「ゴブリンスレイヤー」冒険者の等級一覧(序列)~金等級の剣の乙女、白金等級の勇者ってどれぐらいすごいの?~


 今回は大人気作品「ゴブリンスレイヤー」において、冒険者たちに与えられている「等級」について解説していきたいと思います。

 作中では色んな等級が出てきますが、具体的にどんな種類があるのか、どういう意味を持っているのか、一覧形式で説明してまいります。
 そして、上位の等級、それらを与えられている剣の乙女や勇者と呼ばれる存在がどれほどすごい存在なのかについても、併せて語っていきましょう。

「ゴブリンスレイヤー」冒険者の等級一覧(序列)

全10段階の冒険者の等級(種類)

 ゴブリンスレイヤーの世界で冒険者に与えられる等級は次の10種類です。

序列等級補足
第1位白金等級勇者
第2位金等級英雄
第3位銀等級一流・在野最高位
第4位銅等級熟練冒険者
第5位紅玉等級中堅冒険者
第6位翠玉等級
第7位青玉等級
第8位鋼鉄等級初心者・下級冒険者
第9位黒曜等級
第10位白磁等級

 冒険者になると初めは第10位の白磁等級となり、実績を積んでいくことで徐々に上位の等級へ昇級していくことになります。

 ただ第1位の白金等級は勇者と呼ばれる特殊な存在にのみ与えられる等級ですから、昇級によって得られる最上位は第2位の金等級。

 まあ、それにしたって一般の冒険者には決して与えられない等級なんですが(詳細は後述)。

その役割、昇級の方法は?

 冒険者たちはギルドから、それぞれの等級の素材で出来たペンダントを渡されます。

 これは冒険者の等級を一目で分かるようにするものであると同時に、身分証明書でもあります。
 要は、死んだ時に遺体の身元確認がすぐにできるように、ってことですね。

 等級は冒険者に対するギルドからの評価であり信用度。
 これが高いほど、冒険者は受けることができる依頼の幅が広がっていきますし、依頼内容によっては報酬も上がっていきます。

 冒険者たちも、より上位の等級を目指して活動することになるのですが、昇級はそれほど簡単ではありません。

 昇級の基準は達成した依頼の評価、社会的貢献度と報酬の総額です。
 依頼達成数や達成率、依頼主からの評価などに問題がないようであれば、ギルドはその冒険者の昇級審査に入ります。

 審査の内容は人それぞれですが、面接による人格面の審査、審査官が依頼に同行しての能力審査などが一般的です。

 ここで重視されるのは人格面の審査。
 いくら能力が高くても人格面に問題のある冒険者を昇級させては、ギルドの信用に関わりますからね。

 単純に強ければ(LVが高ければ)良いというものではないのです。

 能力面については依頼の達成状況で通常は証明されていますから、下位の冒険者が上位の冒険者に寄生して実績を積んでいるといった疑いがある場合に改めて審査されるケースが多いようです。

 ちなみに、冒険者の中には審査内容を不服として暴力的な手段に訴える者もいますから、審査の際には信用のおける高位の冒険者が立ち会うことが一般的です。


主人公「ゴブリンスレイヤー」の等級「銀等級」とは?

銀等級は事実上の在野最上位

 では、「ゴブリンスレイヤー」の主人公、ゴブレインスレイヤー(ややこしいですね)の等級、銀等級とはどれぐらい凄いものなのでしょうか?

 銀等級は在野の冒険者が上り詰めることができる最上位の等級です。

 作中でこの等級に位置しているのは、「辺境最優」のゴブリンスレイヤーと、その一党の妖精弓手鉱人道士蜥蜴僧侶、「辺境最強」の槍使いとその相棒の魔女、「辺境最高」の一党を率いる重戦士女騎士ですね(結構多いな)。

 これより上の等級というのは、一般的なギルドの昇級プロセスで上がれるものではなく、国家レベルの特別な功績が必要になります。

 ついでに言うならば、そうした冒険者は国家の紐付きとなってしまいますので、もはや自由な冒険者稼業とはいかなくなってしまうのです(まあ、中には身分を隠して好き勝手している連中もいますけど)。

「等級」と「実力」はイコールではない

 この冒険者としての「等級」と「実力」はイコールではありません

 この場合の「実力」とはゲーム的に言うとLVと考えていただければイメージしやすいと思います。

 冒険者は達成した依頼の評価により昇級します。
 ゴブリンスレイヤーはゴブリンばかりを狩り続けて評価を高めた特殊な冒険者ですから、実は戦士としてのスキル、LVはそれほど高くありません。

 作中では中堅どころの「翠玉等級」相当と評されていましたね。

 例えば「辺境最強」の槍使いと戦えば、手も足も出ずに敗北してしまうのではないでしょうか。

 ただし、これはゴブリンスレイヤーが冒険者として劣っているという意味ではなく、あくまで役割、専門の違いです。

 どれほど高位の冒険者であっても、ゴブリンスレイヤーほど的確にゴブリンを狩れるものはいません。
 そして、ゴブリンの被害が絶えることのないこの世界において、それは何物にも代えがたい能力なのです。


金等級の剣の乙女、白金等級の勇者ってどれだけすごいの?

剣の乙女の金等級とは国家レベルの英雄に与えられる称号

 作中で剣の乙女が与えられている金等級とは、具体的にどれほど凄いものなのでしょう。

 そもそも剣の乙女とは、六人の英雄(オールスターズ)と呼ばれ、10年前に「死の迷宮」に挑み魔神王を倒した冒険者一党の一人です(どっかの「ロー〇ス島伝説」みたいですね)。

 魔神王は幾度となく現れ、その度に勇者と呼ばれる存在に倒されてきましたが、その当時は勇者が永らく現れることなく、世界は絶望に満ちていました。

 そんな中、ごく普通の冒険者の中から現れ、魔神王を倒すことに成功したのが剣の乙女たちです。

 ちなみにゲーム的(TRPG)的に言うと、冒険者LVは10が最高なのですが、魔神王のLVはなんと15。

 最高レベルの冒険者が、考え得る最高の装備を固めて挑んでも手も足も出ないのが魔神王なんです。

 というか魔神王、LV10以下の存在は問答無用で即死させる能力を持っているんですよね。

 (どうやって倒したかは別にして)そんな魔神王を倒した剣の乙女たちはまさしく英雄。

 金等級とはこうした偉業を成し遂げた英雄に与えられる称号なのです。

 まあ、とは言っても剣の乙女たちは金等級の中でも最上位。

 そこまでの偉業を成し遂げなくとも、銀等級の冒険者の中からどこかの国に所属することを選び、金等級となった冒険者というのも普通に存在すると考えられます。

「白金等級」=「勇者」とは文字通りの規格外

 そして普通の冒険者では決して至ることのできない等級が白金等級です。

 これはどれほどの偉業を成し遂げ国家に忠誠を誓おうと、決して常人がなることはできません。

 白金等級とはつまり「勇者」専用の等級なのです。

 勇者とは史上数人しか存在しない規格外の存在。
 常人とは全く違う法則で生み出されています(原作者直々に「システムが違う」と明言)。

 今代の勇者は聖剣を持つ黒髪の少女で、魔神王を倒した功績を以って白金等級になりました。

 そして彼女もただ勇者というだけ、魔神王を倒しただけで白金等級になったわけではなく、国王によって人格面も問題なしと判断された上で白金等級となっています。

 冒険者にとってはやっぱり一番大切なのは信用。
 そこは勇者であろうと違いはないわけですね。

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