文豪ストレイドッグス「フィッツジェラルド」~妻と娘のために白紙の本を狙う組合(ギルド)の団長、その異能力、神の目~

 今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、白紙の本を狙い主人公たちと敵対した組合(ギルド)の団長「フィッツジェラルド」について解説させていただきます。

 フィッツジェラルドは北米を拠点とし、膨大な財力と異能力を武器に陰謀を企む秘密結社・組合(ギルド)のトップ。

 作中では主人公の中島敦に懸賞金をかけ、武装探偵社とポートマフィアを同時に敵に回すという大胆な行動に出ていました。

 本記事ではフィッツジェラルドの異能力や彼が白紙の本を求める理由(妻・娘)、主人公たちに敗れたその後の状況なども交え、彼について深掘りしてまいります。

文スト、フィッツジェラルドのプロフィール(声優含む)

基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優など)

年齢32歳
身長191cm
体重88kg
誕生日9月24日
血液型O型
好きなもの金、自分、家族
嫌いなもの貧乏人
声優櫻井孝宏

 フィッツジェラルドは北米の異能力者集団、組合(ギルド)の団長です。

 フルネームは「フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド」。

 外見はスーツを着込んだ端正な顔立ちの伊達男で、性格は傲慢かつ自信家。

 徹底した能力主義者で、任務に失敗した部下は容赦なく排除することを公言しています。

 ただそうした言動の一方で、部下の被害を最小限にする作戦を立案するよう命じたり、任務に失敗したモンゴメリがメイドとして残留することを許したりと、部下(=自分の身内)に対する情は篤いこともうかがえます。

 作中では書いたことが現実になる「白紙の本」を求め、その在り処を示す「道標(タイガービートル)」であると予言された中島敦に懸賞金をかけ、その身柄を確保しようとしていました。

 そしてそれが失敗すると、今度はフィッツジェラルド自らがヨコハマの街に乗り込み、武装探偵社とポートマフィアを巻き込んだ三つ巴の抗争を引き起こします。

 夢野久作の異能を利用した「横浜焼却作戦」を展開して街を危機に陥れますが、そのことが武装探偵社とポートマフィアの同盟に繋がり、最終的に中島敦と芥川龍之介のコンビによって敗北してしまいました。

組合(ギルド)の再建、武装探偵社への協力

 武装探偵社とポートマフィアに敗北した組合(ギルド)は壊滅状態に陥り、団長であるフィッツジェラルドも辛うじて生き延びてはいたものの、一時は落ちぶれて廃人同然の生活を送っていました。

 しかし部下のオルコットの助けもあって立ち直り、今度は別の方法で「白紙の本」を手に入れようと力を蓄え始めます。

 それが政府機関である「異能特務課」を買収してそれを利用しようというもの。

 フィッツジェラルドはオルコットと二人、必要な資金とされる500憶ドルを稼ぎ出すべく奮闘を始めます。

 抗争終結後、武装探偵社とは和解したわけではありませんが、今すぐ積極的に敵対するつもりはないようで、取引により武装探偵社に協力するなど、ある程度関係は改善されているようです(平時の武装探偵社とポートマフィアみたいな関係ですかね)。


文スト、フィッツジェラルドの強さ(異能力、財力、神の目)

異能力:華麗なるフィッツジェラルド

 フィッツジェラルドの異能力は極めて特殊かつピーキーなものです。

異能力:華麗なるフィッツジェラルド
消費した財産に応じて自身の身体能力を向上させる。
50セント程度では人一人殴り飛ばすのが精一杯。
消費する財産は必ずしも金銭に換算できるものでなくても構わない。

 ファンから「廃課金者」と揶揄される、札束でレベルを上げて物理でぶん殴る身も蓋もない異能力です。

 貧乏人では自分の首を絞めるだけのこの異能力も、フィッツジェラルドの財力と合わさると凄まじい力を発揮し、作中では敦と芥川のコンビを追い詰めていました。

 ちなみに、元ネタとなった作品は正式には「華麗なるギャツビー」なのですが、ギャツビーは作者の分身という解釈なのか、本作ではより分かりやすく「華麗なるフィッツジェラルド」へと変更されています。

