今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、ファリンに恋する侍「シュロー」について解説します。
シュローは物語の第一話でライオス一党を離れた東方の侍(軽戦士)。
当初はドラゴンに食べられたファリンを見捨てたと思われていましたが、より確実にファリンを救うため実家から援軍を連れてライオスたちとは別にダンジョンに挑むことになります。
ある意味ではトーデン兄妹に最も振り回された男。
本記事ではそんなシュローのプロフィールや人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」シュローのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | トールマン(人間) |
年齢 | 26歳 |
誕生日 | 6月13日 |
出身地 | 東方群島・ワ国 |
家族構成 | 父・母・弟2人 |
体格 | 身長180cm前後、BMI 23 |
好物 | そば |
苦手 | チーズ |
声優 | 川田紳司 |
シュローは元々、主人公のライオス一党に所属していた軽戦士(フェンサー)です。
外見は黒髪を頭の後ろで結わえた侍風の青年。
性格は基本冷静沈着な常識人ですが、やや引っ込み思案で人間関係に少し不器用なところがあります。
第1話でファリンがドラゴンに食べられた際、ドワーフのナマリと同時にパーティーを離脱。
当初はファリンを見捨てたと思われていましたが、後に実家から援軍を連れて再登場。
ライオスたちより堅実な方法でファリンを救い出そうと、彼なりに最善を尽くしていたことが判明します。
ちなみに本名は「半本俊朗(なかもととしろう)」ですが、ライオスたちには発音が難しかったため、シュローと呼ばれています。
剣の腕においてはライオスをも凌ぐ実力者
シュローは所謂侍であり、純粋な剣の腕においてはライオスをも凌ぎ、「この島の大概の戦士より強い」と評された実力者。
相手が剣ではどうしようもない化け物であることが多いので目立ちませんが、本当に白兵戦においては最強格で、その一撃はシーサーペントを一刀両断するほど。
ライオスたちと組んでいた時は、アタッカーとして止めを担っていました。
また侍だけでなく忍びとしての技術もある程度使えるようです。
ただ意外に感情に流されやすく、無茶をし過ぎて実力を発揮できないことも多いため、冒険者としてはライオスに一歩及ばない印象です。
「ダンジョン飯」シュローの実家
シュローの実家は東方の名家。
彼は裏稼業を担う一族の後継者で、ダンジョンには面白いものを探してこいという父親の無茶振りがきっかけで訪れていました。
ファリンがドラゴンに食べられた際には、彼女を救出するため実家に戻り、五人の女中(忍びの技を使える実力者)を連れてダンジョンに再び挑戦。
ライオスたちとは別口でファリンを救おうとします。
ライオスたちの下を去ったのは、その方が堅実で確実であると判断したため。
実際にはシュローのやり方では間に合わなかったわけですが、だからといってライオスのように無謀な挑戦ができるタイプの男ではありませんし、間違った判断ではありませんよね。
ちなみに連れてきた女中のマイヅルはシュローの教育係であり父親の愛人。
マイヅルは他の女中たちにかなり厳しい態度をとり、逆にシュローを悩ませていました。
また女中の内、イヅツミはダンジョン内で足抜けし、ライオスたちのパーティーに強引に加わることになります。
「ダンジョン飯」シュローとファリン(プロポーズ)
シュローはファリンに恋心を抱いています。
切っ掛けは、野営中にファリンが芋虫を宝石か何かのようにうっとりと眺めている横顔を見たこと。
曰く「一発で恋に落ちた」そうです。
その後、シュローは関係を深めるとかアプローチもそこそこにファリンにプロポーズ(空気の読めないライオスの妨害もあった)。
ファリンからは急すぎるということで、返事を一旦保留にされていました。
「ダンジョン飯」シュローとライオス
シュローはライオスから一方的な友情を抱かれていました。
ライオスは初めての同い年の友人ということでシュローのことが大好きだったのですが、シュローはライオスの大雑把で無神経で突拍子もない行動をとるところが苦手。
口には出していませんでしたが、内心はライオスからの一方的な友情に困惑していました。
ダンジョン内で再会した際には、ライオスがファリンを救出するため狂乱の魔術師に挑むという無謀な行動に出ようとしているのを見て、それまで溜まっていた鬱憤が爆発。
ライオスと殴り合いの大喧嘩に発展します。
シュローはライオスが苦手でしたが、同時にライオスのまっすぐさを妬ましく思ってもいました。
互いに本音をさらけ出したことでそれまでのわだかまりも解け、シュローとライオスは友人としての第一歩を踏み出すことになります。
「ダンジョン飯」シュローはその後どうなった?
物語のラストでは、ファリンは一部身体に魔物の部分が残ったものの無事に復活を果たします。
シュローもファリンと再会を果たしますが、二人がどうなったかについては本編では描かれていません。
ファンブックでは再プロポーズの様子が描かれてましたが、ファリンは婉曲な言葉でそれにお断り(全く脈なしではなかった)。
おまけ漫画でもファリンは王となったライオスと共に黄金郷(メリニ)に残り、あちこちフラフラしているようでしたから、結局シュローと結ばれることはなかったようです。
魔物の部分が残ったファリンがシュローと結ばれるのは、シュローの想いは別にして、立場的にも性格的にも難しかったでしょうしね。
あ、シュローは無事に家を継ぎました。
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