今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、熱すぎる覚悟と名言がかっこいいヤンキーヒーロー「金属バット」について解説したいと思います。
金属バットは金属バットと己の身体能力だけを武器に戦うS級ヒーロー。
一昔前のオールドヤンキースタイルと髪下ろすと意外にイケメンなルックス、熱い漢気で作中でも高い人気を誇るキャラクターです。
本記事では金属バットの強さや、彼が溺愛する妹のゼンコとの関係を中心にその魅力を深掘りしていきたいと思います。
「ワンパンマン」金属バットのプロフィール(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング、声優など)
年齢 | 17歳 |
身長 | 168cm |
体重 | 67.3kg |
好きなもの | 妹の笑顔 |
嫌いなもの | 口だけ野郎、筋通さねえ奴、めんどくせえ事 |
趣味 | 妹のピアノの発表会を目に焼き付ける事 |
ヒーローネーム | 金属バット |
ランキング | S級16位(初登場時) |
声優 | 羽多野渉 |
金属バットはそのヒーロー名の通り金属バットを武器に怪人をほふる、高校生ヤンキーヒーロー(ちなみに本名は「バッド」)。
外見はキメキメのリーゼントと学ランがトレードマーク、絵に描いたようなオールドタイプのヤンキー少年です。
言動こそ粗野で喧嘩っ早く、舐められたら負けとばかりに誰にでもすぐ噛みつきますが、一本芯の通った番長タイプ。
怪人やマナーのなっていないDQNを嫌い、妹や飼い猫を大事にするなど心優しく正義感溢れる少年でもあります。
ちなみに、ヒーロー協会にS級というランクが設立されるきっかけとなったヒーローの一人です。
髪下ろすと普通にイケメンと評判
キメキメのリーゼントがトレードマークの金属バットですが、ファンからは髪下ろすと普通にイケメンでかっこいいと評判になっています。
一言でいうと髪下ろした東方仗助と言えば分かりやすいでしょうか?
作中で稀に髪下ろしverとなった時は、(リーゼントと金属バットでしか区別できないので)本当に誰か分からないぐらいの変貌を遂げています。
雰囲気的には髪があった時のサイタマにも似ていますね。
どっちも理不尽な身体能力を武器に戦うタイプなので、案外この二人は似た者同士なのかもしれません。
(……ん? つまり金属バットも髪の毛を失えば強くなれる……?)
「ワンパンマン」金属バットの強さ(技・ガロウ戦)
身体能力のみでS級へ(「鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ」)
金属バットは武術など戦い方を習ったことはなく、純粋にその身体能力の身でS級に上り詰めたヒーローです。
元々は素行の悪いC級ヒーローだったのですが、A級ランカーが束になってようやく対処できる災害レベル「鬼」(5段階で上から3番目)の怪人を単独で撃破するその実力を見込まれ、S級にスカウトされました(というか、彼らのためにS級というランクが作られました)。
金属バットの戦闘スタイルはとにかく金属バットをフルスイングして敵を粉砕するというもの。
理屈もクソもなく、ただただ身体能力と気合で全てを超越するタイプの戦い方です。
愛用の金属バットは彼がS級となった時にヒーロー協会から支給された特別性のもので、彼のフルスイングにも耐えうる凄まじい頑丈さを誇ります。
金属バットは「鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ」というセリフで有名ですが、災害レベル「竜」(5段階で上から2番目)はS級でも上位でなければ対処不可能と言われています。
しかしこれについて、ONE先生から「竜もいける」とのコメントがあり、その戦闘力はS級内でも相当なものであることがうかがえます。
ちなみに必殺技もあるにはありますが……
・怒羅厳(ドラゴン)シバき……要はめった打ち。
・野蛮トルネード……回転しながらめった打ち。
ガロウ戦では連戦のダメージもあり敗北したが、ゼンコが止めていなければ……
金属バットが最も奮戦した戦いと言えば、ムカデ長老とガロウの連戦でしょう。
天災級と称されるムカデ長老との戦いで大ダメージを負い、投げ飛ばされ、そこでヒーロー狩りの人間怪人ガロウの襲撃を受けた金属バット。
不利な状況かつ、技量では完全に上をいくガロウを相手に一方的になぶられる金属バットですが、彼は気合と根性で一歩も引くことなく応戦します。
ダメージを負ってもその動きが鈍ることはなく、それどころかますます鋭さを増している風でさえありましたね。
そしてとうとうガロウに一撃を加える好機を掴みますが、妹・ゼンコの制止によりその攻撃を中断。
結果としてはガロウに敗北してしまいましたが、ゼンコが制止していなければ、金属バットが勝利していた可能性も大いにありました(作画の村田先生は、ゼンコが止めていなければガロウは死んでいたかもしれないと発言しています)。
「ワンパンマン」金属バットはここがかっこいい(ゼンコ・名言)
妹・ゼンコに向ける愛情
金属バットには「ゼンコ」という名前の妹がおり、彼は妹のことを溺愛しています。
好きなもの「妹の笑顔」、趣味は「妹のピアノの発表会を目に焼き付ける事」とある通り、典型的なキツメのシスコンと言えるでしょう。
ゼンコは兄によく似た風貌の気の強い小学生ぐらいの少女で、兄や怪人であるガロウ相手にも一歩も引かない胆力の持ち主。
やや当たりはキツイものの、金属バットのことは普通に兄として大切に思っています。
特技はピアノらしいですが、彼女がピアノの発表会で3位になったことを金属バットが喜んでいる様子を見る限り、その腕前は極々一般的なレベルに留まるようです。
金属バットはゼンコの前では暴力は振るわないと約束しており、そのことは彼の枷であると同時に、彼をヒーロー足らしめる大事な要素にもなっています。
熱すぎる覚悟と名言(「死ぬまでだぁ? お気楽な発想~」)
金属バットは一昔前のヤンキー漫画の主人公を彷彿とさせるような、気合と漢気、熱すぎる覚悟と名言も人気の理由の一つとなっています。
「原理もクソもあるか」
「気合いだ気合い」
「気合いがありゃ大抵なんとかなるんだよ」
くたばる寸前の重傷を負いながら、平然と動き回る金属バットに疑問を呈したガロウ。
それに応じた言葉がこれです。
流血しながら敵を蹂躙する昔のジャンプのヤンキーって、まさにこんな感じでしたよね。
そして「死ぬまで続ける気か?」と金属バットの攻撃をかわしながら嘲笑うガロウに、金属バットは眼光鋭く言い放ちます。
「死ぬまでだぁ?」
「お気楽な発想してんなぁ……」
「俺はそんな甘くねぇよ」
「勝つまでだ」
死ぬ覚悟ではなく勝つ覚悟。
ヤンキーならではのシンプルなカッコよさがここにありましたね。
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