今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、異端児(ゼノス)の穏健派リーダー「リド」について解説します。
リドはモンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児(ゼノス)」と呼ばれる存在の一人。
蜥蜴人(リザードマン)の異端児で見た目はやや厳ついものの、人間に対して非常に友好的でとっつきやすいキャラクターをしています。
本記事ではリドのプロフィールや強さ、作中での活躍やベルとの関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」リドのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
リドは第三部から登場した蜥蜴人(リザードマン)の異端児(ゼノス)です。
緋色の鱗を持つ蜥蜴人(リザードマン)の男性で年齢は20歳。
異端児は女性は人間よりの美しい容姿をしていることが多いですが、リドの場合はまんまファンタジーの蜥蜴人(リザードマン)ですね。
厳つい見た目ですが性格は極めて陽気で人類に対して友好的。
流暢に人の言葉を話すことができ、気に入った人間のことは「〇〇っち(ベルっち等)」と呼びます。
声優は水中雅章さんが担当。
異端児(ゼノス)を率いる穏健派のリーダー
そもそも異端児(ゼノス)とは人の心と知性を持つモンスターの中に生まれたイレギュラーです。
その種族は竜女やセイレーン、ガーゴイルなどバラバラ。
神々にとっても全くの未知であり、その存在を知る者はウラノスやガネーシャ、ヘルメスなどごく一部となっています。
リドはその異端児のリーダーであり、人類との共存を望む穏健派の筆頭。
異端児たちの中には前世の記憶を持っているものがおり、リドはいつか地上に出て記憶の中にある日の出の景色を自身の目で見たいという夢を持っています。
ベルたち「ヘスティア・ファミリア」がウィーネを連れてダンジョンにやってきた際には、彼らを試すために戦闘をしかけていましたが、ベルたちがウィーネを庇ったのを見て以降は共存の希望として彼らに期待しています。
「ダンまち」リドの強さ(レベル)
LV5相当の実力を持つ異端児最強(ただし新人は除く)
リドはLV5の第一級冒険者に相当する実力者であり、長らく異端児(ゼノス)の中でも最強の座に君臨してきた戦士。
特別な能力こそ有していませんが、冒険者が落とした長直刀と曲刀、鉄の胸当てを装備し、長年実戦で磨いてきた剣技を駆使して戦います。
LV5相当とはいっても、イケロス・ファミリアのディックス(LV5)相手にベルとの連携で勝利を収めているところを見ると、スキルや才能に恵まれたLV5上位には及ばない模様。
また最近は黒い牡牛の新人(LV7相当)により異端児最強の座から追いやられ、悔しい想いをしているようです。
しかもその後、もっと危ない厄災が異端児入りしていて……
指揮能力もそれなりに……
リドは作中で能力の戦い方もバラバラな異端児たちを指揮統率しており、一般的なそれとは異なるでしょうが、指揮能力もそれなりにあるものと考えられます。
クノッソス攻略戦では「ロキ・ファミリア」と共闘。
人間たちとは別部隊でしたが、モンスターを生み出す簡易苗花や精霊の分身(デミ・スピリット)の討伐に参加し、見事役割を果たし貢献していました。
「ダンまち」リドの活躍(作中行動)
リドの初登場は第三部の異端児編。
異端児のウィーネを連れて迷宮を訪れたベルたちの前に、他の異端児たちとともに現れました。
当初は警戒し、ベルたちを試すような行動をとっていましたが、すぐにベルたちを信用し、仲間たちと共に盛大にもてなすことに。
宴席ではベルたちに人類との共存の夢を語っていました。
しかしその後、イケロス・ファミリアにより仲間が拉致・殺害されたことで異端児たちは人類に対して激怒。
リド自身、仲間を殺されたことへの怒りがあったため仲間たちを止めきれず、ともにリヴィラの街を襲撃してしまいます。
そこで再会したベルに対しても、もう共存は不可能だと拒絶するリド。
しかしその後、リドがイケロス・ファミリアのディックスの呪詛により錯乱状態にされていた時、ベルの「誰かを救うことに、人も『怪物』も関係ない」という言葉で我に返り、共にディックスを撃破。
人々に避難されると承知の上で自分たちを庇ってくれたベルの姿に再び希望を取り戻します。
以降は再び迷宮に戻って活動。
ロキ・ファミリアの要請に応じてクノッソス攻略戦に参加したり、遭難したベルの救出に向かったりと、様々なシーンで冒険者を手助けしてくれています。
「ダンまち」リドとベル・クラネル
リドはベルに異端児と人類との共存の希望を見ており、人々の非難を承知で自分たちを庇ってくれたことに深い感謝を抱いています。
ベルが切っ掛けとなってヘスティア・ファミリアやロキ・ファミリアなど、徐々に自分たちが受け入れてくれる存在が増えつつある現状は、リドにとって非常に喜ばしいこと。
ただその反面、リドはベルに対して負担や迷惑をかけているという自覚があり、非常に申し訳なく思っています。
だからこそ、ベルが迷宮内で遭難した時には積極的に救助に向かうなど、彼の助けになりたいと強く願っているリド。
まだまだ恩を返せたとは言えない状況ですから、今後もリドたちはベルの迷宮攻略において大きな助けになってくれそうです。
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