今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、仲間に化けて冒険者を混乱させる魔物「シェイプシフター」について解説します。
シェイプシフターは本作の中盤で登場したタヌキやキツネに似た魔物。
生物の思考を読み、その身近な者の姿を真似る魔物で、作中ではライオス一行の偽物に変身。
ライオスたちが仲間たちをどう見ているかをつまびらかにしてくれました。
本記事ではシェイプシフターの概要や登場話、各人の変身例と答え合わせを行ってまいります。
「ダンジョン飯」シェイプシフターとは?
思考を読み身近な者の姿を真似る魔物
シェイプシフターはダンジョン飯の6巻39~40話で登場するタヌキやキツネに似た姿の魔物。
人間の姿に化けるという言い伝えがありますが、実際には生物の思考を読み取り、身近な者の姿を幻覚として見せる幻術を扱います。
例えば、AとBの二人の人間がいた場合、思考を読まれたシェイプシフターは幻術を使ってAの記憶にあるBの姿に化けるイメージ。
これを退治しないまま眠ってしまうと、本物を食い殺して入れ替わってしまうと言われています。
なお、幻覚の再現度は思考を読まれた相手の記憶力や観察力に依存するため、とんでもない姿の自分が現れたら、その幻覚を生み出した相手との付き合いは考えた方が良いでしょう。
シェイプシフターの真実
ダンジョン飯のワールドガイド(完全版)には「シェイプシフターの真実」というコラム記事が掲載。
作中で実際にシェイプシフターが変身したライオス一行の姿と、その幻覚を生み出したものが誰かが一覧で記されています。
他にも色々な情報が載っていますので、未購入の方は是非。
「ダンジョン飯」シェイプシフター、答え合わせ
ケース①ライオス
作中で登場したライオスの偽物は、比較的わかりやすかったですね。
他のメンバーが彼に抱いているイメージをザックリまとめると、
マルシル:初対面の汚い印象を引きずる
チルチャック:イカレタ変人
センシ:ドワーフ目線では幼い
見た目もそうですが、ライオスの偽物は魔物に関する知識がなさ過ぎたため(他のメンバーの記憶では再現できなかった)、直ぐに偽物が判別されています。
その為、作中ではライオスが探偵役を担うことになるのですが、他のメンバーはライオスに自分の命運を託すことにとても不安そうでした。
ケース②マルシル
作中で登場したマルシルの偽物は、見た目は中々クオリティが高かったです。
他のメンバーが彼女に抱いているイメージはざっくり、
ライオス:美人、ファリン命
チルチャック:見た目は一番近い
センシ:エルフ怖い
チルチャックとセンシが生み出した幻覚は、持っている魔術書が明らかな偽物だったためすぐ偽物と判別。
ライオスは自分が生み出した美人で覚悟ガンギマリなマルシルとどちらが本物が悩んでいましたが、うっかりもののマルシルの方が本物らしいと正体を見抜いていました。
ケース③チルチャック
作中で登場したチルチャックの偽物は、他のメンバーからの印象がキレイに別れた形です。
ライオス:見た目は近いがマフラーが違う
マルシル:少し幼く子供っぽい
センシ:ほぼ幼児、道具が適当
ライオスは生き物への観察力は高いのですが、服装に興味がなく、彼が作った幻覚はすぐに偽物と判別されています。
またセンシが作った幻覚は道具が適当だったため、これも偽物と判別。
マルシルの幻覚が最後まで本物と判別がつかずにいましたが、罠に無警戒だったためライオスに偽物と見抜かれています。
ケース④センシ
作中で登場したセンシの偽物は、他のメンバーからはこう見えているんだ、と少し意外な印象です。
ライオス:見た目は近いが兜に穴がない
マルシル:少し小柄で料理道具が違う
チルチャック:かっこいい
チルチャックの偽物の時もそうでしたが、ライオスは身なりに全く興味がないため、ライオスが作った幻覚はすぐ偽物と判別されています。
マルシルの作った幻覚は見た目は良い線いっていたのですが、料理道具が適当だったためこれも偽物判定。
一番見た目がどうかと思うチルチャックの作った幻覚(ハーフフットはドワーフに憧れがあるようです)が最後まで残りましたが、この幻覚は「ハーピーの卵をかき集めた」と生態系に配意が無かったため、ライオスに偽物だと見破られていました。
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