今回はメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」を生み出した原作者「蝸牛くも(かぎゅうくも)」先生について解説していきたいと思います。
蝸牛くも先生は元々やる夫スレでAA作品などを公開していた作家さん。
周囲の勧めで小説大賞に応募し、最終選考に残ったことが切っ掛けでゴブリンスレイヤーで商業作家デビューしました。
時代に逆行するかのようなオールドタイプRPGの系譜を継ぐ蝸牛くも先生。
本記事ではそんな先生のプロフィールや素顔、過去のインタビュー記事などを中心に紹介してまいります。
なお、ゴブリンスレイヤー(主人公)と物語の舞台となる四方世界の紹介記事もありますので、興味のある方はこちらも読んでやってください。
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くものプロフィール
基本プロフィール(年齢、性別、出身地など)
性別 | 男 |
年齢 | 不明(2018年時点でギリ20代) |
誕生日 | 不明 |
出身地 | 不明(転勤族) |
蝸牛くも先生は今や小説だけでなくコミカライズ、アニメ、映画、TRPG、アプリゲーム、パチンコまでメディア展開が進む大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の作者。
詳細なプロフィールは非公開とされてらっしゃいますが、性別は男。
年齢は2018年のインタビュー(後述)時点でギリ20代と発言されていました。
ただ会った方の印象では絶対20代には見えない貫禄のある方なのだとか。
出身地も不明ですが、子供の頃は親の仕事の都合で全国各地を転々としており、地方で過ごすことが多かったそうです。
作家としての経歴(書籍)
蝸牛くも先生は元々2012年10月からやる夫スレを作成し、その中で「ゴブリンスレイヤー」を含めた様々なAA作品などを公開されていました。
その後、周囲からの勧めで小説版に直した「ゴブリンスレイヤー」を富士見ファンタジア大賞に応募したものの三次選考で落選。
ただそのさらに後、「天下一蹴 氏真無用剣」という時代小説がGA文庫大賞の最終選考まで残り、それが切っ掛けで編集者の目に留まることになります。
その編集さんが「ゴブリンスレイヤー」の小説版に目を付け、2016年2月に「ゴブリンスレイヤー」がGA文庫から刊行され商業デビュー。
「ゴブリンスレイヤー」はまたたく間にメディア展開が進み、蝸牛くも先生は押しも押されぬ大人気ラノベ作家として知られるようになりました。
先生はゴブリンスレイヤーの他にもウィザードリィの世界を描いた「ブレイド&バスタード」や「モスクワ2160」などを執筆しています。
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くもとやる夫スレ
蝸牛くも先生は現在でもやる夫スレを公開してらっしゃいます。
「ゴブリンスレイヤー」だけでなくアメコミやオールドタイプのTRPGなどを元ネタに長編から短編・中編まで色んな作品を気ままに作っている印象ですね。
元々はやる夫板のシェルターで活動されていましたが、創作仲間のばくだんいわ氏とシェルター管理人のトラブルを切っ掛けにBULKやる夫板へと活動の場を移しています。
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くもの素顔
蝸牛くも先生は顔出しをしておらず、その素顔については今のところ不明。
後述する対談インタビューでも写真はあるのですが、デッドプールの覆面を被った上でモザイクを入れるという徹底っぷりです(むしろそのモザイクに意味はあるのか?)。
ただその身体や指などはしっかり写真に写っており、そこからすると蝸牛くも先生はかなり恰幅の良い男性である模様。
スーツの下が筋肉なのか脂肪なのかは不明ですが(指がまるまるしてるので多分脂肪)、デッドプールの覆面もあってまるきり覆面レスラーのようだとファンの間で話題になっていました。
「ゴブリンスレイヤー」蝸牛くものインタビュー
SNE安田均社長との対談
蝸牛くも先生は2018年の「ゴブリンスレイヤー」アニメ化直前に、グループSNE代表の安田均社長と対談を行っています。
グループSNEはソードワールドなどのTRPGを世に送り出した創作集団。
ちょうどこの時、ゴブリンスレイヤーTRPGの製作をグループSNEが手掛けている最中だったということもあっての対談だったようです。
蝸牛くも先生が初めにゲームに触れるきっかけになったのがグループSNE発のソードワールドRPGリプレイだったこともあり、まさにそこに携わっていた安田社長とは非常に話が合っていましたね。
そして初めて買ったTRPGもグループSNEの「ロードス島RPG」。
ある意味で安田社長は蝸牛くも先生の源流とも呼べる存在だったようです。
オールドTRPGプレイヤーの潮流
この他にもシャドウランやD&DなどオールドタイプのRPGに触れてきた蝸牛くも先生でしたが、意外にも学生時代はあまりTRPGをプレイすることができなかったそうです。
TRPGは一人ではできませんから、転校が多かった先生には手が出ない分野。
オンラインセッションが普及するまでひたすらゲームブックで遊んでいたのだとか。
ゴブリンスレイヤーにはそうした時期の妄想みたいなものが色々つぎ込まれているようで、アナログゲームらしいダイス目に頼らない自由な発想というのはこの頃に育まれたようです。
蝸牛くも先生は対談の中でソードワールドRPGの伝説のリプレイ「バブリーズ」に触れており(無茶苦茶やりすぎて後にゲームルールを修正させた公式リプレイ)、分かる人間にしか分からない話題で盛り上がっていましたね。
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