今回は「ONE」先生原作の大人気作品「ワンパンマン」から、姉へのコンプレックスがかわいい美人超能力者「地獄のフブキ」(以下、フブキ)について解説したいと思います。
フブキはゴージャスな見た目の美人超能力ヒーロー。
ヒーロー協会内にフブキ組なる派閥を形成し、サイタマを引き入れようとして登場しました。
その外見や態度から傲慢系キャラクターかと思いきや、意外に根は素直で優しく常識人。物語が進むにつれて着実にヒロインフラグを立てつつあります。
本記事ではその強さ(技)や姉との関係、新旧フブキ組などを中心に、彼女の魅力を深掘りしてまいります。
「ワンパンマン」地獄のフブキってどんな奴?(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、体重、ランキング、声優など)
年齢 | 23歳 |
身長 | 167cm |
体重 | 非公開 |
好きなもの | 頂点、フブキ組、私に相応しいブランド品 |
嫌いなもの | 私に挨拶しないB級、安物、渋滞 |
趣味 | ショッピング、自分磨き、ハイヒール集め |
ヒーローネーム | 地獄のフブキ |
ランキング | B級1位 |
声優 | 早見沙織 |
フブキはヒーロー協会に所属する美人超能力ヒーロー。
外見は黒髪ボブカットのややキツメの目つきの美女。
となりのヤングジャンプで連載中のリメイク版ではグラマラスなボディが強調されたデザインとなっており、美人度合いが増しています。
性格は一見するとプライドが高くエゴイスティックな面が目立ちますが、その根っこの部分は普通にいい娘。
作中では凶悪な怪人が出た際に真っ先に市民の被害を心配したり、賞金首や怪人を地道に退治したりと、やっていることは極々模範的。
市民の被害お構いなしで戦うサイタマ先生とは対照的ですね。
S級2位「戦慄のタツマキ」の実の妹。
強大な力を持つ姉へのコンプレックスが原因で、実力的にはA級上位に相当する力を持ちながら、敢えて「1位」となれるB級に留まり、B級内部に「フブキ組」という派閥を形成しています。
初登場ではサイタマを傘下に加えようと試み、ヒロインフラグも立ちつつあるが……
フブキはサイタマがB級7位にランクアップした際、彼をフブキ組傘下に加えようとして登場しました。
フブキが派閥を形成している理由は、一人ではどうあがいても姉には勝てないため、B級以下のヒーローを束ねて姉に対抗しようというもの(……まあ、本人も雑魚を集めて本気で姉に勝てるとは思ってないでしょうから、本音はお山の大将が気持ちよかっただけでしょう)。
しかしそんなフブキの思惑はお約束通りサイタマの圧倒的な実力に一蹴されてしまいます。
その後、強硬な勧誘こそ諦めたものの、(勝手に)サイタマたちをフブキ組に加えたりしながら、メインキャラクターの一人として頻繁に物語に登場するようになったフブキ。
そのルックスや実はかわいい性格もあって着実にヒロインフラグを立てつつあるのですが……いかんせん相手はサイタマ。
フブキは全く相手にされておらず、今のところフラグはバキバキにへし折られ続けています。
「ワンパンマン」地獄のフブキの強さ(技)
B級ながら状況次第でS級にも匹敵する力を持つ超能力者
フブキは「1位」への強烈なこだわりからB級ヒーローに留まっていますが、その実力はもっと上。
本人はA級上位に食い込むことはわけないと自称していますし、ジェノスも初見でA級クラスの実力はあると認めています。
また、超能力者という特性から状況次第ではS級に匹敵する力を発揮できると言われ、ヒーロー協会内部でも高く評価されていました。
ただ、A級1位には実質S級クラスの「アマイマスク」が君臨しているため、フブキは彼を倒して1位になることはできないと判断し、B級に留まっています。
要は純粋な強さではS級の壁は越えられないということ。
しかし、たしかにフブキは単純な戦闘能力ではタツマキやジェノスのようなS級には遠く及びませんが、彼女の本領はそこではありません。
多種多彩な技で的確に味方を援護
フブキの強みは多種多彩な技で的確に状況に対応するサポート能力にあります。
単純な念動力による攻撃だけでなく、バリアを張ったり飛行することも可能。
味方と共闘した際には、超能力でバイタルに干渉して肉体を強化したりコンディションを回復させたりするバッファー的な役割を果たしたこともあります。
彼女がこれまでに使った名前のある技は次の通り。
・地獄嵐……風と瓦礫を操って相手にぶつける。
・念打……念動力をそのままぶつける。
・念動金縛り……まんま念動力による金縛り。
・地獄団子……念動力で瓦礫を操って相手を押し潰す。
・念流廻転嵐……念動力の指向性を操り出力を高める守りの極意。
特に念流廻転嵐はフブキの努力の結晶で、攻撃にも転嫁できる強力な技だったのですが、姉のタツマキは幼い頃からこれを無意識に扱っており……
「ワンパンマン」地獄のフブキの人間関係
実姉・戦慄のタツマキへの屈折した愛情
姉であるタツマキは、S級の中でも突出した力を持つ超能力者で、フブキにとっては全てのコンプレックスの元凶となった存在です。
ただ姉妹仲が悪いかというとそんなことはなく、むしろその逆。
タツマキはフブキを異常なほど溺愛していますし、フブキも姉に劣等感を抱きながらも心の奥底では深い愛情を抱いています。
本当の親を知らず、幼い頃から養父母の元で育ったタツマキとフブキ。
タツマキは妹を守れるのは自分しかいないと考え、幼い頃からフブキに対して過剰なほど過保護に接していました。
フブキが小学生だった頃、彼女は超能力者という理由で周囲からいじめられていましたが、それに激怒したタツマキがフブキの周囲から人を追い払い、フブキは孤独な幼少期を過ごしています。
タツマキの圧倒的な力に劣等感を抱き、反発しているフブキですが、フブキにとってタツマキこそが唯一の肉親であり、心の中心にある存在。
タツマキを超えたいと願うのも、タツマキに認めて欲しい、彼女を支えたいと願う愛情の裏返しなのです。
意外と慕われてるぞ、新旧フブキ組
フブキがB級内部に形成する派閥「フブキ組」は20名以上のB級ヒーローから構成されており、判明している主なメンバーは次の通り。
・B級2位:マツゲ……センター分けの男。
・B級3位:山猿……ケツアゴの大男。
・B級61位:ピコー……ゲーマー。
・B級74位:三節狠のリリー……かわいい女の子。
フブキに対して絶対的な信頼と忠誠を向けており、そのチーム戦術は普通に考えれば立派なもので、災害レベル「鬼」(5段階で上から3番目)にも対処可能となっています。
ただ、実際には災害レベル「竜」(5段階で上から2番目)でも複数対処可能なタツマキに運悪くぶつけられ、フブキ組はあっさり壊滅しましたけど。
しかしそこで終わらないのがフブキ。
彼女は新フブキ組を結成します。メンバーは、
・サイタマ
・ジェノス……S級14位
・キング……S級7位
・バング……S級3位
・ボンブ……バングの兄
……最強ですね。特に一番上。過剰戦力にもほどがある。
まあ、勝手に名乗っているだけですが、メンバーには意外と慕われ、トップとして認められつつあります(サイタマは除く)。
物語が進むにつれてサイタマの登場シーンがどんどん削られていく中、どんどん存在感を増していくフブキ組。
今後の更なる躍進が期待されます。
コメント