今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、射手(シューター)の王と呼ばれる人気キャラクター「二宮 匡貴(にのみや まさたか)」について紹介します。
二宮はボーダー隊員の中でもクールで強い大人として描かれる一方、作中でこっそりと描かれるお茶目で天面なキャラクターがファンに密かに愛される不思議なキャラクター。
恐らく最もファンにネタにされやすい男なのではないでしょうか。
これを狙ってやってる葦原先生は、ずるいよなぁ……
ワールドトリガー二宮匡貴のプロフィール(声優含む)
何故B級? B級ランク戦に君臨する魔王
ボジション | シューター(B級1位部隊 二宮隊隊長) 個人総合2位、シューター1位 |
年齢 | 20歳 |
誕生日 | 10月27日 |
身長 | 184cm |
血液型 | A型 |
星座 | とけい座 |
職業 | 大学生 |
好きなもの | 焼肉、ジンジャエ-ル、才能のある人物 |
声優 | 諏訪部順一 |
ボーダーB級1位部隊、二宮隊隊長というのが二宮の肩書きです。
「え? B級なの? A級じゃないの?」
そう思われるのはごもっとも。しかしその横をご覧ください。
個人総合2位、シューター1位……文字通りボーダーで一、二を争う実力者なのです。
実は二宮隊、元々はA級部隊だったのですが、当時二宮隊に所属していた鳩原が隊務規程違反を犯してしまい、降格処分を受けてしまったのです。つまり実力的にはボーダーでもトップクラス。
そのため二宮はB級隊員でありながら、A級隊員にも尊大な態度を崩しません。
才能のある人間を好む一方、そうでない人間には極めて辛辣。
一見すると傲慢なだけにも見えますが、自分にない技術(合成弾)を学ぶために、年下の出水に頭を下げて弟子入りするなど、ストイックで自分自身にも厳しい一面を持っています。
またボーダーに入った当初は、自分個人の実力に頼った戦い方をしていましたが、それを矯正するため東隊(当時のA級1位部隊)に入隊させられています。
そこで東隊長から「戦術って、スゲェ……!」と薫陶を受けまくったチョロい男(作者談)。
……だから作者はそんな読者の胸をくすぐる可愛らしい設定を作るなよ。
ちなみに焼肉とジンジャエールがお好きなようで、作中では、しばしば二宮隊の隊員たちと焼肉を食べに行くシーンが描かれています(飲み物は当然ジンジャエール)。
焼肉は元隊長の東さんも良く隊員を連れて行っているようですし、東さんから学んだリーダー論を忠実に守っているのかもしれませんね。
二宮隊は元A級4位部隊、降格の原因となった鳩原とは?
さて、B級に降格となってしまった二宮隊は元々A級4位の部隊(207話で出てきた昔の二宮隊のエンブレムに「A-04」の表記有り)。
同じく降格となり、今はB級2位の影浦隊が元A級6位ですから、現在のB級ランク戦は魔境ですね。
また、B級降格前にはネイバーへの遠征選抜試験にも一度は合格していたといいます(ただし鳩原の人が撃てないという欠点が理由で合格を取り消された)。
従来、遠征部隊に選ばれていたのは「ブラックトリガーに対抗できると判断された部隊」だけです。
そしてブラックトリガーは組織の勢力図や戦況を単騎で一変させる力を持つとされていますから、二宮隊の実力の高さがうかがえます。
ワールドトリガー、とにかく強い二宮匡貴、天才出水との違いは?
ネイバーから射手の王と呼ばれたその実力
トリオン | 14 |
攻撃 | 12 |
防御・援護 | 7 |
機動 | 6 |
技術 | 8 |
射程 | 6 |
指揮 | 7 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 62 |
これが二宮のパラメーターです。
ご覧のとおり、二宮はトリガーを扱うためのトリオン量のパラメーターが突出して高くなっています。
これは、後にトリオンモンスターと称される千佳や強化手術を受けたヒュースを除けばボーダートップの値。
基本的にトリオンをそのまま弾丸としてぶつけるシューターというポジションは「威力」だけでなく「射程」や「弾速」にもトリオンを注ぐ必要があるため、トリオンを近接武器として戦うアタッカーと比較して攻撃力が低くなりがちです。
しかし二宮の場合、その高いトリオン量から、シューターでありながらアタッカーを凌ぐ攻撃力を維持することが出来ており、作中では出会えば敗北を覚悟しなければならないMAP兵器として扱われています。
いや、この人がB級にいるって反則だと思いますね、ホント。ボーダー上層部はそのあたりも考えて処分を下せばいいのに。
トリオン量にものを言わせた戦い方、天才シューター出水との比較
しばしば、「二宮とA級1位部隊の天才シューター出水はどっちが上なの?」といった議論もありますが、二宮と出水ではタイプが全く異なります。
まず二人ともパワー、テクニックともに優れたシューターですが、その中でも二宮は力押し、出水は技巧派の戦い方を好むシューターです(二宮が力押しを好むのは、彼の場合はその方が強いからでもありますね)。
そして、二宮が「自分が直接敵を倒すポイントゲッター」であるのに対し、出水は「味方に敵を倒させるサポーター」として特に優れています。
どちらが優秀というわけではありませんが、二宮のようなタイプは少数派。
前述したように、二宮のような突出したトリオン量が無ければ、シューターは攻撃力に欠け、直接敵を倒すことには向いていないのです(この辺りの分析は「ガンナー/シューターランキングの考察記事」で)。
ちなみに得意技はトリオン量にものを言わせたフルアタック。
トリオン量で上回るヒュースでさえ、一度でも受けに回るとそのまま倒されてしまうと認めていますから、この戦術は圧倒的です。小細工よりも王道が強いという典型ですね。
ちなみに二宮は性格的に、力押しには力押し、戦術には戦術と相手の戦い方を受けて立つ面がありますので、強いて言うならばそのあたりが彼の弱点と言えそうです。
実際、それが決め手になってB級ランク戦最終ラウンドで三雲修に一杯食わされるわけですが……この場面は是非自分の目でご覧になってください。珍しい修の活躍と、負けてなお堂々とした二宮は必見です。
ワールドトリガー、二宮匡貴、数々のお茶目、天然な一面
さて、クールかつ大人、強すぎる二宮ですが、作中では数々のお茶目(天然中二)な一面を我々に見せてくれます(この二宮いじりを作者の悪ふざけととるか、愛ととるかは、意見の分かれるところでしょう)。
ランク戦中に雪だるまを作成
作中のB級ランク戦ROUND4において、終盤膠着状態に陥りタイムアップを待つだけとなったため、暇を持て余したのか二宮はランク戦の最中に雪だるまを作成しています。
その様子は他の隊員たちにもモニターされているのですが……気にならないのかな?
二宮の雪だるま製作を観戦していた隊員たちは、いったいどんな気分だったんだろう……シュールだ。
コスプレを嫌って隊服を黒スーツに → 結果、余計にコスプレ感が出てしまう
ボーダー隊員は隊ごとに独自の隊服を身にまといます。大抵はジャージのような動きやすいものが選ばれるのですが、二宮はそれがコスプレのようだと嫌い、黒スーツに。
それが結果として余計にコスプレ感が出てしまっていることに気づいていないと、作者直々にいじられています。
ちなみに、二宮隊のエンブレムは「血の王冠」。才能を愛する二宮のポリシーが現れたものですが……これもまた作者に中二だと断言されています。
う~ん、二宮さん本当にカッコいいんですけど……まあ、こういうちょっとズレてるところも魅力の一つなのかなぁ(苦笑)。
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