今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、パンダと並ぶ出オチキャラ「究極メカ丸(あるてぃめっとめかまる)」について紹介したいと思います。
究極メカ丸は呪術高専京都校所属の人型ロボットとして登場(?)したネタキャラですが、実は遠隔操作で操られた傀儡。本名は「与 幸吉(むた こうきち)」と言います。
その奇妙な存在の成り立ち、そして実は内通者だったメカ丸の裏切りの理由と仲間たち、三輪霞への想いを深掘りさせていただきます。
呪術廻戦、究極メカ丸ってそもそもどんな奴?(ネタバレ注意)
基本プロフィール(本名、声優など)、外見「志々雄(ししお)」様?
誕生日 | 10月4日(享年17歳) |
所属 | 京都府立呪術高等専門学校2年 |
趣味・特技 | 集団行動(メカ丸として) |
好きな食べ物 | 味がしっかりしている物 |
苦手な食べ物 | 生もの |
ストレス | ず~っと |
声優 | 松岡禎丞 |
メカ丸は呪術高専京都校に所属する主人公たちのライバルとして交流戦編から登場したキャラクター。
東京校のパンダと並び、京都はメカだと言わんばかりに何の説明もなくメカメカしく登場した、呪術廻戦の誇る二大出オチキャラです。
当然ただのメカではなく、実は人間が呪術で操る傀儡であることがパンダとの戦いの中で明かされています。
究極メカ丸というのは、子供の頃に見たアニメから付けた仮の名前で当然本名ではないのですが、基本的に誰も本名の「与幸吉」では呼びません。
では何故本体は人前に出てこないのか。
実はメカ丸は天与呪縛(詳細は後述)により、生まれながらに右腕と膝から下の肉体、そして腰から下の感覚がなく、肌は月明かりでも焼かれるほど脆いというハンディキャップを背負っており、人前に出たくとも出てこれないのです。
外見は包帯塗れで、某流浪人の「志々雄(ししお)」様とそっくりと言われていましたが、そんな生易しいものじゃありません。
そのため、生身で仲間たちと共に過ごすことに強い憧れを抱いており、呪骸であるパンダがそれを為していることに嫉妬と怒りを露にする場面も。
そしてそんな純粋な願いを、敵に利用されてしまうことになるのです。
その強さ、術式:傀儡操術と天与呪縛
メカ丸は2年生にして既に準1級術師。学生ではトップクラスの実力者です。
その根幹を成しているのが彼にかかった天与呪縛の存在です。
メカ丸は肉体的なハンディキャップの代償として、実力以上の呪力出力と広大な術式範囲を獲得しています(呪力と引き換えに超人的な身体能力を持つ、真希の逆パターンですね)。
術式:傀儡操術(かいらいそうじゅつ)
緻密な操作が可能な高性能傀儡を呪力で操作する。
本体と傀儡は視覚や聴覚を共有でき、会話も可能。
本来、このような高性能の傀儡を操るには術師本体が傀儡の傍にいる必要があるが、与幸吉は天与呪縛により広大な術式範囲を確保したままこれを可能としている。
術式自体は比較的ポピュラーですが、天与呪縛があるため国内ならどこでも傀儡を操作することが可能となっているわけですね。
メカ丸以外にも小型の傀儡は存在しますから、それらを使えば偵察などもおてのものです。
ちなみにメカ丸の技は「刀源解放(ソードオプション)」「推力加算(ブーストオン)」「絶技抉剔(ウルトラスピン)」「剣山盾(ウルトラシールド)」「大祓砲(ウルトラキャノン)」などなど、非常に少年心くすぐる名前が付けられています。
更に、メカ丸には本体が傀儡に乗り込むことを前提とした巨大メカモードが存在します。
究極メカ丸絶対形態(アルティメットメカマルアブソリュートモード)
装甲傀儡究極メカ丸試作0号
これはメカ丸が天与呪縛のハンディキャップを解消した後に見せる最期の姿であり、本体が天与呪縛で縛られていた年月を呪力としてチャージし、それを燃料とした必殺技を放つことが可能です。
その勇姿は……是非、実際にご自分の目でご覧になってください。
呪術廻戦、究極メカ丸は内通者、その裏切りの理由は?
さて、本編ではメカ丸は実は呪詛師側に情報を流す内通者の一人であることが明かされています。
非常に京都校の仲間たちのことを大切に思っていたメカ丸。彼が何故仲間の情報を敵に流すようなことをしたのでしょうか?
メカ丸は普通の肉体を手に入れて、仲間たちと過ごしたいと強く願っていました。
その心の隙をついたのが呪詛師、偽夏油(加茂憲倫)と、特級呪霊の真人です。
呪詛師たちは、真人の術式で与幸吉としての肉体を健康な普通なものに戻す代わりに、内通者となるよう持ち掛けました。
恐らくメカ丸にとっても苦渋の決断だったでしょう。京都校の者に危害を加えないという条件付きで、内通者となることを応諾します。
しかしそんな関係が上手くいくはずもありません。
交流戦編で京都校のメンバーに被害が出たことを切っ掛けに、彼らの協力関係は決裂することになるのです。
呪術廻戦、究極メカ丸の最期(真人と戦い死亡)と三輪への想い
呪詛師側との関係は決裂し、彼らはついに敵対します。
ただ、互いに縛りを結んでいたため、最終的に敵対する前に、メカ丸は真人の術式により健康な肉体を手に入れました(上のそれが与幸吉本来の姿です)。
互いに最後は敵対することが分かっていた関係、メカ丸は巨大ロボ「究極メカ丸絶対形態」に乗り込み真人と戦います。
主人公の虎杖のような例外を除いて普通の手段ではダメージを与えられない真人に対し、メカ丸は蓄えた17年分の呪力と簡易領域を駆使して対抗しますが、力及ばず真人に殺されてしまいます。
その後、万が一に備えて残しておいた記憶媒体、ミニメカ丸が渋谷事変で虎杖たちを助けることとなるのですが、同時にミニメカ丸は京都校との仲間、三輪霞へ最期の別れを告げていました。
「大好きな人がいたんだ」
「どんな世界になろうと俺が側で守ればいいと思っていた」
「その人が守られたいのは俺じゃなかったのかもしれないのに」
「三輪、幸せになってくれ」
「どんな形であれお前がオマエが幸せなら」
「俺の願いはかなったも同然だ」
最期の別れは必見ですので、是非実際にご一読を。
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