「ダンダダン」川番河舞(舞ちゃん)~オンブスマンとなって委員長をアイドルにしようとする厄介怨霊~

 今回は「ジャンプ+」で連載中のオカルティックラブコメ「ダンダダン」より、佐脇凛の小学校時代の同級生「川番河 舞(かわばんが まい)」について解説します。

 舞ちゃんはオカルン(高倉健)のクラスの学級委員長・佐脇凛のかつての友人で、事故で亡くなってしまった少女。

 亡くなった際に凛と喧嘩をしており、そのことが心残りとなって悪霊となり、ずっと凛に憑りついていました。

 作中で凛とは和解したものの、凛をアイドルにするという目的のため彼女に憑き纏っている舞ちゃん。

 本記事ではそんな厄介怨霊のプロフィールや過去、その能力(強さ)を中心に解説してまいります。

「ダンダダン」川番河舞(舞ちゃん)のプロフィール

基本プロフィール

 川番河舞(以下、舞ちゃん)は佐脇凛オカルン(高倉健)のクラスの学級委員長)の小学校時代の同級生で、交通事故で亡くなってしまった少女です。

 外見は大きなリボンがトレードマークの可愛らしい少女で、明るくクラスの中心にいるタイプ。

 ダンスが得意で当時アイドルを目指していました。

 根明に見えて実はあまり自分に自信がなく、周囲の期待に応えようとする頑張り屋さんで、周りの少女たちもそんな舞ちゃんに憧れていました。

 しかし彼女はジュニアアイドルのオーディション当日、交通事故で命を落としてしまいます。

未練から怨霊になってしまった少女の霊

 交通事故を起こした際、舞ちゃんは母親と共に佐脇凛を迎えに行く途中でした。

 舞ちゃんと佐脇凛は一緒にジュニアアイドルのオーディションを受ける約束をしていましたが、ヤングケアラーで祖母の世話をしなければならない佐脇凛は直前にオーディションに行けないと言い出します。

 そのことで二人は喧嘩してしまいますが、オーディション当日、舞ちゃんは「凛ちゃんがいないとダメ」だと言い、母親と一緒に佐脇凛を迎えに行くことに。

 その途中で舞ちゃんは母親と共に交通事故で命を落としてしまいました。

 それ以降、未練を残した舞ちゃんは怨霊となってずっと佐脇凛に憑りついていたのです。


「ダンダダン」川番河舞とオンブスマン

オンブスマンとは?

 舞ちゃんは「オンブスマン」と呼ばれる怨霊(妖怪)になってしまっています。

 オンブスマンとは、かつては「子泣きジジイ」などと呼ばれていた存在。

 幼くして亡くなった子供の霊が愛情を求めて人の背中に乗っかってくるのだそうです。

 その霊に愛を持って接していれば成仏させることができますが、遠ざけようとすると憎しみがどんどん膨れ上がり、憑りついた人間を押し潰してしまうのだとか。

 いわゆる「重力」を操る妖怪で、他の妖怪や怨霊を引き寄せて大きくなっていきますが、オンブスマン本人にもそれをコントロールすることはできず、未練と怨念だけが暴走している状態にありました。

守護霊となって委員長に憑りつく

 佐脇凛と和解した(後述)舞ちゃんは、成仏することなく守護霊となって引き続き凛に憑りついています。

 見た目は大きく変化して亀と兎が合体したような「さくらももこ風」の怪生物に。

 怨霊だった時は制御不能だった重力を操る能力もある程度コントロールできるようになっています。

 星子からも無害と太鼓判を押されたことで、佐脇凛は舞ちゃんを憑りつかせるがままにしていますが……


「ダンダダン」川番河舞と佐脇凛(委員長)

佐脇凛(委員長)との過去

 生前舞ちゃんは、歌が上手な佐脇凛に一緒にアイドルになろうと声をかけ、彼女たちは友人たちと共にジュニアアイドルのオーディションを受けることを約束します。

 しかしヤングケアラーだった佐脇凛は母親に無理を言うことができず、直前にオーディションをキャンセル。

 佐脇凛の家庭の事情を理解できない舞ちゃんたちは、彼女のことを非難して喧嘩してしまいます。

 オーディション当日、やはり「凛ちゃんがいないとダメ」と言い出した舞ちゃんは、佐脇凛を迎えに行く途中事故で命を落としてしまい、佐脇凛は舞ちゃんがそのことで自分を恨み怨霊になってしまったのだと思っていました。

 しかい舞ちゃんの未練とは、大変な佐脇凛の事情を理解できず、酷いことを言ってしまったこと。

 恨みから憑りついていただけではなく、ずっとそのことを謝りたいと考えていたのです。

凛ちゃんはアイドルになるべき!

 オカルン、モモ、星子、囃子の奮闘もあり、あの時の言葉を謝罪し、和解した舞ちゃんと佐脇凛。

 しかし舞ちゃんは悪霊ではなくなったものの、成仏はしませんでした。

 というのも彼女には「凛がちゃんとアイドルになるのを見届けないとね」という未練があったのです。

 佐脇凛は今はアイドルを目指しておらず、ラノベ作家志望だったのですが、舞ちゃんはそんなことお構いなし。

「そんなの許されないよね」
「絶対歌わなきゃダメよね」
「そうじゃなきゃ存在価値ないよね」

 と強火かつ執念深く佐脇凛をアイドルにしようとしています(和解する前より悪霊っぽい?)。

 158話ではその想いが暴走し、オンブスマンの力で佐脇凛を無理やり歌で重力を操るアイドル(?)に変身させてしまい……

【まとめ】「ダンダダン」キャラクター一覧



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