今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、ある意味最も恐ろしいS級ヒーロー「ぷりぷりプリズナー」について解説したいと思います。
ぷりぷりプリズナーは強靭な肉体と男子への愛を武器に戦うオカマ系ヒーロー。
愛のあまりついつい男子を襲ってしまい現在は囚人として服役中ですが、男子のピンチには脱獄して駆けつける……ヒーロー?
S級ヒーローとしての序列は最下位で本人もS級最弱を自称していますが、化け物度合いで言えば他に引けをとりません。
本記事ではぷりぷりプリズナー・エンジェルモードの進化や活躍、名言を中心にその魅力を語ってまいります。
「ワンパンマン」ぷりぷりプリズナーってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング、声優など)
年齢 | 33歳 |
身長 | 220cm |
体重 | 非公開 |
好きなもの | 彼氏のプレゼント、自分の肉体、シチュー |
嫌いなもの | 騒がしい監獄、男子を傷つける者 |
趣味 | TVでイケメンチェック、バレエ、華道 |
ヒーローネーム | ぷりぷりプリズナー |
ランキング | S級16位→17位 |
声優 | 小野坂昌也 |
ぷりぷりプリズナーはS級ヒーローでありながら囚人という特殊な立ち位置のキャラクターです。
外見はやや小ぶりなアフロヘアにケツアゴ、筋骨隆々の肉体が特徴の大男。
しかしその内面は「男好きのオカマ」で、男が好きすぎてついつい襲い掛かってしまう悪癖から、現在は収監中。
その際、過去に捕まえた賞金首の男が好みだったため、本人の希望でその男と同じ「臭蓋獄(しゅうがいごく)」と呼ばれる凶悪犯専用に監獄に収監されたのですが、そこでぷりぷりプリズナーは一つの真理に目覚めます。
「一般男子を襲うのは許されないことだが」
「犯罪者男子だったら成敗も兼ねて一石二鳥」
「誰も文句を言わないしグッドだ!」
かくして彼はヒーロー名を現在の「ぷりぷりプリズナー」に改め、以前にも増してヒーローとして活躍するようになります。
普段は「臭蓋獄」の囚人たちのことを「ハニー」と呼び、一方的に彼氏面して監獄内に君臨していますが、TVで好みの男を見つけると即座に脱獄。
その男が一般人なら救出、犯罪者なら捕縛して再び監獄へと戻っていくようになったのです。
ちなみに男色家ではありますが女嫌いというわけではなく、純粋に恋愛対象として興味がないのだとか。
性癖にさえ目を瞑れば愛と正義心溢れる模範的なヒーロー?
「犯罪者をヒーロー認定していいのか、ヒーロー協会?」
そんなツッコミを脇に置き、性癖にさえ目を瞑れば、実はぷりぷりプリズナーは愛と正義心に溢れる模範的なヒーローです。
どんな強敵相手にも決して折れることなく立ち向かい、愛する者を身を呈して守るその生き様。
怪人化した仲間たちを前に、決して諦めることなく元に戻そうとする愛の深さ。
そして決して驕ることなく真摯に仲間たちと向き合う協調性の高さ。
本当に、性癖にさえ目を瞑れば作中でも屈指の好男児かもしれません。
……まあ、愛する者を勢い余って自分で襲ってしまったり、怪人化した仲間を元に戻すために「エンジェルハグ」と「覚醒ディープキッス」のコンボを試そうとしたり、同じS級ヒーローからも目を逸らされていたりしますが、そこに目を瞑れれば。
「ワンパンマン」ぷりぷりプリズナーの強さ(技・弱い?)
