリ、著作権侵害ではと言及されたことがあります。

 作者本人も「バトル・ロワイアル」にインスパイアされたものと認め、それについて言及。

 まあ「アイデア」は著作権の対象ではないので、著作権云々が問題になることはないですね。

 むしろ大半の人は、ネズミで著作権と聞いて、世界一有名なディズニーのネズミがバトロワに参戦するのかと勘違いしていましたよ。


「ねずみロワイアル」主な登場人物

西部マサル

 本作の主人公ネズミ。

 名前は漢字で書くと「西部優(にしべまさる)」。

 気弱で優しくちょっと優柔不断、女の子に弱くてすぐ騙される普通の男の子。

 偶然強い銃器を手に入れたが、当初は使い方も分からず宝の持ち腐れ状態だった。

 仲間の死を切っ掛けに少しずつ殺し合いに染まっていく。

ホクロ

 本作のヒロインと思われるネズミ。

 父親から武器の扱いなどを学んだらしく、銃器や爆発物にも詳しい。

 殺し合いではなく皆で協力して生きて島を出る方法を模索しており、強い銃器を手に入れた西部をリーダーにしようとする。

 格闘技などにも習熟しており、とても強い。

蝶野リボン

 色仕掛けで男を騙し、武器を奪って殺害する悪女系ネズミ。

 当初は西部も騙されたが、銃にセーフティーロックがかかっていたため助かった。

 幼い頃から誰も助けてくれなかったため、強かに生きようとしていた。

 しかし最後はソバカスの逆襲に遭い死亡。

伊達メガネ

 ソバカスと二人で行動していたネズミ。

 リボンに騙されてナイフを奪われ、殺害される。

森ソバカス

 メガネと二人で行動していたネズミ。

 リボンに不意打ちを受け致命傷を負うが、リボンへの怒りで生き延びており、リボンを殴り殺した後、死亡。

ブルー

 青い目のイケメンネズミ。

 性格も良く、トロ子と一緒に行動していた。

丸井トロ子

 小柄でボッチな女の子ネズミ。

 不器用だがとても心優しく、ピアスとハグキの手榴弾からブルーたちを守って死亡。

ピアス

 チンピラクソ野郎系ネズミ。

 初対面で西部に殴りかかり銃を奪おうとする。

桃色ハグキ

 チンピラクソ野郎系ネズミその②。

 ピアスと組んでいたが見捨てられ、最後はホクロに殺される。

 積極的に殺し合いを促すよう、特別なルールが課されていた。


「ねずみロワイアル」感想&評価

絵はかわいいけど、普通にウッとくる

 「かわいくてみえてくらっちゃう」がキャッチコピーのこの作品ですが、その言葉に偽りなし。

 筆者も当初はバトルロワイアルとは言え所詮ネズミだし、別にそんな大したことはないだろうと油断していました。

 しかし実際読んでみると、登場するネズミたちがすごく人間くさくてリアル。

 クソネズミは本当にクソネズミで、トロ子とかいい子は本当にいい子で、その生死に読んでいて普通にウッときてしまいます。

 おかしな表現かもしれませんが、かわいいネズミの絵だからこそ本物の人間よりもリアルで、感情がダイレクトに伝わってくる印象がありますね。

こんな人におススメ

 ドロドロした剥き出しの人間模様が好きな方におススメの作品です。

 バトルロワイヤル系作品は色々世に出尽くした感がありますが、登場人物をネズミにしただけでこんなに変わるのかと、意外な驚きをもたらしてくれます。

 逆に、かわいいネズミの絵に釣られて気軽に手を出すのは……ちょっとリスクが高いですね。

 ヤンマガwebで無料で試し読みができますので、まずはそこから、是非。



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