今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」から、辺境最高の一党を率いる「重戦士」について解説していきたいと思います。
重戦士は主人公のゴブリンスレイヤーと同じ辺境の街を活動拠点とする銀等級冒険者。
”辺境最高”と評される一党を率いるリーダーで、戦いにおいては大物食いを本分とする大剣使いの優秀な戦士です。
一方、戦いでは頼りになるものの、色恋にはかなり奥手なヘタレな重戦士。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、その過去を中心に解説してまいります。
なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。
「ゴブリンスレイヤー」重戦士のプロフィール
基本プロフィール(名前、声優など)
重戦士とは主人公のゴブリンスレイヤーらと同じ辺境の街を活動拠点とする冒険者の一人。
この作品では登場人物たちが固有名でなく役割で呼ばれるため、作中では重戦士とだけ呼ばれています。
外見は黒髪を短く刈り上げ、頬に傷跡のある偉丈夫。
”辺境最高”と評される一党を率いるリーダーで、戦いにおいては重い鎧を纏い両手持ちの大剣を振るう、その名の通りの重戦士です。
性格は豪快ではあるものの粗暴ではなく、むしろアクの強いメインキャラクターの中では落ち着いた常識人。
声優は濱野大輝さんが担当しています。
元ネタはベルセルクのガッツ
ゴブリンスレイヤーは元々やる夫板AAで展開されていた物語であり、その際重戦士にはベルセルクのガッツが配役されていました。
見た目や戦い方もそうですが、一党内でリーダーにも関わらず微妙に立場の弱いあたりが、ガッツに似通っていますね。
なお、重戦士一党のメンバーは基本的にベルセルクのキャラクターが元ネタになっています(女騎士だけはFFTのアグリアス)。
「ゴブリンスレイヤー」重戦士の強さ
巨大な両手剣を振るう銀等級冒険者
重戦士はゴブリンスレイヤーや槍使いらと同じ銀等級の冒険者です。
冒険者たちはその実績に応じて十段階に等級が区分けされており、銀等級はその上から三番目。
第一位の白金等級は勇者専用の等級で、第二位の金等級は剣の乙女のような国家レベルの英雄に与えられる等級ですから、銀等級は事実上の在野最高位の等級です。
重戦士の戦闘スタイルは重い鎧を着こみ、巨大な両手持ちの大剣を振るう典型的なパワーファイター。
どちらかと言えば防御よりも攻撃重視。
とにかく先に敵に強力な一撃を当てて倒してしまおうという分かりやすい戦い方です。
大剣は攻撃力は高いものの技巧に長けた敵には回避されやすいため、対人戦よりも対モンスター、大物食いに向いたスタイルと言えるでしょう。
HFOだが柔軟な思考の持ち主
重戦士は戦士以外の技能を持たない典型的なHFO(※)。
戦いにおいては基本近づいて殴る以外の行動をとれません。
しかし彼は決して脳筋ではなく柔軟な思考を持つ優秀な指揮官。
冒険においては傷薬や解毒薬の準備を怠らず、仲間に的確な指示を出して、何度もパーティーの窮地を救っています。
またマジックアイテムや筋力増強の薬などを状況に応じ使いこなし、冒険を有利に進めることも得意としているようです。
この冒険においてはゴブリンスレイヤーと似通った思考の持ち主と言えそうですね。
(※)HFOとは「Human Fighter Otoko」の頭文字をとったTRPG用語で、特殊な能力やスキルを持たず、魔法も使えず、女の子のようにチヤホヤされることもない地味な専業戦士を指す言葉。
「ゴブリンスレイヤー」重戦士と辺境最高の一党
重戦士は辺境最高と評される一党のリーダーです。
そのメンバーは以下の通り。
女騎士
重戦士の相棒で銀等級の冒険者。
一党のタンク役で至高神の奇跡も授かっている。
重戦士に好意を寄せており、本人は隠しているつもりだが重戦士も含め周囲にはバレバレ。
半森人の軽戦士
ハーフエルフの礼儀正しい青年。
一党の会計役で苦労人で浮名を流しているという設定だが一番影が薄い。
少年斥候
未熟で年若い斥候役。
5年前の一党結成当時からパーティーを組んでおり、当時は年齢を誤魔化してギルドに登録した模様。
5年も冒険者をしていて未だ未熟者なのは、原作者曰く「中の人が忙しくて、なかなか卓に参加できなかったんじゃね?」とのこと。
圃人の少女巫術師
圃人(レーア)の未熟な巫術師(ドルイド)。
しっかり者で少年斥候を尻に敷いている。
見た目は少女だが、圃人(レーア)の成人年齢は30歳からなので重戦士たちより年上。
5年も冒険者をしていて未だ未熟者なのは~(以下略)。
辺境最高の一党と言いつつ、明確にすごいのは重戦士と女騎士だけ、5人中2人はまだまだ未熟者なんですね。
なお、重戦士は女騎士の好意に気づいているものの、根がヘタレで奥手なため、ただただ困って気づかないふりをしています。
「ゴブリンスレイヤー」重戦士の過去(故郷)
重戦士が冒険者になった切っ掛けは、片思いしていた故郷の女の子(=配役:キャスカ)が親友(=配役:グリフィス)と結婚してしまい、いたたまれなくなって故郷を飛び出したというもの。
重戦士は女の子に想いを伝えることもできなかったそうです。
ヘタレというっか、ガッツっぽいというか……
ちなみに冒険者になってしばらくした頃、重戦士の故郷の村がゴブリンに襲われたことがあり、その時村を救ってくれたのがゴブリンスレイヤー。
その為、重戦士は口には出さずともずっとゴブリンスレイヤーに感謝していたようです。
……まあ、キャスカとグリフィス(配役)がいる村ならゴブリンぐらい簡単に蹴散らしてしまいそうな気がしなくもないけど。
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