S級最弱、平均的成人男性を自称しているが、十分に化け物
ぷりぷりプリズナーはS級ヒーロー内ではランキング最下位。
本人はS級最弱、平均的成人男性を自称していますが、その実力は十分に化け物です。
その戦闘スタイルは屈強な肉体を武器にした肉弾戦で、人間離れした筋力と頑丈さ、そして何より存在そのものの理不尽さにより敵を打ち砕いていくタイプのヒーローです。
初登場時は災害レベル「鬼」(5段階で上から3番目)の「深海王」相手に敗北するなど、S級ヒーローとしてはやや見劣りしていましたが、ぷりぷりプリズナーの凄いところはその成長速度。
ピンチに陥る度、凄まじい速度で新たな力を身につけていき、怪人協会編では災害レベル「竜」の怪人とも渡り合えるほどに成長していました。
元は恐らくタンクトップマスターにさえ劣っていたのでしょうが、怪人協会編以降の実力は彼を上回っているように感じますね。
エンジェルスタイルの進化(ダークエンジェル、ハグ、バイブレーション)
「エンジェルスタイルの俺を見て」
「生きて帰った者はいない」
ぷりぷりプリズナーの最大の武器は「エンジェルスタイル」と呼ばれる究極の戦闘モード。
……平たく言うと、すっぽんぽんになって戦うことです。
何故そうなるのかは分かりませんが、彼は本気を出すときはこのエンジェルスタイルとなって戦います。
どうも自分の肉体は美しいと考えているフシがあるので、それを晒すことでボルテージを高めているのか……?(真面目に考えても無駄)
ともかくこのエンジェルスタイルはぷりぷりプリズナーの代名詞であり、戦いを経て劇的な進化を見せています。
エンジェルラッシュ
エンジェルスタイルからの連打。
ただし、深海王には「殺意が足りない」と言われ通用しなかった。
→ダークエンジェルラッシュ
一発一発殺意を込めて打つ、エンジェルラッシュの強化バージョン。
エンジェルハグ
深い愛を以って痛みを受け入れる技(?)。
意味不明だが、これにより打たれ強さが飛躍的に上昇した。
バイブレーション・エンジェル
怪人たちの攻撃によって肉体に生じた震えを利用した新スタイル。
触れるだけでコンクリートを塵に変えることができ、攻防ともに飛躍的に能力が向上した。
エンジェル剛毛アーマー
怪人と化した彼氏たちの攻撃を受けて異常発生した体毛。
ダメージに対応して肉体が異常進化したものと考えられるが、本人は天使の翼を自称している。
「ワンパンマン」ぷりぷりプリズナーの活躍と名言
深海王戦では強烈なインパクトを残すも敗北
「あなたに会いに脱獄成功!」
監獄の中にあって、TVで気になるイケメンをチェックしていたぷりぷりプリズナー。
彼は気になる男子・A級11位スティンガー、A級20位イナズマックスのピンチを知り、ソニックとともに監獄を脱出して彼らの危機に馳せ参じました。
市民のピンチとかまるで気にしてないところがぷりぷりプリズナーでしたね。
敵は深海王。災害レベル「鬼」の怪人の中でも、恐らくは上位の実力を持つ武闘派です。
本来「鬼」ならば単独で撃破可能なはずのS級ヒーローぷりぷりプリズナーでさえ、なすすべもなく倒されてしまいました。
強烈なキャラクターでインパクトを残した直後の退場劇。
ただこれは、深海王が強かったと言うべきでしょうね。
深海王には同じS級のジェノスも(市民を庇った結果とは言え)倒されていますし、S級クラスの忍者・ソニックも分が悪いと察して撤退しています。
ぷりぷりプリズナーの初戦は深海王の引き立て役として扱われてしまいました。
怪人協会編では災害レベル「竜」の怪人さえ畏怖させるほどの進化を遂げる
しかしぷりぷりプリズナーはそこで終わりません。
敗戦を経て、再登場した彼は飛躍的な進化を遂げていました。
怪人協会に攫われ、怪人化してしまった囚人たちを救うため、敵のアジトに突入したぷりぷりプリズナー。
彼は怪人化したかつての彼氏(?)たちを目の当たりにしても決して諦めませんでした。
「こころが人間ならそれは」
「もう立派な人間だ」
「俺は諦めない!」
「自分の彼氏たちは」
「必ず救って見せる!」
「愛に不可能など……無い!」
その強烈な在り方に災害レベル「竜」の幹部・ニャーンも畏怖し(というか嫌悪感を抱き)、ぷりぷりプリズナーから逃走を試みます。
しかしその追跡の最中でついうっかり彼氏(?)たちを巻き込んで殺してしまい号泣するぷりぷりプリズナー。
「あなた達の犠牲を」
「無駄にはしない」
「この戦い見守っていてくれ……」
不屈の精神を持つ彼は僅か一コマで立ち直り、再び苛烈な戦いへと身を投じていったのです。
……ああ、ぷりぷりプリズナーの彼氏(囚人)たちへの想いが一方通行だったことは、言うまでもないですよね?
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