凄まじきはその財力

 フィッツジェラルドの異能力、強さを支えるのはその凄まじい財力です。

 そもそも中島敦に57億もの懸賞金をかけてポートマフィアを動かしていたのがこのフィッツジェラルド。

 彼が率いる組合(ギルド)の構成員は財政界や軍閥の重鎮が名を連ねており、フィッツジェラルド自身もいくつもの企業やホテルを所有しています。

 その資産額は「横浜の土地とそこに建つ会社全てを余裕で購入出来る」という、もはや意味不明な金額に達しているそうです。

「神の目(アイズ・オブ・ゴッド)」

 組合(ギルド)壊滅後、その再建過程でフィッツジェラルドが手に入れた力が、警備会社「マナセット・セキュリティ」が開発・保有していた世界最高の人物識別システム「神の目(アイズ・オブ・ゴッド)」です。

 フィッツジェラルドはその開発者が殺人の冤罪を着せられようとしていることを利用して株価を操作し、「マナセット・セキュリティ」を買収し、このシステムを手に入れています。

 「神の目」とは、要は監視カメラを利用した凄まじい精度の人物識別システムで、これを使えば街のどこにいても瞬く間に目的の人物の居場所を特定することができます。

 作中では太宰治がフィッツジェラルドと手を組み、この「神の目」を使ってドストエフスキーの居場所を特定していました。


文スト、フィッツジェラルドの人間関係(妻と娘、名言など)

娘を亡くし心を病んだ妻ゼルダ

 フィッツジェラルドが「白紙の本」を求める理由は、死んだ娘を生き返らせるというもの。

 フィッツジェラルドの妻・ゼルダは娘を亡くして以降心を病んでしまい、娘が海外に留学中であるという妄想から抜け出せずにいました。

 家族への愛情がとても深いフィッツジェラルドは、娘を生き返らせ、妻の心を救うため、書いたことが現実になるという「白紙の本」を追い求めていたのです。

 事業家のフィッツジェラルドがこんな得体の知れない「本」に縋ってしまうあたり、フィッツジェラルドはよほど形振り構わず家族を救おうとしていたのでしょうね。

 ちなみに、敦と芥川との戦いの後、白鯨から落下し死亡したと思われていたフィッツジェラルドを救ったのが妻との結婚指輪(50万ドル)。

 戦いの中、全財産を消費した時ですら残った結婚指輪が、落下の最中に何故か消費され、異能力を発動させてフィッツジェラルドを落下の衝撃から救ったそうです。

能力主義者だが、同時にオルコットら自分の部下への情はとても篤い

 徹底した能力主義者であり、任務に失敗した無能は排除すると公言するフィッツジェラルドですが、同時に部下への情はとても篤い人物です。

 部下とはすなわち自分の財産であり身内である、という考え方なのでしょうね。

「俺には、俺の所有物である君達を守る権利がある」

 武装探偵社とポートマフィアとの抗争の際は、オルコットに部下の被害が最も少ない作戦の立案を命じています。

 また、天人五衰の事件では、小栗の捜索に「神の目」を使わせる条件として、部下のマーガレット・ミッチェルに与謝野晶子の治療を受けさせていました。

 身内以外には一切興味が無い代わり、身内にはとても情の篤い男なんですよね。

 最後に、落ちぶれていたフィッツジェラルドを立ち直らせたオルコットとのやり取りを紹介して、シメとさせていただきます。

 フィッツジェラルドを迎えに来たオルコットは、貧民街で組合(ギルド)の遺産を狙うゴロツキに絡まれてしまいます。

 そこに現れたのがフィッツジェラルド。

「ルイーザ君」
「今手持ちで最も高額なものを俺に譲渡しろ」
「こいつらを叩きのめすにはまとまった額がいる」

「お譲りしたら」
「今度こそ私の願いを叶えてくださいますか?」

「ああ、君の願いを叶えよう」

「ならば、私の全てを差し上げます」

 ゴロツキどもを瞬殺するフィッツジェラルド。

「思ったほど強化されなかったな」
「君の価値も大したことないらしい」

「当然です」
「最初からタダで差し上げるつもりでしたから」

 奥さんがいるのに、こんなかわいい部下がいて、羨ましい限りです。



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