「ダンダダン」バモラ~かわいい怪獣スーツ美少女、その正体とお母さん、使う言葉はウガリット文字(翻訳)~

 今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、怪獣スーツの美少女「バモラ」について解説します。

 バモラは謎の怪獣スーツを着て現れた美少女。

 育てのお母さんから強い男と恋をして結婚するよう言われており、オカルンが自分を倒したと誤解して彼に求婚することになります。

 一時期はスパイ疑惑もかけられていたバモラ。

 本記事ではそんな彼女のプロフィールや正体(過去)、お母さんの存在などを中心に解説してまいります。

「ダンダダン」バモラのプロフィール

引用元:林士平

基本プロフィール

 バモラは怪獣スーツを着て現れた謎の美少女。

 奪われたオカルン(高倉健)のゴールデンボールを探している最中に遭遇しました。

 怪獣スーツの中身は金髪ショートカットの正統派美少女。

 性格は純粋無垢で健気、食欲旺盛なところが星子に気に入られ(留学生と誤解され)、モモ(綾瀬桃)の家にホームステイすることになります。

 ピラミッドを通じて別の星からやってきた宇宙人であり、一時期は外宇宙の侵略者の仲間でスパイではないかとの疑惑がかけられていましたが、後に疑惑が解かれ、オカルンたちの仲間に加わりました。

使っている言葉はウガリット文字(楔形文字)

 バモラは宇宙人なので言葉が通じません。

 シャコ星人の持っていた翻訳機(ヒゲ眼鏡)で、バモラが話す言葉は日本語に変換可能ですが、オカルンたちの話す言葉はバモラには伝わっていません。

 ただ彼女が使っている言語は実はウガリット文字と呼ばれる紀元前1500年前ごろに使われていた楔形文字の一種。

 表音文字なので、アルファベット変換すれば普通に翻訳可能となっています。

 なお、詳しくは後述しますがバモラが古代メソポタミアで使われていた言語を使っていたことにはきちんとした理由が存在します。


「ダンダダン」バモラの能力(スーツ)

 バモラは身体能力的には普通の人間と変わりませんが、特殊な怪獣スーツを身に纏って戦います。

 スーツは身体能力を底上げし、巨大化するだけでなく、セルポ成人のように外界から隔絶された異空間を作り出すこともできるようです。

 スーツにはこのほかにも光学迷彩機能があり、透明化することも可能。

 ただ光学迷彩は多数の目がある状況では正確には働かず、うっすら影が現れるという弱点があります。

 また作中ではモモの制服を読み取ってコピーすると言った芸当も見せており、まだまだこの怪獣スーツには機能が隠されていそうです。

 オカルンのゴールデンボールに似たモノがエネルギー源として使われていますが、オカルンのそれとはまったくの別物です。

「ダンダダン」バモラとオカルン(高倉健)

 登場当初怪獣スーツを身に纏い、オカルンたちと戦ったバモラ。

 バモラはオカルンたちに倒された後、その中身が美少女であったことが判明。

 彼女がオカルンたちと戦ったのは強い結婚相手を探すためであり、オカルンが自分を倒したと勘違いしたバモラはオカルンにキスをし、求婚することに。

 この時点でオカルンとモモは付き合ってこそいなかったものの両想いだったため、オカルンはそれを断りますが、当然モモはヤキモキ。

 二人の関係に一石を投じることになります。

 ちなみにバモラがオカルンに求婚したのは、後述するお母さんの遺言を果たすためであり、オカルンに恋愛感情は有りません(男のいない環境で育ったので、そうした概念を理解しているかも怪しい)。


「ダンダダン」バモラの正体

 バモラの正体は外宇宙の移住した古代シュメール人の末裔。

 神話では彼らは「イデア」と呼ばれる第二の故郷(多分、地球のこと)からピラミッドを使ってワープし、外宇宙の星へと移住したと伝わっています。

 バモラたちシュメール人は壁画に描かれた怪獣を神様として崇め、平和に暮らしていましたが、ある時、深淵の者(クル)と呼ばれる者たちの侵略を受けて絶滅寸前の状態に。

 侵略者たちの本体は弱々しい軟体生物ですが、人間を食べてスーツ(武器)を生み出すビッグママと呼ばれる個体が作り出したスーツを身に纏うことで強力な戦闘力を有していました。

 シュメール人たちのほとんどがビッグママに食べられ、深淵の者のスーツに変えられてしまいます。

 そして実はバモラが着るスーツもビッグママに食べられたシュメール人の成れの果て。

 スーツが怪獣の姿をしているのは、シュメール人が神様に助けを求めて死んだからだと言われています。

「ダンダダン」バモラとお母さん(過去)

 元々バモラは深淵の者(クル)の侵略を受け、孤児となった少女。

 バンガという名のおばさんに引き取られ、バンガをお母さんと呼んで育ちました。

 トメ、アジャといった他のおばさんたちも一緒にいましたが、バモラがお母さんと呼ぶのはバンガだけでした。

 バンガは侵略を受ける前は王宮で料理人をしていたと発言しており、シュメール人が侵略を受けたのは比較的最近のことであることが分かります。

 ある時、バンガたちシュメール人の生き残りは敵の罠にかかって壊滅状態に。

 絶望し、自死を選ぼうとするバンガたちでしたが、死ぬ直前に自分たちがピラミッドを通じてこの星に移ってきたという神話を思い出します。

 ピラミッドを使えば逃げることができるかもしれない。

 そう考えたバンガはバモラたちを連れて、敵に占拠したピラミッドに攻め込み、ピラミッドの最奥に入り込むことに成功。

 しかしワープ装置は見つけたものの、エネルギー残量は少なくワープできるのは一人だけ。

 バンガは偶然手に入れた怪獣スーツをバモラに渡し、ワープ装置でバモラを地球に送り込んだのでした。

 新しい惑星で新しく人生を始めて、沢山恋をして結婚しろ。

 一緒になるなら優しくて強い男がいい。

 強い子供を産んでシュメールの血を後世につないでくれ。

 愛してるぜ。

 そう、言い残して。

【まとめ】「ダンダダン」キャラクター一覧

 



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