今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、大蛇信仰の正体「モンゴリアンデスワーム」について解説します。
モンゴリアンデスワームとは、邪視編で登場した鬼頭家が信仰する大蛇(蛇神)の正体。
実際には神でも何でもない巨大食人ミミズのUMAでした。
ただ巨大なだけでなく様々な能力を持つ強敵だったモンゴリアンデスワーム。
本記事ではそんなUMAの概要や強さ(能力)、元ネタや登場話を中心に解説してまいります。
「ダンダダン」モンゴリアンデスワームとは?
引用元:『ダンダダン』人気投票
モンゴリアンデスワームとは邪視編で登場した温泉地帯・大蛇町を牛耳る地主・鬼頭家が信仰する大蛇様(蛇神)の正体。
オカルン曰く、本来はゴビ砂漠などに生息している体長1.5~2mほどの巨大食人ミミズのUMAだそうです。
ただ作中で登場したモンゴリアンデスワームは、温泉街の地下で鬼頭ナキたちによって200年間生贄を捧げられた結果、数千メートル級の体長を持つ巨体へと成長していました。
ターボババアは”くらがり”と呼んでいましたが、これは”くらがり淵の大蛇”など、人目につかない暗がりに住む妖怪のことを指す言葉ではと思われます。
ちなみに知能はとても低く、敵味方の区別はほとんどつきません。
「ダンダダン」モンゴリアンデスワームと鬼頭家
引用元:『ダンダダン』人気投票
鬼頭家が牛耳る大蛇町では大蛇信仰が存在し、地中に潜む大蛇が暴れることで火山が噴火すると信じられていました。
鬼頭家は火山を鎮めるためという名目で大蛇に生贄を捧げてきた一族。
邪視もそうして捧げられた子供が妖怪化したものです。
一見すると鬼頭家は迷信を信じた狂った一族に見えますが、実は彼らの正体は人間ではなく地底人。
彼らは単に火山の噴火を鎮めるために生贄を捧げていたわけではなく、大蛇(=モンゴリアンデスワーム)を兵器か何かに利用するために、育てていたことが判明しています。
「ダンダダン」モンゴリアンデスワームの強さ(能力)
モンゴリアンデスワームは知能こそ低いものの、作中でもトップクラスの強さを持つ怪物です。
体長数千メートル級の巨体はそれだけで脅威であり、体当たりをするだけで大抵の相手はペチャンコ。
また再生能力もすさまじく、知能が低いこともあって頭を潰されてもすぐに再生してしまいます。
これに加えて多数の生贄を捧げた影響か、自殺念波や電撃、毒液(霧)、粘着液を操る能力まで持っており、厄介なことこの上ありません。
そんなモンゴリアンデスワームの唯一の弱点は太陽光。
細菌と共生している影響で紫外線にはとても弱く、太陽光を浴びるとあっという間に干からびてしまいます。
「ダンダダン」モンゴリアンデスワームの元ネタ
モンゴリアンデスワームの元ネタは、前述した通りゴビ砂漠に生息しているとされている巨大なミミズやイモムシのUMAです。
牛の腸に似ていることから現地ではオルゴイホルホイとも呼ばれていますが、捕獲例や撮影例は確認されていません。
ただ現地では古くから実在が信じられており、数々の目撃談が伝えられているそうです。
毒液を操り、触れた者に電撃のような刺激を与える性質を持つということで、本編に登場するモンゴリアンデスワームの電撃と毒液はこれが元ネタと思われます。
「ダンダダン」モンゴリアンデスワームの登場話
邪視編のボスモンスター?(初登場)
モンゴリアンデスワームの初登場は、邪視編36話のラスト。
温泉街の地下で鬼頭家に飼育されたいた巨大な個体が、オカルン、モモ、ジジと鬼頭家の戦いの中で登場し、暴走します。
この時、鬼頭家はモンゴリアンデスワームを全くコントロールできていませんでした。
その後、オカルンが邪視の対処をしている間に、モモがモンゴリアンデスワームを水攻めにして地上に追い出し、太陽光を浴びせて撃破。
とてつもない存在感とスペックを持って登場したモンゴリアンデスワームは意外にもあっさりと死んでしまいました(44~45話)。
196話で子供が再登場
その後、長らく未登場だったモンゴリアンデスワームですが、196話で鬼頭家と共に再登場。
実はモモに倒された個体はいくつも卵を残しており、その内の一つを鬼頭ナキが孵化させ育てていたのです。
かつてほどのサイズはなく(それでも飛行機ぐらいはある)、また人間を生贄に捧げていないため自殺念波や電撃、毒霧は使えませんが、以前より鬼頭ナキの指示を良く聞いており、兵器としては却って優秀になったかもしれません。
ちなみにモンゴリアンデスワームは布団乾燥機で乾燥させるととても小さく縮み、元に戻したい時は水を少し垂らしたら元のサイズに戻るそう……いや、絶対水の量足りないだろ。
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